( 前項 の続き )
三菱重工を抜本的に改革するには、どうすればいいか?
──
( ※ 本項の実際の掲載日は 2023-04-15 です。)
前項では、MRJ の失敗を考察した上で、「三菱重工が能力不足なのが根源だ」と述べた上で、「会社を抜本的に改革する必要がある」と述べた。
さて。そこで問題だ。抜本改革の必要性があるとして、それをちゃんとできる人物がいるか? 打ち出の小槌じゃあるまいし、「ほしい」と言ったら、ホイと出てくるか? そんな人物が、都合よくいるものだろうか?
簡単には見つかりそうにない。困った。
──
そこで、困ったときの Openブログ。うまい回答を出そう。こうだ。
「それにはうってつけの人物がいる。それは、つい先日、日本で一番大きな会社を辞めたばかりの社長だ」
──
実を言うと、先日、次の項目を書いた。
→ 豊田章男は晩節を汚す: Open ブログ
ここでは、豊田章男を批判したが、それはあくまでもトヨタ自動車の社長としての話だ。
一方、三菱重工みたいなダメ会社の社長になるなら、話は別だ。ダメ会社を抜本改革するには、豊田章男は適任だろう。能力は申し分もない。才能もまだ錆びついてはいないだろう。
自工会の会長なんかで収まっていないで、お国のためにひと踏ん張りしてもらいたいものだ。あまり老いてはいないし、完全引退するには早すぎる。
この人以外の適任者は、まず考えられない。
[ 付記 ]
豊田章男はどうして適任者だと言えるか? 彼が特別に能力が高いからか? 稲盛和夫のように?
いや。違う。むしろ逆だ。豊田章男は、ろくに能力がない。特別傑出した才能があるわけではない。むしろ、文系の大学卒で、理系の技術には弱いと自覚していただろう。これは致命的ですらある。
しかし、豊田章男には特別な美点があった。それは、自分の無能さを理解していたことだ。彼は自分が才能不足だということをはっきりと自覚していた。だから、決して驕らなかった。自分の不得意な分野をきちんとわきまえていたので、不得意な分野では、我を張ろうとはせず、優秀な部下の言うことに耳を傾けた。
豊田章男の美点は、彼に才能がないことを理解した上で、才能のある部下を重用したことだ。「部下の力量を十分に生かす」── これこそが、優秀な経営者の資質であり、豊田章男にはそれがあった。自分の無能さを理解していたがゆえに、驕ることなく、優秀な部下に頼った。
これが豊田章男の成功の要因だ。
※ 彼が三菱重工の社長になったら、自己流の方針をつらぬくのではなく、トヨタから優秀な部下をたくさん連れていって、優秀な部下に改革を任せるだろう。それこそが豊田章男に期待されることだ。
2023年04月11日
この記事へのコメント
最後に [ 付記 ] を加筆しました。
Posted by 管理人 at 2023年04月15日 22:43
三国志で言うと劉備みたいな感じでしょうか。
Posted by たむ at 2023年04月16日 06:16
コメントを書く
過去ログ
