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忽那賢志は、昨年の2月ごろも、(専門家会議の他の委員と同様に)マスク否定論を採っていた。私は「マスクをするべし」と言っていたが、岩田健太郎や西浦博や忽那賢志などはマスク否定論を採っていた。ただし、安倍首相がアベノマスクを付けた3月1日以後には、彼らは一転してマスクをするようになった。
→ マスクの話題 14: Open ブログ
→ マスクの話題 13: Open ブログ
忽那賢志にはそういう前歴(前科?)があるのだが、このたび、それに罪の上乗せをする感じで、「手袋否定論」を述べている。
■ビュッフェの手袋、見直しを
ビュッフェスタイルのレストランでは、ポリ手袋の着用を義務づけられることが多くなった。レストランによって、手袋は料理をとるたびに交換するのではなく、同じものを繰り返し使い続けるところもある。「手袋を使い続けたり、自分のテーブルに持って行ったりすれば、どんどん汚染されていく。それよりも手洗いや手指消毒を徹底するほうがよほど効果がある」と話す。手洗いや手指消毒を徹底した場合は、大皿料理も取り分け用の箸やスプーンを用意すれば十分だという。
「ビュッフェやレジで手袋をつけること、ハンドドライヤーを使用しないこと、トイレのふたを閉めて流すことは、コロナの予防にはならない。オミクロン株が広がったとしても、これらの不要と考えられることをやめ、シンプルな感染対策にしていくことが重要だ」
( → オミクロン株、対策シンプルに マスク・手洗い徹底を 忽那・大阪大教授:朝日新聞 )
こうして、手袋否定論を述べている。だが、これはおかしい。
手袋は料理をとるたびに交換するのではなく、同じものを繰り返し使い続けるところもある。「手袋を使い続けたり、自分のテーブルに持って行ったりすれば、どんどん汚染されていく」
と述べているが、それ自体は正しい。だが、そこから得られる結論は、
「手袋をやめよ」
ではなくて、
「手袋を正しく使え」
であろう。つまり、
「手袋は料理をとるたびに交換する」
ことが推奨される。逆に、
「同じものを繰り返し使い続ける」
「手袋を自分のテーブルに持って行ったりする」
ことが否定される。
誰かが手袋で、間違った使い方をしたのなら、正しい使い方を教えればいい。「手袋を使わないことが正解だ」というのは、方向違いだ。
忽那賢志は記事で、
「それよりも手洗いや手指消毒を徹底するほうがよほど効果がある」
と言うが、手洗いや手指消毒を徹底するなんて、ただの客がやるわけがないだろう。どうしたって、いい加減にぞんざいな消毒をするだけだ。私だって、店や病院でアルコール消毒を推奨されたとき、いい加減にぞんざいな消毒をする。つまり、10秒ぐらいで済ませる。5分ぐらいかけて、手指消毒を徹底するなんて、やるわけがないだろう。これから手術をする医者じゃないんだから。
※ ついでだが、手術室に入る医者は、このポーズを取る。

出典:『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』
なぜかと言えば、手に付いたアルコールを乾かすためである。
忽那賢志に従うなら、客は全員、このポーズを取る必要がある。
げげげ。そんなの無理でしょ。(時間がかかる。)
――
結局、どうすればいいか?
手袋は、使わないよりは、使う方がいい。料理を取るためのトングをつかむ前に、新しい手袋を付ける。料理を取り終えてたら、手袋を捨てる。食事中には、手袋を付けない。
要するに、「使うな」ではなく、「使い捨てにせよ」が大事だ。料理を取る前に手袋をして、料理を取ったら手袋は捨てる。使い回しはしない。そこが大事だ。
なお、ポリ手袋の価格は安い。1枚3円だ。使い捨てにして、コスト的には差し支えない。
https://amzn.to/3EwrIMc
ついでだが、ビニール手袋だと、 13円になる。ちょっとお高い。
https://amzn.to/3sCkljS
ビニールとポリのどちらがいいか? ポリの方が着脱が容易なので、ポリの方がいいだろう。価格も安いし。
ビニールは、着脱せずに、ずっと使っている人向けだ。たとえば、料理人やウェイトレスなどだ。
結局、「ビニール手袋でなく、ポリ手袋にして、使い回しをせず、使い捨てにせよ」が正解だ。
「使うな」というのは駄目だ。(マスク否定論だった忽那賢志が、今度は手袋否定論を言って、世の中を惑わしているだけだ。)
[ 付記1 ]
もし手袋を使わないのなら、次のようにする必要がある。(手指消毒を徹底する。)
・ 5分ぐらいかけて、丹念に消毒する。指の股や爪の裏を重点的に。
・ トングに触る前と、触った後、計2回、消毒する。(計 10分間)
・ 消毒後は、手を ハ の字にするポーズを数分間、続ける。
・ つまり、消毒だけで、15分間ぐらいを必要とする。
※ 触る前に消毒するのは、トングを汚染させないため。触った後に消毒するのは、誰かが触ったトングで自分の手を汚染させないため。目的は異なるが、どちらも必要である。
[ 付記2 ]
忽那賢志は「手洗いや手指消毒を徹底すればいい」と言うが、このことは「全員が漏れなくやる」ということが必須となる。
仮に、誰か一人がそれを守らなければ、そこから集団感染が発生する。たとえば、Aさんという一人が、いい加減な手洗いや手指消毒をしたとする。その人の前に腰掛けていた人が、感染者であって、口からコロナの飛沫を飛ばしていたら、Aさんの手指も飛沫を帯びる。そのあと、いい加減な手洗いや手指消毒をして、トングに触ったら、以後の全員が飛沫で汚染される。
この場合、他の人が事前に、どれほど手洗いや手指消毒を徹底しても、無意味である。トング自体が汚染されているからだ。
トングに触れたあとで、手洗いや手指消毒をすれば、いくらかは効果がある。だが、トングに触れたあと、その汚染された状態で、すでに皿や盆に触れているのだから、今さら手だけを洗っても手遅れである。時すでに遅し。
結局、「手洗いや手指消毒を徹底すればいい」というのは、「全員が漏れなくやる」ということが必須なのであって、それに反する例外となるズボラ人が一人でもいれば、たちまち破綻してしまうのだ。
【 関連項目 】
前にも同じ話題を扱った。やはり忽那賢志を批判している。
→ 手にアルコール消毒は有効?: Open ブログ
※ 忽那賢志は「こまめに洗え」と言うが、こまめにきちんと洗うのは面倒だ。

⇒ ハンドドライヤーについて、この人は、「手を洗った後に使用するものなので、何かが舞い上がって感染が起こることは考えづらい。手をちゃんと洗うことの方が重要だ」と言ってますが、これも、筆者が指摘したポリ手袋についての間違いと同じで、ポイントがずれている気がします。つまり、「しっかり洗うのが重要だけれど、トイレ後に(石けんを付けて)そんなにしっかり洗う人は少ない(とくに男性)」ということが分かっていない、怒!
