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列車内の殺傷事件を受けて、政府は何とか対策しようと努力している。監視カメラの設置など。また、民間でも、事件から身を守る方法が模索されている。ショックを受けた人が多いらしくて、新聞でもしばしば記事になる。
→ (鉄道と安全)長距離・高架…新幹線の防犯は 客室にカメラ・情報共有用スマホ・座面を盾に:朝日新聞
→ 列車内の防犯カメラ、国交省が義務化を検討 新規導入車両を想定:朝日新聞
→ JR北海道と道警が不審者対応訓練 札幌駅:朝日新聞
→ 電車内、身を守るためにできること 乗る前から始まる安全対策とは:朝日新聞
→ (鉄道と安全)スマホや音楽、集中しすぎずに 電車内、最悪の事態を避けるには:朝日新聞
だが、こういうふうに直接的に対処するよりは、もっと物事の根源を考えた方がいい。これらの凶悪事件は、どうして頻発するようになったのか?
そこで、理由を考えると、これらは「貧困ゆえの凶悪犯罪」というふうにもまとめられる。貧困者はもともと数多くいるが、特にコロナ時代には、貧困が耐えがたいほどになった人が多い。あげく、絶望して、死にたくなって、「死なばもろとも」というふうに、凶行に走る人が増えてきているのだ。
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いくつかの例を示そう。
(1)
新幹線殺傷事件(2018年)は、 22歳の男が鉈で切りつけた。犯行理由は、「刑務所に入りたかった」「自分で考えて生きるのが面倒くさかった。他人が決めたルール内で生きる方が楽だと思い、無期懲役を狙った」ということだった。
→ 2018年東海道新幹線車内殺傷事件 - Wikipedia
(2)
新幹線で焼身自殺という事例もあった。71歳の男が生活苦で焼身自殺をして、乗客1人を巻き添えにした。
→ 東海道新幹線火災事件 - Wikipedia
→ 下流老人の新幹線焼身自殺は、生活保護で防げたか | 生活保護のリアル
→ 新幹線焼身自殺テロ 年金を35年間払っても生活保護以下| AERA dot
(3)
小田急線でも刺傷事件があった。 36歳の男が10人にケガを負わせた。
→ 小田急線刺傷事件 - Wikipedia
小田急線事件の容疑者も同じく孤立していました。この事件の容疑者は「(事件の)数カ月前から生活保護を受けていました」と供述しています。生活保護につながったという面ではよかったのかもしれません。一方で、生活保護を受給することを惨めと感じ、被害的に受け止める場合もあるのです。ただ、この容疑者の場合、精神疾患を抱えている可能性も否定できず、精神鑑定が行われると予想されています。
( → 生活保護 )
(4)
京王線で 24歳の男が電車内で火を付けて、乗客 18人を負傷させた。これは動画が撮影されて大きく報道された。人々の注目を浴びたが、本サイトでも言及したことがある。
→ 京王線刺傷事件 - Wikipedia
→ 京王線の乗客脱出(動画): Open ブログ
→ 刃物男にどう対抗するか?: Open ブログ
犯人は小田急事件を見て、真似する気になったと言っている。
→ 京王線刺傷事件「渋谷で大量殺人を計画」も、小田急事件で変更か - 産経
だが、犯行の動機を「死刑になりたかった」と口先だけで言っているので、(自分で火まみれになるような)自殺願望とは違うようだ。死刑よりも無期懲役狙いかもしれない。刑務所入りを狙っているのだとすると、貧困が理由だとも言える。
(5)
子供二人が放火で殺された凶悪事件で、伯父が犯人だった、という事例がある。コロナで失業したあとで、生活保護を受けられなくて凶行に及んだらしい。
→ 逮捕された同居の伯父は「コロナ失業」で自暴自棄に?| AERA dot
→ 兄弟殺害、動機解明焦点 逮捕の伯父、家族と接触なく―住宅全焼、放火判明1週間・兵庫:時事
仕事はせず自室にこもりがちで、家族との接触もほとんどなかった。土地は同容疑者が相続しており、妹に「働きたくない。財産を全部譲るから生活保護の申請をしてほしい」と訴えたこともあった。
引きこもりで、働きたくなくて、生活保護を望んだが、生活保護を受けられなかった。かくて、凶行に及んだらしい。
こうして見ると、いずれも「貧困」が大きな要因となっているとわかる。ただ、貧困状態の人がみな凶行に及んでいるわけでもない。「貧困者をなくすために、貧困者に大量のお金をプレゼントしよう」というような案は解決策にはならない。では、どうしたらいい? なかなか解決案が見当たらないので、困ってしまう。
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そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。
まず、原因を探ろう。貧困者が凶行に走るのは、なぜか?
