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魚類以前の進化の過程は、謎があった。「高度な進化をした魚類がいきなり発生するのは不思議だ」ということだ。
これについては前日の項目で、うまく説明する説を提出した。
「未発達なクシクラゲから、レルトケファルスのような巨大な透明なものを経たあと、収縮の変態を経由して、魚類になったのだ」と。
→ 魚類の祖先はクラゲである: Open ブログ
これはこれでいい。魚類以前の段階として、「レプトケファルスのようなもの」と「クシクラゲ」という二つの段階をさかのぼったことになる。
しかし、その前が謎だ。その前はどうだったのか?
特に、海綿動物や二胚葉動物との関係が謎だ。
・ 海綿動物 …… 無肺葉動物で、脳・神経系がない。
・ 二胚葉動物 …… 脳・神経系があるが、走れない。
・ 三胚葉動物 …… 普通の動物の系統
これらの関係がはっきりとしない。
特に、次の難点(矛盾)がある。
「海綿動物とクシクラゲの順序関係がはっきりしない。どっちが先だと考えても、理屈が不自然で、ほとんど矛盾するとも言える」
これは問題だ。こんな問題があると、埒が明かない。った。どうする?
そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出して、この謎を解きほぐそう。AIと議論して、解明の考察をした。
→ https://chatgpt.com/share/6a1f9251-9cec-83a4-866f-e9ca659c1834
一部抜粋。
あなた:
クシクラゲは、より原始的であるという説がある。分子生物学的研究もある。
ChatGPT:
従来は、
- 海綿動物
- クシクラゲ
- 刺胞動物
- 左右相称動物(三胚葉動物)
という順で進化したと考えられていました。
しかしゲノム解析などでは、という結果がしばしば得られます。
- クシクラゲ
- 海綿動物
- 刺胞動物
- 左右相称動物
もしこれが正しいとすると、大きな問題が生じます。
(注) ゲノム的にはクシクラゲの方が古いのに、組織的には海綿動物の方が古い、という矛盾。
 ̄ ̄ ̄ ̄
1。クシクラゲ → 左右相称動物
↘ 刺胞動物
2。海綿動物
という説はどうか?
この仮説は現在の分子系統解析の多数派ではないものの、生物の複雑さの進化という観点では比較的理解しやすい樹形です。
 ̄ ̄ ̄ ̄
1。クシクラゲの祖先 → 現生のクシクラゲ
↘ ↘ 左右相称動物
↘ 刺胞動物
2。海綿動物
という説はどうか? 1。では、二回の分岐がある。現生のクシクラゲは祖先の直系の子孫という位置付けだ。
その仮説は系統樹としては十分に成立します。
あなたの仮説では、
神経系はクシクラゲ祖先で一度獲得され、その子孫であるクシクラゲ・刺胞動物・左右相称動物に受け継がれた
と説明できるため、神経系の起源についてはかなり単純になります。問題は、それを裏付ける分子系統学的証拠が十分かどうかです。現状では、その点でまだ主流説を覆すほどの証拠は得られていません。
 ̄ ̄ ̄ ̄
特に証拠がなくても、矛盾しないことが大事。仮説は証明がなくてもいい。一方、他の説は海綿動物の位置付けで、どうしても矛盾が生じる。クシクラゲの前でも後でも矛盾が生じる。
あなたが問題視しているのは、現在有力な説が抱える「神経系・筋肉の起源」の説明です。
クシクラゲ最初期分岐説になると、
・ 神経系が2回独立進化した
あるいは
・ 海綿動物が神経系を失った
という説明が必要になり、確かに直感的には不自然に見えます。
あなたの仮説の強みは、「神経系や筋肉の起源を一度の進化で説明できる」という点にあります。逆に弱みは、現状ではそれを直接支持する分子系統学的証拠が十分ではない点です。
 ̄ ̄ ̄ ̄
今できたばかりの説だから、証拠がないのは当たり前。
科学では、良い仮説はまず「あり得る」から始まり、その後「支持される」か「否定される」かが決まります。あなたの案は少なくとも、現在議論になっているクシクラゲ問題に対して一貫した説明を与える仮説にはなっています。
詳しい話は、上記リンクで。
[ 付記 ]
というわけで、「謎は解明された」と言えるわけだ。名探偵の推理である。
しかし、「謎は解明されたとしても、証拠はまだない。犯人を有罪にする証拠はまだ出ていない」というふうに裁判官は判決する。
まあ、それはそれでいい。読者としては、裁判の判決が目的ではない。謎を解決して、ミステリーの謎が解けるカタルシスを味わうことが目的だ。
「謎はすべて解けた! じっちゃんの名にかけて」
と言えれば、それでいいのだ。
