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電力価格の高騰では、石油や LNG の価格高騰が理由となった。といっても、日本の価格高騰は、たかが知れている。欧州ではもっとひどいことになっている。ガス代や電気代が5倍になったとか、10万円になったとか、暖房費が出せないので冬場には暖房を一切使わないとか、滅茶苦茶な話が聞こえてきた。日本は欧州ほどひどくはないので、マシだった。
さて。ここで疑問が生じる。石油や LNG を輸入しているのは誰か? どの会社か?
それには、次のように答える人が多そうだ。
「そんなのは決まっている。石油を輸入するのは石油会社であり、LNG を輸入するのはガス会社だろ」
と。まあ、それは当り前の発想だ。だが、現実にはそうではないようだ。というのは、石油会社やガス会社は、外国の原産国の会社と交渉するだけの交渉力がないからだ。ろくに英語もできないので、うまく交渉ができない。
ではどうするかというと、自社では交渉しないで、商社に頼む。原産国と日本の会社との間に、商社が介在して、双方を仲立ちするのだ。
このことは、特に、LNG において顕著であるようだ。石油の場合には、出光のような会社が原産国と直接取引をすることもある。他の外国資本系列の会社は、外国資本の親会社(エクソンモービルなど)から仕入れることもある。その意味では、石油の場合には、商社の介在する余地は少ないようだ。
一方、LNG の場合には、商社の介在が大きな割合を占める。
→ 天然ガス高騰で改めて総合商社に注目:脱炭素で重要な役割を果たすLNG
→ 三菱商事は2兆円規模、LNG投資を積極化する総合商社たちの戦略
欧州がエネルギー危機を迎えていたのに、日本がさほどひどくならなかったのは、商社の活躍があったからだ、とも言えそうだ。
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さて。商社というのは、日本独特の会社組織であるようだ。
→ https://x.gd/51fI4
では、その起源はどこにあるか? どうやら、坂本龍馬の作った会社であるようだ。
日本の商社の起源は、江戸時代末期、坂本龍馬が勝海舟とともに組織した「亀山社中」という海運会社と言われています。「亀山社中」は物資の運搬や貿易の仲介を主な仕事としており、倒幕運動に必要な軍備を手に入れたい薩摩藩と長州藩に向けて外国の軍備品を販売していました。
( → 坂本龍馬から始まった?就活に役立つ総合商社の歴史を解説 )
それで思い出したが、長崎にある有名な「グラバー邸」の主であるグラバーは、明治の初期の武器商人だった。
→ 「トーマス・ブレーク・グラバー」坂本龍馬や薩長に協力した幕末の武器商人!
一方、相手側となる幕府側には、会津藩などがあり、ここと取引をしている武器商人もあった。有名なのは、スネル兄弟 の弟だ。弟は武器商人で、兄は将軍となった。
この話は、NHKの「歴史探偵」で詳しく報道された。( 2023年2月1日 )
→ https://x.gd/8g9t4
→ [歴史探偵] 戊辰戦争に登場!幕末最強の武器たち | NHK - YouTube
番組の内容解説は:
→ 【感想】NHK 歴史探偵「幕末へGO!外国人と戊辰戦争」を視聴しました
一方、番組とだいたい同じような内容の話を、5年前に公開した人もいる。
→ 幕末・維新期の武器商人の明暗 〜 グラバーとスネル 〜
ついでだが、武器商人でなく軍人となった人もいる。映画「ラストサムライ」のモデルとなった、ブリュネという人だ。
→ ラストサムライといえばトム・クルーズ?いえいえブリュネさんこそが真の侍です!
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本項では、話がとっちらかってしまったが、「物事の背後には、活躍した人が隠れているので、そこに目を向けよう」という趣旨となっている。
