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新型コロナウイルスの危険性については、前に論じた。
→ 新型コロナウイルスの危険性は?: Open ブログ
これは 2020年01月31日 の記事。かなり早い時期の見解だ。ここでは、次のように述べた。
新型コロナウイルスの致死率は3%程度らしい。この数値は、インフルエンザよりはかなり高いが、10%を上回るような致死率の高い病気とは違う。死ぬ患者の大部分は、高齢者や、他の病気に罹患している虚弱者だろう。(たとえば糖尿病の患者や、免疫力の弱まっている病人)
したがって、高齢者ではない一般の健康な人であれば、自己の免疫力のおかげで、死を免れることができるだろう。実際、感染しても、自然治癒する人が圧倒的に多いのだ。致死率3%であるならば、残りの 97% は死ぬことなく自然治癒するからだ。
とすれば、大部分の人は、特に騒がなくてもいいのである。「新型コロナウイルスは、さして危険ではない」と判断してもいいだろう。
このときは「致死率は3%程度」と述べたが、その後、武漢市以外の分では、致死率は 0.2% まで下がった。(おおむね予想通りだが。)
新型肺炎の死亡者の約95%が武漢市がある湖北省で発生し、致死率も3%近いが、湖北省以外の致死率は 0.2%ほどで、インフルエンザとほぼ同じ。
( → 中国から観光客を受け入れるか?: Open ブログ )
武漢だけで致死率が高い理由も判明した。
十分な医療支援はない。これが決定的な要因だ。
ひどいものだ。治療するどころか、虐待して、あえて死なせている。自宅で看病してもらえば助かっただろうに、隔離施設で虐待されたがゆえに死んでしまったわけだ。
( → 武漢で致死率が高いわけ: Open ブログ )
こう理解した上で、次のように結論した。
こうして、武漢でのみ極端に致死率が高いことの理由が判明した。それは、新型コロナウイルスの毒性が高いからではない。武漢では治療しないで虐待するからだ。ここでの死者は、病気で死んだのではない。病気と虐待の加重で、死ぬハメになったのだ。本来ならば助かっただろうに。
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ところが、一方で、専門家のなかには、逆の見解を取る人もいる。「武漢で死者が多いのは、新型コロナウイルスの毒性が高いからだ」というふうに。
仮にそうであるのなら、武漢以外でも致死率が高いことになるが、そんなことはない。つまり、この人は、武漢とそれ以外とで致死率の差があることを理解しないまま、全体の致死率というものだけを見て、「致死率が高い」と判定して、「新型コロナウイルスの毒性が高いからだ」というふうに考える。
次の人がそうだ。
このウイルスは明らかに季節性インフルエンザと同じではない。日本でも、毎年高齢者を中心に多くの人が季節性インフルエンザで亡くなっている。しかしその死亡のほとんどはインフルエンザ感染の後に起こる細菌性肺炎やインフルエンザ感染をきっかけに寝たきりの高齢者などが心筋梗塞など別の原因で亡くなるインフルエンザ関連死と呼ばれる死亡を含んだものである。このため、インフルエンザは高齢者の最後の命の灯を消す病気と言われている。
しかし、この新型コロナウイルスはまったく違う。重症化する人の割合は低いが、重症化した人ではウイルスそのものが肺の中で増えるウイルス性肺炎を起こす。重症のウイルス性肺炎は治療が困難で、日本でも救命できない例が出てくる可能性は十分に考えられる。寝たきりの高齢者などにとってもこのウイルスはもちろん危険なウイルスであるが、中国では50−60代の人も多く亡くなっており、30−40代の人の死亡も報告されている。多くの人にとっては、季節性インフルエンザと同じ程度の病気しか起こさないウイルスだからといって、決して侮ってはいけないウイルスである。
( → 新型コロナウイルスに我々はどう対峙したらいいのか(No.2) 新たな段階に入っている新型コロナウイルスと人類の戦い | 特集・インタビュー|東北大学大学院医学系研究科・医学部 )
これを読むと、いかにも恐ろしい感染症だと思える。しかも、それへの対抗策がないことが強調されている。上の文章の後半には、こうある。
