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スーダンの紛争で邦人の退避が話題になった。
→ スーダンから邦人の退避: Open ブログ
原因は何か? マスコミの解説では「政府軍と対立勢力との内戦(権力争い)」というふうに報じられている。だが、そうした軍事的な紛争の背景には、アフリカの飢餓と貧困がある。
スーダンという国は、もともと飢餓と貧困で悩んでいる国だ。下記に情報がある。
→ https://x.gd/4aPKL
しかも、ことは、スーダンだけの問題ではない。周辺国も同様だ。たとえば、スーダンの近くにソマリアという国がある。

ソマリアでも、飢餓はひどい。前に朝日新聞が報道したが、ただでさえ飢餓と貧困がひどいのに、異常気象で食料生産が壊滅的な状態になっているという。
子どもたちを死の淵に追いやったのは、この国を襲っている気候変動だ。
ソマリアと隣国のケニアやエチオピアは、気候変動の影響とみられる過去40年で最悪の干ばつに襲われている。1年に2回ある雨期が4期続けて少雨に終わり、5期目の現在も十分な雨が降っていない。5期連続の少雨となれば、前例がない異常事態だという。
国連によると、670万人が食糧難で、うち30万人以上が年末までに壊滅的なレベルの飢餓に直面。来年6月までに5歳未満の子180万人が急性栄養失調に陥ると推計されている。
ソマリアでは2011年、長期の干ばつによって国連が飢饉(ききん)を宣言し、約26万人が死亡した。
国連世界食糧計画(WFP)ソマリア事務所の広報官ペトロック・ウィルトン氏は「気候危機が主な原因となり、ソマリアはいま、飢饉の瀬戸際にある。11年の飢饉の死者の半数は、飢饉が宣言される前に亡くなっている。宣言を待っている場合ではない」と指摘。
( → 終わらぬ干ばつ 飢える子どもたち 記者が見た気候危機のソマリア:朝日新聞 )
こうしたなかで、内戦も起こりがちとなるようだ。
中でもソマリアは、イスラム過激派「シャバブ」によるテロや紛争が絶えないため、経済活動や援助物資の輸送も滞り、危機的な状況だ。
飢餓の中で戦争をするなんて、馬鹿げているように思えるが、何もしないでいれば餓死するだけなので、「餓死するぐらいなら戦争でも何でもやってやる」と思う人も出てくるから、それを利用してやろうとする悪魔のような強欲資産家が介入してくるのだろう。
( ※ 武器商人に、そそのかされたせいかもしれない。米国のゴールドラッシュで一番儲けたのは、スコップを売る人であったように、戦争で一番儲けるのは、武器の商人である。坂本龍馬みたいな。)
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さて。アフリカではどうして飢餓が起こるのか? たしかに地球温暖化による異常気象は問題だが、アジアや欧州や米国でなくアフリカだけで特異的に飢餓が起こるのはどうしてだろうか? 異常気象というだけなら、アメリカでも異常気象でオレンジが壊滅的になったが、別に餓死者は出ていないのだが。
その理由は統計を見れば明らかだろう。アフリカの人口増加だ。それも、爆発的な増加だ。グラフをみればわかる。

出典:国連の孫引き
出典となる記事には、こうある。
どの地域で人口が増えるのかをみてみます。世界をざっと6地域に分割して考えると、アジアとアフリカの存在感が圧倒的です。さらに人口増加のほとんどがアフリカで起こることがわかります。
驚くべきは赤色のアフリカで、2015年時点に12億人だった人口は、2050年には25億人、そして2100年には44億人へと、85年間で32億人増加しています。世界人口の増加予測が39億人ですから、人口増加分の8割超をアフリカが占めることになります。
これほどにも人口が急増しているのだ。とすれば、若干の餓死者が出たとしても、まだまだお釣りが出る。
逆に言えば、大量の餓死者が出るのは、あまりにも過剰な人口増加があったからだ、とも言える。
とすれば、餓死者を減らすための最善の方法は、「出産を抑制することだ」と言えよう。つまり、アフリカでは、日本などの先進国が「少子化」に悩むのとは逆に、「人口増加」「人口爆発」に悩んでいることになる。
国連などは、「食料援助を」と求めているが、食料をいくら援助しても、限度がない。ますます人口が増えて、ますます餓死者が増えるだけだ。となると、最善の策は、食料を贈ることではなく、避妊手段を贈ることかもしれない。
そのために有効な策は何か? たぶん、教育と文明だ。人々が教育と文明の下で、高い知性を得て、高い文化的生活を望むようになるといい。すると、高所得を求めて、結婚年齢が上昇するので、自動的に、少子化が進むようになる。そのことは先進国が示している。
高い知性 → 高い文化的生活 → 高所得 → 結婚年齢が上昇 → 少子化
という経路だ。
→ 次項 に続く。