それは、人生に絶望しているからだ。上の (1)〜(5) では、犯行理由はそれぞれ異なっているようだが、いずれも「人生に絶望している」という点では共通する。この先、生きていることに価値を見出せなくなったから、生きることをやめたくなった。死そのものに引きつけられたというよりは、生から遠ざかろうとした。というより、「生きていることが面倒臭くなった」という方が実態に近そうだ。
彼らの一部は「生活保護を受けたい」と望んだが、仮に生活保護を受けたとしても、まだ不満を感じただろう。生活保護では、衣食住について、自分で面倒を見る必要があるからだ。それよりは、三食が自動的に与えられる刑務所の方が気楽だろう。だから「刑務所に入りたい」という動機が生じる。それゆえ、刑務所に入るために、凶行に及ぶ。
ここまで考えれば、対策も浮かぶ。それは、「刑務所よりももっと素敵な場所」を提供することだ。三食が自動的に与えられて、しかも、刑務所のように堅苦しくない場所だ。しかもネットがつなぎ放題になるなら、申し分ない。
そのような場所は、あるか? 今のところは、ない。だから、そのような場所を新たに提供すればいいのだ。
それは何か? 具体的には、こうだ。
「生活保護を受ける人をまとめて保護する、保護施設」
これは、老人向けの介護施設に似ているが、介護サービスはないので、介護施設とは異なる。むしろ、学校の寮に近い。個室付きの寮という感じだろうか。部屋と三食がついていて、無料である。ネットもつなぎ放題である。
これは、親代わりに、公的サービスが与えるのも同然である。こうなると、彼らは引きこもりと同様になる。そして、それこそが、彼らの望んでいるものだ。……そういう望みが満たされれば、彼らはもはや凶行に及ぶことはなくなる。「三食の保証された生活が欲しいので、刑務所に入りたい。そこで凶行をする」という動機がなくなるからだ。
これは、生活保護と、どこが違うのか? 「自主性がない」という点だ。自分で衣食住を決める必要がない。何もかもが上から天下り的に与えられる。自由がないかわりに、面倒がない。……それこそが、彼らの望むものだ。(面倒くさがりなので。)
要するに、彼らは自分で考えて生きるのが嫌なのだから、何もかもお仕着せで与えてあげればいいのだ。そうすれば、彼らは満足して、犯罪をしなくなる。(もともとものぐさだから、犯罪をするのも面倒だと思っているはずだ。)
しかも、これは、国にとっても利点がある。
・ 集団生活をさせれば、生活費は安上がりで済む。(衣食住とも)
・ 都会でなく地方に設置すれば、住居費が安上がりで済む。
結果的には、一人一人をバラバラに暮らさせるよりは、かなり低コストで運営できるようになる。本人も嬉しいし、出費が減る国も嬉しい。 win-win の関係になる。しかもその上、凶悪事件が減る。めでたし、めでたし、だ。
※ 思えば、京アニの火災殺傷事件も、人生に絶望した人による凶行だった。場所は列車内ではないが、犯行の動機は同様だ。とすれば、本項の提案が実現すれば、京アニ事件のような凶行の再発も防げるだろう。(もし昔からずっとこの制度が実現していれば、京アニの事件は起こらなかったはずだ。)
[ 付記1 ]
国の出費が減るなら、それで浮いた金で、何らかの福祉サービスを提供してもいい。「料理の人件費・光熱費」ぐらいは当然のこととして、さらに何らかの福祉サービスを提供してもいい。相談員のような。……これで、精神状況が改善すれば、人々の幸福感が増すので、犯罪に走る人も減る。
[ 付記2 ]
田舎に住むなら、農地が大量にあるはずなので、その一部を利用して、農作業をしてもいいだろう。少年院の作業(労役)で、農業をするようなものだ。
その場合、農業としては、果樹栽培がよさそうだ。果樹園で作業してから、果実を食べると、生活に潤いが出る。季節に応じて、リンゴ、ミカン、イチゴ、柿、桃、葡萄、スイカを作って、食べたいものだ。
また、野菜もよい。キュウリ、ナス、葉物野菜などを、作って食べてもいい。
[ 付記3 ]
ただし、穀類は不適だろう。穀類は、「放置しても自動的に生育する」ということはない。計画的な作業が必要だ。そのためには栽培の根気が必要だ。「生きること自体が面倒臭い」というような人には、とうてい無理だろう。
→ 『天穂のサクナヒメ』米づくりに目覚めるゲーマーが続出!?