「過度に恐れずインフルエンザと同じ対応」をしていれば十分というような感染症ではないと私は考えている。インフルエンザに対してはワクチンや抗インフルエンザ薬、さらには迅速診断キットというツールがあるが、このウイルスには現時点ではそういったツールはない。我々がこのウイルスに対抗するために持っているツールは限られている。現時点では、残念ながらすべての感染連鎖を可視化することはできず、日本で「見えない」感染連鎖が進行している蓋然性も相当程度高くなっている。しかし、我々が持っている限られたツールを駆使して「見えない」感染連鎖の一部を可視化できる可能性は出てきている。抗ウイルス薬やワクチンについても希望の光が見えてきている。このウイルスに対抗できるツールを最大限生かして、このウイルスとの第2ラウンドを戦っていく必要があると私は考えている。
「強力な病気に対して人類は医学の叡智を結集せよ」
という感じの鼓舞である。まるで、ジオン公国からの攻撃に備える地球連邦軍の鼓舞のようだ。しかし、これはあまりにも大げさすぎる、というのが私の判断だ。
すでに別項でも示したように、武漢以外の致死率は低い。
新型肺炎の死亡者の約95%が武漢市がある湖北省で発生し、致死率も3%近いが、湖北省以外の致死率は 0.2%ほどで、インフルエンザとほぼ同じ。
( → 中国から観光客を受け入れるか?: Open ブログ )
また、武漢での致死率が高い理由は、まともな看護・介抱を受けられなかったことが理由だ。暖房のない部屋に放置されて、食事もまともに与えられない、というふうな。
→ 武漢で致死率が高いわけ: Open ブログ
上の専門家は、そのことを理解していない。だから新型コロナウイルスを過度に危険なものと見なす。
しかし、私としては、次のように結論する。
(1) 新型コロナウイルスでは、若者にも死者が出ているが、それは、このウイルスの毒性が高いからではなくて、看護・介抱を受けられなかったことが理由だ。まともな看護・介抱を受ければ、本人の免疫力によって自然治癒するのだから、特に騒ぐ必要はない。
(2) まともな看護・介抱を受けた人のなかでも、死者が出ているが、それは、持病があったりして、もともと免疫力の低い病人・高齢者がほとんどだ。だから、これらの人については、十分な看護・介抱を施すことが必要だ。それが最も重要だ。
(3) この意味では、クルーズ船に乗船している高齢者・病人については、最優先で看護・介抱を施すべきだった。ろくに栄養も与えないまま、貧弱な食事だけを与えて、持病のための薬もまともに与えないなんて、ひどすぎる。
(4) クルーズ船では、崎陽軒のシュウマイを配布することすらできないという、あまりにもひどい支援体制しかなかった。( → 前項 ) ならば、マンパワーの不足を認めて、さっさと下船させて、ホテルに収容するべきだった。
(5) ホテルに患者を収容すると、感染症を恐れる人も出てくるだろう。しかし、それについては「心配ない」と説明するべきだった。
なぜか? 感染症の患者は室内に閉じ込めておくことになるのだから、感染の危険性はもともと少ないからだ。マスクや手洗いや消毒などの対処をしておけば、従業員が感染する恐れは小さいだろう。
また、この病気はもともとインフルエンザ程度の危険しかないからだ。少なくとも、健康な人にとっては。(前記)
(6) 結局、高齢者・病人については危険度は高いが、普通の人にとってはたいして心配するほどのことではない。それより何より、きちんとした看護・介抱の体勢を整えることが重要となる。ここで、「危険だ」と過大視したり、「抗ウイルス剤やワクチンのような新薬の開発が大切だ」と薬物に頼ろうとするのは、まったく見当違いだと言うしかない。
(7) 「それでも病人や高齢者にとっては危険だぞ」という声も出そうだが、それを言うなら、インフルエンザの心配をした方がいい。毎年 100人以上も、死者が出ているのだ。日本全体で数人ぐらいしか死者の出ていない病気の心配をするより、100人以上も死者が出る病気の心配をする方が先だろう。それが道理というものだ。
※ ついでだが、感染症情報センターは、毎年の死者数の公表をやめてしまった。
