――
コロナ第6波の感染者が爆発的に増えている。
東京都は21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに9699人確認されたと発表した。3日連続で過去最多を更新した。
( → 新型コロナ: 東京都、新たに9699人感染 7日平均で前週の3.2倍: 日本経済新聞 )
長期的には、第5波を上回る急上昇だ。

出典:Worldometer
――
こういう状況なのだから、政府はしっかり対策するべきなのに、まともに対策していない。あきれるほどだ。その難点を具体的に指摘しよう。
まず、感染の事例として、次の例を紹介する。
ワクチンを2回接種した人どうしで、少人数で飲みに行ったあと全員の感染が分かったケースもあります。
3人が訪れた店は、入り口に消毒液が置かれ、換気も行われていました。
また来店したとき、ほかの客は4人のグループだけで、店内はすいていたといいます。
男性と同僚2人は、このグループとは2メートル以上離れた場所に座っていたほか、テーブルの端にはほかの客と仕切るためのアクリル板も置かれていました。
ただテーブルは直径1メートル程度の円卓で比較的小さく、男性と同僚の間を仕切るものは無かったということです。
( → ワクチン2回接種どうし 少人数で会食も全員感染 新型コロナ | 新型コロナウイルス | NHKニュース )
この例を見ても、現行の対策がザルであるとわかる。
(1) 認証制度
この店が認証店であるかどうかは不明だが、認証店である条件は満たしているように思える。というのは、認証制度そのものが大甘であるからだ。
「パーティション(アクリル板)と、座席間の距離の、どちらか一方が満たされればいい」
「座席間の間隔は、1メートル以上あればいい。この間隔とは、体と体の間にある空間の距離ではなく、体の中心間の距離である。横にいる人との間の空間は、40cm もあれば合格である」
人体 空間 人体
60cm 40cm 60cm
←――――→←――→←――――→
←――――――――→
100cm
この件は、前に詳しく述べた。
→ 感染防止と第三者認証制度: Open ブログ
現行では、「蔓延防止重点措置」というのがなされている。
→ 13都県にまん延防止等重点措置 各地の時短営業などの方針は | NHK
そこでは「認証制度」というのが言及されていて、認証を受けた店では、制限がいくらか緩和される。そこで言う「認証制度」というのは、上記の「第三者認証制度」と同様である。
→ 「マスク飲食実施店」認証制度のご案内 - 神奈川県ホームページ
→ マスク飲食実施店認証条件(詳細)
というわけで、認証の条件が大甘である状況は、今になっても以前と変わっていないわけだ。
だから、パーティションもないし、人の間隔もろくにない店で、3人がすべて感染するという事例も発生したわけだ。
(2) 会食の人数
認証店では、3人どころか5人以上の会食まで許容されている。
東京都は……5人以上で認証店を利用する場合は、ワクチン接種証明アプリ「TOKYOワクションアプリ」などを活用することを奨励。一方、非認証店ついては、会食人数の制限は1グループ4人以内まで、酒類の提供は午後9時までとする現在の要請を継続する。
( → 東京都、飲食店の「人数制限」を再び4人以内に。大阪、熊本など各地の状況は? | Foodist Media by 飲食店.COM )
こんなに多人数の会食を許容するのだから、呆れるほかはない。
私は前から言っているが、会食の条件は「2人まで」にするべきだ。3人以上は許容するべきではない。そうしていれば、冒頭のような感染の事例も起こらなかったはずだ。
なお、「3人以上の会食がないと困る」というような飲食店は、ほとんどないだろう。居酒屋は別として、レストランでは、ほとんどの席は2人である。9割以上は2人席だと言える。(コロナ流行前)
とすれば、「2人まで」と限定したとしても、店は対して損失は受けないのだ。やたらと感染の危険性の高い「4人」とか「5人以上」とかは、しっかり禁止するべきだ。さらにはなるべく、「3人」も禁止するべきだ。
(3) 時間制限
一方で、「午後8時まで」という時間制限は、ナンセンスである。人数でなく時間で制限しても、感染を減らす意味はない。単に「居酒屋の客を減らす」という意味しかない。これでは、「コロナ対策」というよりは、「居酒屋いじめ」の効果しかない。馬鹿げている。
結果的に、居酒屋は時短営業に耐えかねて、次々と休業するハメになっている。
居酒屋「ミライザカ」「鳥メロ」を運営するワタミは13都県で、居酒屋を中心とする直営50店舗で休業準備を進めている。広報担当者は「都心部から離れた店舗などでは仕事帰りの客が入店するのは午後8時からが多いこともあり、休業を決めた」と話す。客足によっては休業する店をさらに増やす可能性があるという。
養老乃瀧は直営16店舗の休業を決めた。「この1週間で来店客は激しく減っている。営業を続ける店でも厳しい状況が続くだろう」(広報)。「土間土間」「北海道」を展開するコロワイドも休業する店が出てくる見通しだ。
ハイデイ日高は埼玉県の焼き鳥店10店舗を21日から休業する。
( → 居酒屋、「時短より休業」も すでに客激減・接種確認「店に負担」 まん延防止:朝日新聞 )
コロナ対策はろくにやらないくせに、居酒屋が儲かる時間を営業禁止にすることで、居酒屋をつぶすことばかりに熱中している。
(4) 酒の禁止
酒の禁止も同様だ。酒でコロナが感染するわけじゃあるまいし、酒を禁止しても意味がないのに、意味がないことばかりを強要する。そのせいで、「料理よりも酒で儲ける」という飲食店のビジネスモデルを破壊して、飲食店の利益を激減させる。
コロナ対策はろくにやらないくせに、飲食店が儲かる酒を販売禁止にすることで、飲食店をつぶすことばかりに熱中している。
――
結論。
結局、政府がやっていることは、コロナ対策ではなくて、コロナ対策に名を借りた「居酒屋・飲食店いじめ」であるにすぎない。コロナをつぶすことはやらないくせに、店をつぶすことばかりはさんざんやっている。攻撃目標を完全に間違えている。
[ 付記 ]
席にはパーティションを付けることを義務づけるべきだ。
パーティションがない店では、ボックス席ごとに、1人を限度とするべきだ。(4人掛けのボックスに1人いるだけなら、パーティションがあるのと同様の効果を見込める。)
なお、ただのパーティションだと、声が聞こえにくくなるという問題があるから、それを解決するように、次のタイプのパーティションにするといいだろう。
→ 隙間パーティションの推奨: Open ブログ


https://www.youtube.com/watch?v=XT6OCCQLtI4
6:48頃
>お医者さんの言うには、お店に喫煙してる人がいると煙草臭いと感じる、その状況であればオミクロンなら感染してる
ということであれば、パーティションなんて意味をなさないように思います。