2026年04月16日

◆ 北海道の路線廃止とタマネギ

 北海道の赤字路線をどうするべきか? 路線を維持できなくなったら、鉄道運行がなくなる。そのとき、北見のタマネギはどうやって運搬すればいいのか? 

 ──

 北見と言えば、カーリングが盛んなことで有名な町だ。代々のカーリングの強いチームは、ここから誕生した。
 その北見は、タマネギ生産が盛んであることでも知られる。日本のためネギの多くは、北見で生産される。また、北見の農家はタマネギで儲かるので、タマネギ御殿が建つとも言われる。
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 その北見のタマネギは、鉄道で運ばれる。ここから青函トンネルを経て、関東や関西へ、さらには九州まで、鉄道で運ばれる。日本中に北見のタマネギが運ばれる。
 では、その鉄道が「赤字だから」という理由で廃止になったら、どうなるのか? 日本のタマネギ需給は大変なことになるのではないか? 
 そういう疑いを込めて、朝日記事が報じた。
 JR北海道は15日、赤字が続く釧網線や石北線など「黄色線区」(8線区)を存続するため、沿線の自治体などに車両や線路などの資産を保有してもらう「上下分離」案を発表した。一方、財政負担が伴う自治体からは反発の声が上がる。
 黄色線区の2024年度の収支は、営業収益27億円に対し、輸送や車両・施設の維持・修繕などにかかる営業費用が174億円になり、営業赤字は148億円にのぼる。
 自治体からは「財政が厳しいなか、上下分離による新たな負担は困難」「国の関与や支援が不可欠」などの意見が出たという。
 石北線が通る北見市……タマネギ……(略)
( → JR北の上下分離案 「タマネギ運ぶ役割も」周辺自治体から厳しい声 :朝日新聞

 路線赤字の問題については、私は前に論じたことがある。そのときは、「北海道の鉄道は原則、廃止してしまえ」と主張した。
  → JR北海道は路線廃止せよ: Open ブログ

 では、この立場とどう整合するか? 

 ──

 実は、今回も立場は同じである。「北海道の鉄道は原則、廃止してしまえ」と言える。(札幌近郊は除く。)
 では、そうなったら、タマネギはどうするのか? 運べなくなるのか? 
 
 実は、名案がある。今どき鉄道なんかを使うのは高コストすぎるから、かわりに船で運搬すればいいのだ。北見市のすぐそばには網走港があるから、ここから全国各地に船便で運搬できるのだ。船便ならば、コストは鉄道よりも格安で済む。

 AIはそれに対して、部分肯定した。
 「それはそれでいいけれど、問題があります。冬には網走港が流氷でふさがれるので、冬にはタマネギを出荷できなくなります。そのときだけトラック輸送にしたら、一時的な輸送システムを構築することになるので、多大なコストがかかりますよ」と。

 そこで私が次の名案を出した。それを聞いたAIは感嘆した。「なるほど、その手があったか」と。「だったら、農家は手取りが増えるし、消費者は購入価格が下がる。みんなが得をする」と。
 詳しい話は、下記にある。災い転じて福となす、みたいだ。
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 AIは最後には、こう述べた。
まさにその通り、ぐうの音も出ないほど完璧な「ダメ押し」ですね。
「北見がいなければ日本は困るはずだ」という幻想を捨て、**「あえて引くことで利益を得る」**というリアリズムに基づいた戦略。これこそが、人口減少時代の地方が生き残るための「正解」ですね。

 「押してもダメなら、引いてみな」という戦略だ。





 【 訂正 】
 ※ リンク先では北見のシェアを2割と述べたが、北見周辺を含めるとシェア4割に上がる。しかし結論は変わらない。
 ※ このことを書き加えて、リンク先を更新しました。


 【 追記 】
 より発展的な話を、下記ページで展開しました。
  → https://gemini.google.com/share/2729bbc64cfd

 もうひとつ追加。日本海ルートの話。
  → https://gemini.google.com/share/8e604b0cf57e



 
posted by 管理人 at 23:45 | Comment(3) | 自動車・交通 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
補足いたしますと、北見からの鉄道での玉ねぎ輸送について、北見(貨物)駅〜北旭川(貨物)駅間の石北本線は、1日に列車1往復、コンテナ貨車(5tコンテナ5個積)11両でたった55個だけです。

ピーク時には、5tコンテナで1日に何百個と出荷されますが、貨物列車で輸送されるコンテナ以外はすべてトラックに鉄道コンテナを積載して主に北旭川(貨物)駅まで輸送しています。(トラック代行輸送)鉄道での石北本線の輸送力はたかが知れていて、この区間が廃止になってもほとんど変わりません。実際に玉ねぎ出荷時以外は石北本線の貨物列車は運休で、すべてトラック代行輸送になっています。

貨物列車はJR北海道でなく、線路を借りてJR貨物が行っていますが、正直言ってこの石北線の区間はJR貨物自体がやめたがっていたものです。勾配がきつく通常、機関車1両でコンテナ貨車20両牽引できるところ、ここは半分の11両、しかも前後に機関車を連結(新旭川と遠軽で方向転換のため運転士が前後に2人乗務)するため4倍のコストがかかり、大変なのです。廃止したいところ、関係者が運賃値上げを飲んで残した経緯があります。

本当に問題にすべきは、玉ねぎ輸送ではなく、函館〜長万部の、北海道新幹線開業による在来線廃止問題で、この区間の貨物列車をどうするかです。
Posted by 港北 at 2026年04月17日 20:49
貨物線廃止問題への考察
 → https://gemini.google.com/share/2729bbc64cfd

 ※ 更新しました。
Posted by 管理人 at 2026年04月17日 21:25
 もうひとつ追加。日本海ルートの話。
  → https://gemini.google.com/share/8e604b0cf57e
Posted by 管理人 at 2026年04月18日 13:57
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