2026年01月01日

◆ 量子コンピュータの原理

 量子コンピュータは同時に多数の計算をするので、従来型コンピューターの何倍もの高速処理ができる、と言われることがある。それはほぼ誤解である。

 ──

 量子コンピュータは従来型コンピュータと比べるべきものではない。それは魚よりも鳥の方が早く飛べるのを見て、「鳥は魚よりも圧倒的に早く泳げる」と解釈するような誤解である。両者は扱う範囲が原理的に異なるのだから、比較するべきものではないのだ。

 量子コンピュータはたしかに圧倒的に高速に計算できるが、計算できる事例の対象はごく限られている。理由は量子コンピュータの原理に基づく。
 この原理ゆえに、従来型コンピュータによりも圧倒的に高速になることもあるが、扱える範囲はごく小さくなる。

 では、原理とは何か? ……そのことを、以下で示そう。私が語るのは面倒だから、AIに語らせるように仕向ける。

quon-comp.jpg





 [ 付記 ]
 以上で、量子コンピュータの基本原理を説明した。

 さて。このことを今さら話題にしたのには、理由がある。「量子コンピュータの応用範囲が広がった、という報道が出たからだ。
 米グーグルが、物理的に意味のある計算で量子コンピューターが従来の計算機を凌駕(りょうが)する「量子優位性」を示すアルゴリズムを開発・実証したと発表した。
 具体的には、分子構造を調べる「核磁気共鳴(NMR)」と組み合わせる手法だ。NMRは分子内の二つの原子核スピンが及ぼし合う力から2点間の距離を測る。ただ、その距離が長いと信号が弱く、測定できないという課題がある。
 これをクリアしようと、チームはOTOCを使った。分子内の広範な原子核スピンが複雑に相互作用した結果を反映することから、より長い距離も測れると考えた。
 チームは、二つの有機分子について、それぞれNMR実験でOTOCを測定。その値と合うように、量子コンピューター上で分子構造をシミュレーションすると、推定した水素原子間の距離などがNMR実験の結果と一致した。
( → 速度、スパコンの1万3千倍 米グーグル「アルゴリズムを開発」 量子コンピューター:朝日新聞

 量子コンピュータで実用的な事例がひとつ見つかった、という記事。これから「実用性のある範囲が広がった」というふうに述べているが、逆に言えば、これまでは実用性のある事例がほとんどなかった、ということの裏返しでもある。それほどにも実用性のある事例が限られているのだ。

 だからこそ、上記のように、限られた事例を発見したことが話題となる。犬が人を嚙んでもニュースにならないが、人が犬を嚙むとニュースになる。



 [ 補足 ]
 巡回セールスマンの問題は、近似解でも答えを出せる。では、どのくらいの精度で? 
 この質問については、次の回答が出た。

 「モンテカルロ法を用いた手法では、高い精度の近似解が出る。
 (数千都市規模)で:平均誤差 0.01〜0.1%
           多くの問題で真の最適解と一致
 10万都市規模の実験でも数秒〜数分で実用解を得る」


 とのことだ。
  → https://chatgpt.com/share/68fa2801-ddd8-8007-89f4-7325ac4d54dd

 量子コンピュータを使わなくても、高速な近似解だけで十分実用的になるようだ。




 ※ 元の文書は
  → https://chatgpt.com/share/68f9d9e8-ad7c-8007-8f11-9aa9110a11d8




posted by 管理人 at 20:05 | Comment(0) | コンピュータ_04 | 更新情報をチェックする
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