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「炭酸ガスは環境破壊をして有害なのだから、植物にとっても有害だ」
と思い込んでいる人もいるようだ。だが、待ってほしい。植物は炭酸ガスを吸収して成長するのだ。炭酸ガスは植物にとっては御馳走だ。つまり、話は逆だ。間違えないでほしい。
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「そんな馬鹿な話をするな! 小学生の理科じゃあるまいし」
と思う人もいるだろうが、さにあらず。大学の専門家(植物学)が、そう言っているのだ。嘘みたいだが、ホント。街路樹の樹種では、イチョウからさくらに交替しつつある、という話を述べて、その理由を論じている。
最も多いイチョウと2番目のサクラ類がともに52万本で、ケヤキ45万本、ハナミズキ35万本、トウカエデ30万本と続く。イチョウは1987年以降1位を独占しつつも近年は減少傾向にあり、サクラがほぼ同数に迫っている状況だ。
兵庫県立大の赤沢宏樹教授(緑地計画学)によると、サクラ類は環境汚染に弱く、「(排ガスの少ない)ハイブリッドカーが出てきてから、増えている」と解説する。
( → (街路樹のこと:中)変わる社会、樹木にも流行の波:朝日新聞 )
ここで言う「(排ガスの少ない)ハイブリッドカー」とは、どんなものか? 「燃費の良い車」のことだ。これは、石油を食わないので、エコであり、環境に良い。
ただし、その意味は、「燃費の良い車」イコール「炭酸ガスの排出量の少ない車」であるから、「炭酸ガスの排出量の少ない車は、環境汚染が少ないので、環境汚染に弱いサクラには好都合だ」ということだ。
ここでは、「植物にとっては炭酸ガスは有害だ」ということになっている。
しかし、それが間違いであることは、小学生でも知っている! 「植物にとっては炭酸ガスは、有害であるどころか、栄養だ」というのが正しい。
上の学者は、とんでもない勘違いをしている! 朝日新聞もそうだ。誤報だね。
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では、正しくは? サクラが増えたのは、
「(排ガスの少ない)ハイブリッドカーのおかげ」
ではない。ハイブリッドカーは関係ない。
では何が関係するかというと、単純に、排ガス規制のせいだ。それも、乗用車でなく、トラックのようなディーゼル車の排ガス規制だ。ガソリン車に比べてディーゼル車の規制は大甘だったが、それが段階的に次々と規制されるようになった。詳細は下記。
→ 自動車排出ガス対策 - 環境技術解説|環境展望台:国立環境研究所 環境情報メディア

1974年以降、大幅に強化されている。そのおかげで、環境汚染に弱いサクラが増えるようになったのだ。ここでは、規制強化が主因だ。ハイブリッドは関係ない。ハイブリッドが影響すると思っているのは、「植物にとって炭酸ガスは有害だ」と思い込んでいる、炭酸ガス脳の学者だけだろう。頭に炭酸ガスが詰まりすぎだ。


私に聞く前に、リンク先の文書を開きましょう。そこにちゃんと記してある。グラフ付きで。
※ 亜硫酸ガスは SOx (硫黄)であり、亜硝酸ガスは NOx (窒素)なんだから、その項目を見ればいい。
本項及びリンク先のグラフを見ればわかるように、長年をかけて大気汚染は激減しています。だからサクラも育つようになった。サクラを植えたがるように好みが変わったのではなく、サクラを植えてもサクラが枯れないように環境が変化したのです。サクラを植えたがるようになったのではなく、サクラを植えることができるようになったのです。人の心が変わったのではなく、都市環境が変わったのです。
ついでに言えば、花粉症も激減した。ディーゼル車の規制を始めた前後で、私の花粉症はほぼ完治した。花粉症の原因は、大気汚染なんだ。杉のせいじゃない。
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なお、本項の趣旨は、「炭酸ガスが減ったから、街路樹が育ちやすくなった」というエセ論理の指摘です。
間違いを指摘しているのが主旨であって、真相の分析は二の次です。