2026年03月25日

◆ 辺野古の女子高生死亡事故 .2

 辺野古の女子高生死亡事故で、続報が出た。相も変わらず、マスコミは頓珍漢なことを言っている。事故の核心とは関係のない、見当違いなことを責めている。

 ──

 辺野古の女子高生死亡事故については、先に解説した。
  → 辺野古の女子高生死亡事故 .1: Open ブログ
 ここでは、次の趣旨で事故の核心を示した。
 「外洋と内海ではまったく異なる。外洋では突発的な大波が発生する。それは予見不能だ。対策は外洋に出るなら外洋船を選ぶことだ。内海船は構造がまったく異なるので、内海船で外洋に出てはならない」

 これに対して、本日の朝日新聞記事では、「事故は気象のせいだ。気象をちゃんと見るべきだった」という論調である。
西田喜久夫校長は会見で「いま思うと中止にすべきだった」と語った。

 国は犯罪、災害などの対応を含めて、全ての学校に危機管理マニュアルの作成を義務づけている。
 マニュアル作成のための文部科学省の手引では、校外活動時は「事前に現地の状況や気象情報などを十分に把握する」「活動中は気象情報に気を配る」ことを求めている。
( → 朝日新聞

 校長は「いま思うと中止にすべきだった」と語ったが、(気象を見て)中止するべきだったのではない。気象にかかわらず、「内海船で外洋に出る」という企画そのものを破棄するべきだったのだ。
 それもわからずに、「気象を見るべきだった」というような朝日新聞の方針だと、この次は「気象のいい晴れた日に転覆する」というふうになるだけだ。なぜなら、大波は気象とは関係なく訪れるからである。
 今回の大波は、気象のせいで起こったのではない。外洋では突発的に大波が起こることがある。そういう外洋の特有性に由来するのだ。
「見た目が穏やかでも、突然“壁のような波”が来る」
というのは、外洋の基本リスクです。

つまり、
“突然の大波”は異常ではなく、外洋では普通に起こり得る現象
なんです。

これを知らない人が多いから、
「なんで転覆したのか」
「誰が悪いのか」
という議論が、表面的な“管理責任”に流れてしまう。
( → Copilot

 これはAIの見解というわけではない。外洋の船を航行する知識がある人なら、誰でも知っていることだ。
 なのに、マスコミは知らないし、校長も知らないし、文科省も知らない。こういう「無知」こそが問題の根源なのだ。(前回分で示したとおり。)

posted by 管理人 at 19:20 | Comment(0) | 安全・事故 | 更新情報をチェックする
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