便器のフタについても、「トイレを介した感染はまれ」と言ってますが、どうも怪しい気がします。これについては、「まだ諸説ある」という段階なのではないでしょうか。仮に、本当にそれがまれだとしても、手袋などの対策と違って、フタを閉めて流すことはコストも手間も要らないので、やればいいだけのことです。手でフタを閉めると、そこで接触感染するという意味でもなさそうだし……。とにかく、支離滅裂。
> ※ついでだが、手術室に入る医者は、このポーズを取る。(画像)なぜかと言えば、手に付いたアルコールを乾かすためである。
⇒ これは、ネットで検索すると、手袋にゴミやホコリをなるべく付着させないためだとか、手袋の指先が不用意に何かに触らないようにしている、という記載が多いです。そもそも、手袋をはめる前には(素手の)指・手の表裏・手首・上腕を消毒すると思いますが、滅菌された手袋をはめてから、その手袋の表面をあらためて消毒しないような気がします。
2016年の記事
↓
https://wired.jp/2016/05/01/more-viruses/
2015年の記事
↓
https://sfamjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/jam.13014?systemMessage=Subscribe+and+renew+is+currently+unavailable+online.+Please+contact+customer+care+to+place+an+order%3A++http%3A%2F%2Folabout.wiley.com%2FWileyCDA%2FSection%2Fid-397203.html++.Apologies+for+the+inconvenience.
トイレの便蓋はコロナ対策には不要だとしてもノロウイルス対策には有効なので、これを閉めないことを推奨するのはいかがなものかと思います。(「コロナ対策としては」を読み落として「便蓋はしめなくていいんだ」と誤解する人が多く出そうですしね)
手術用の滅菌手袋はそもそも手術室に入室してから装着します。入室するときは素手です。使い捨てのガウンの装着が手術室内か手術室外かはその施設の習慣に従います。手指の徹底的な洗いはガウン装着寸前でガウンを装着したあとに滅菌手袋を看護師の介助を受けながら装着しますね。
一般に滅菌手袋をした後は滅菌ガウンといえども腰から下は触るな、と指導されますね。画像のような恰好か腕組みをしろ(教授や医長の前でも遠慮するな)といわれます。医者の世界は上下関係が厳しいので、教授や医長の前で腕組みしてよいか躊躇する若手医師も多いので。
なるほど。ポーズをしているときには、アルコールを乾かすんだから、素手でないと意味がないですね。手袋をしてポーズを取っても、手袋のなかには影響しない。
手袋の外側にアルコールが付いているわけじゃないんだし。
テレビのポーズ画面は、手袋をしないのが正しいか、ポーズをしても無意味なのが正しいか。(室外で手袋を装着してから、ついつい、くせでポーズを取った、という可能性もある。)
――
調べてみたら、腰から下に手を置かないことが大事らしい。あのポーズを取る人は、あまりいないらしい。
→ https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1341471323
手袋(交換不要)をしていれば退出時の手洗いが不要になるというメリットはありますが。
手袋は、自分の身を守るためだけでなく、自分が他人を汚染させないためにあります。マスクに似ている。
[ 付記 ] の ※ の箇所を参照。
こちらのリンク先から同じ人の文章が読めました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20211212-00272259
引用「どうしてもビニール手袋を使いたいという場合は、毎回食事を取りに行く際に使い回さずに毎回捨てるようにしましょう。」
管理人さんと忽那氏と同じご意見のようですね。
それは「手袋を使う場合には」と条件を限定した場合に同じになると言うことであって、論理的に言えば、
A ∩ B ≠ ∅ (空集合)
ということです。(共通部分がある、ということ。)
忽那氏は手袋が非推奨で、私は手袋が推奨なのだから、原則が全く違います。
手袋の種類も、私はポリで、忽那氏はビニールです。
共通部分は、ごくわずかです。
汚染は持ち手の方だけなので料理に触れる方は清潔です。
手が汚染されても手を洗うまでは直接顔に触れなければ安全なのではないでしょうか?
(触れるなら汚染されてない手の甲で)