→ 「稲作がガチすぎ」と話題の『天穂のサクナヒメ』
→ 話題の稲作シミュレーションの完成度はどれくらい? 『天穂のサクナヒメ』
この記事を見てもわかるが、稲作は滅茶苦茶に面倒だ。ものぐさな人には、手に負えない。
[ 付記4 ]
農業をさせることには、別の効果もある。外に出て、引きこもりをやめて、体を動かす。同年齢の異性の人々(おばちゃんたち)とも、交遊して、人間関係を持つ。……そうすることで、コミュ障が解消されて、引きこもりを脱することができる。
かくて、生活保護を受ける生活から脱して、まともに働く市民生活ができるようになる。
つまり、一時的に田舎で生活保護施設で共同生活をすることによって、引きこもり生活から脱するための「経過的な段階」を過ごすことになるわけだ。
これはステップアップの手法でもある。一挙にゼロから1にアップすることはできないから、途中に 0.5 のような段階を提供することで、ゼロから抜け出す方法を与えるわけだ。
これぞ、うまい方法と言えるだろう。
( ※ 比喩的に言えば、中国が日本を侵略するときに、いきなり日本に来ないで、途中で済州島を経由するようなものだ。その方が侵略しやすいからだ。ステップアップ。)
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なお、農作業への参加は、原則、義務づけるといい。そのかわりに、参加者には、対価を与える。次のいずれか。
ゲームのギフト券 / お酒の引き替え券(ビール券)/ エロ本(同人誌)
【 関連項目 】
→ 生活保護は全国一律に: Open ブログ
「生活保護は、地域別に支給額が異なる。だが、全国一律の額にするといい」という話。
これに準じて、生活保護者を収容する寮のような施設についても、国が全額を出費することにして、実質的に国営にするといいだろう。ただし現実の運営は、自治体または民間に委託してもいい。
なお、「国が全額を出費する」ということで、国としては「施設を都会でなく地方に作る」(そのことで経費を下げる)という動機が生じる。かくて、田舎にたくさんの施設を作って、「どうぞいらっしゃい」というふうにするから、「生活保護を受けられない」という問題が生じなくなる。
現状では、国だけでなく自治体の負担率が高いから、自治体は「自分のところには受け入れたくない。他の自治体に受け入れてもらいたい」という形で、生活保護の拒否という問題が発生するわけだ。
これが「国の全額負担」になれば、生活保護の人が来れば来るほど、地方の税収や商店販売額が増えるので、自治体としては喜んで生活保護施設を受け入れるだろう。「これで過疎が解消する」というふうに。
【 関連サイト 】
朝日新聞の社説は、事件の予防について論じている。
→ (社説)京王線事件 想定尽くして安全図れ:朝日新聞
※ 「鉄道会社はいろいろと対処せよ」というような主張だ。だが、こういう犯罪は、鉄道会社の側だけで防げるものではない。アメリカの銃乱射事件を防ぐには、学校側で警備員を増やすだけでは足りず、銃規制そのものを強めるしかない。同様に、日本で貧困者の凶行を防ぐには、鉄道の警備を高めるだけでは足りず、貧困者の絶望そのものをなくすしかない。それが根源対策というものだ。
