※ 不作動ではなく、もともと非搭載だった、と判明した。最後の 【 追記 】 を参照。
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タクシーが歩道に乗り上げるという衝突事故が起こった。
タクシーは事故直前、交差点の信号で停車していた。青信号でも動かなかったため、後続の車がクラクションを鳴らすと急発進。約50メートルほど先で、車道の端を走っていた40代の男性と娘の女児(9つ)の自転車にそれぞれ接触した。さらに蛇行して約50メートル進んだところで左側の歩道に乗り上げ、区役所前でタクシーを待っていた小林さんと60代の女性をはね、街路樹に突っ込んで止まった。
( → ブレーキ痕なし タクシーが歩道に乗り上げ70代女性1人死亡、運転手は重体 女児含む4人負傷 都内のオフィス街で:東京新聞 TOKYO Web:リンク切れ )
報道によると、タクシーは SOS ランプを点灯させていたので、運転手は意識喪失のような状況にあったらしい。いずれにせよ、まともに運転できる状態ではなかった。
ここまでは、各種報道でわかっていることだ。
※ 別記事 → 朝日新聞
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一方、私が疑問に思ったのは、次のことだ。
「この車には、自動ブレーキが設定されているはずだが、なぜ自動ブレーキが作動しなかったのか?」
本来、衝突しそうになったら、運転手の意思にかかわりなく、勝手に自動ブレーキだ作動して、自動車を停めるはずだ。街路樹に衝突することは原理的にありえず、その直前で止まるか、衝突するにしても大幅に減速してから軽く衝突するだけとなるはずだ。
なのに現実には、とんでもない速度で衝突した。だから大破した。(まるで艦これみたいに、とんでもない大破だ。)
いったいどうして、こうなったのか?
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なお、車種は何かというと、調べてみたところ、クラウン(先代:14代目:210型)の、ハイブリッド車であると判明した。(後述)
これには自動ブレーキが備わっていることが公表されている。(2012年、新車発表時)
トヨタ、クラウン全面改良=デザイン一新、衝突安全装置も強化
2012/12/25
トヨタ自動車は、高級セダン「クラウン」を4年10カ月ぶりに全面改良し、25日発売した。車体前面の吸気口を大型化するなどデザインを一新。レーダーで前方の障害物を検知し、ブレーキを補助して衝突時の被害を軽減する安全装置も強化した。
今回の事故車は、個人タクシーの車である。会社所有の旧式クラウンではなく、運転手が自腹で買った高級車だ。新車当時の価格は 400万円以上だったはずだ。自動ブレーキも最高級レベルのものが搭載されていたはずだ。……なのに、その自動ブレーキが作動しなかったのだ。
では、なぜか?
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考えられる理由は、いくつかある。
・ 部品の故障(偶発的)
・ 製品の欠陥(トヨタのせい)
・ 運転手がアクセルを踏むと自動ブレーキが解除されるという設定で
そのいずれであるにしても、トヨタの責任は免れない。そもそも、「運転手がアクセルを踏むと自動ブレーキが解除される」という設定自体が、とんでもなくおかしい。
いずれにせよ、この問題は、「運転手の問題」というより、「自動ブレーキが作動しなかったという自動車の側の問題」である。
池袋の自動車暴走事故(政府高官という上級国民の事故)では、被告は「私は悪くはない。機械が勝手にやったんだ」と釈明していたが、その釈明は裁判所の判決で否定された。
→ 母子死亡の池袋暴走事故、被告に禁錮5年の実刑判決:朝日新聞
この事故では、「自動車に責任があったわけではない」という判決が出て、トヨタの責任であるとは見なされなかった。
だが、今回の「タクシー歩道乗り上げ事故」(東京・千代田区)では、まさしくトヨタの側に責任があったと見なせる。
警察は、事故を「運転手のせいだ」と見なすだけでなく、自動車の暴走を止めることができなかった自動ブレーキの問題も調べるべきだ。
いや、これは、警察が調べることというより、何らかの事故調(国交省?)が調べるべきことだろう。
国交省は自動運転のことばかり考えて先走っているようだが、まずは足元の自動ブレーキの問題を突き詰めるべきだ。
人々は大切なことを見失っている。
[ 付記 ]
この自動車が、クラウン(先代:14代目:210型)の、ハイブリッド車であるということは、次のことからわかる。
・ リアピラー(Cピラー)の下部の盛り上がり
・ リアピラー(Cピラー)のエンブレムの位置
・ リア・ランプの形状
・ リア・ランプの右下のロゴ
・ リアのナンバープレート周辺のデザイン(エンブレムも)
・ ドアミラーの前にある「HYBRID ○●」というロゴ
以上。
【 追記 】
別項へのコメントで、次の情報が寄せられた。
「このクラウンは、古いタイプのものなので、当時は自動ブレーキが標準装備されていなかった(オプションだった)。だから、自動ブレーキは搭載されていなかった可能性が高い。また、自動ブレーキの性能も低いものだった」
その記述は、下記項目のコメント欄。
→ 自動ブレーキの限界: Open ブログ

例えばMT車のクラッチの位置に付けたペダルを踏んだ状態でないと発進できないとか。