死者数に関しては2010年の198人というデータを最後に以降のものがありませんでした。
( → 新型コロナよりもヤバいインフルエンザ|kaito|note )
※ 以前なら、下記サイトで死者数を公表していた。
→ 国立感染症研究所 感染症情報センター
サイトが移転したのはどうしてかと思ったら、どうやらこの組織そのものが廃止されてしまったらしい。「感染症疫学センター」という組織に統合され、組織の規模や業務も縮小してしまったようだ。かくて、統計情報さえもまともに公表されなくなってしまった。ひどいものだ。
[ 付記1 ]
ついでだが、以上のことから、中国政府の方針の誤りもわかる。中国政府は何よりも、患者に「暖房」「食事」「人手」という形で、介抱をするべきだった。たとえば、学校を休校にして、学校を病院代わりにして、暖房の効いた部屋で介抱するべきだった。おかゆやパンやヨーグルトなどの栄養も与えるべきだった。ビタミン剤も与えるべきだった。
中国政府や自治体は、人々を家庭に閉じ込めようとしたが、それよりはむしろ、患者の家族を招いて、患者を介抱させるべきだった。もしそうしていたら、多くの死者は助かっていたはずだ。
そしてまた、マスクは、こういう「介抱する家族」に与えるべきだった。日本から支援のために送られたマスクは、そのために使うべきだった。(現実には、役人が勝手にちょろまかしたのだろうけれど。)
[ 付記2 ]
国内感染の事例が新たに見つかった。
和歌山県湯浅町の病院に勤務する50代の外科医の男性が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。
この医師は先月31日に発熱などや全身のけん怠感が出たあと、肺炎の症状がみられたため、10日に入院し、13日の検査で陽性と判明しました。
県によりますと発熱などの症状が出た後も今月3日から5日までは病院で診察など通常の勤務をしていましたが、6日以降は休み、自宅で療養していました。
( → 新型ウイルス 和歌山県内 50代医師の感染確認 | NHKニュース )
「症状が出た後も……勤務していた」とのことだ。院内感染を拡大するつもりでいたわけだ。医者がウイルスを撒き散らすわけだ。バイオテロも同然だ。
インフルエンザや風邪では、「初期感染ですぐに休む」という原則を守るべきだ。特に、集団で活動をしている場(会社や学校)では、そうだ。もちろん、病院もだ。
いい加減、この原則を徹底するべきだろう。

タイムスタンプは 下記 ↓
毎度ながらお見事です。
表現もわかりやすいです。
致死率が低いのは分かりましたが、老いた母が心配です。
早くワクチンや特効薬が開発されることを祈ります。
タイムスタンプは 下記 ↓
ウィルスを持たない人のへのサーヴィスを
ウィルスを持ってる人(症状にはでていない)がやってること
一番最初にスタッフの全員検査をすべきだったと思う
和歌山市に住んでいる医師は、湯浅の病院までマイカーで通勤していたみたい。
渡航歴がなく、その後に陽性と診断された、農業に従事している70代の重症感染者は、医師との接触がなかったようです。
水際の阻止も限界がきているかもしれません。
効果的な治療薬の情報が、どれだけ行き届いているかしれませんけど、日本では安易に使用できるかどうかも分からないし、ダイヤモンドプリンセスと同じ悪夢が起こらないことを祈るだけですね!
有効な治療薬はないけど、インフルエンザ並みの症状で、自然に治癒するんだから、
悪魔の病気みたいに扱うことはしない方が良いということを言いたい!
言ってることがちぐはぐですが、済生会病院を訪れた人は、会社に申告するようにして
全員マスク着用、食事の供給を当面の間、弁当に切り替えるみたいな、うちの会社の
対応も、ダイヤモンドプリンセスを隔離するような対応も、悪夢を生むだけだということです。
会社でも、済生会
参考資料はいろいろあるようです。
シンガポール、タイ、オーストラリア、香港などの拡散状況。
今のところ、否定的なようですですが・・・
感染力が強いため、抵抗力の弱い人は発症、強い人は、耐えているが、汚染が進むため、感染者が日々大きく増加、という状態なのだろう。
隔離することで、感染の増加を防げるという判断が、逆効果の結果となりつつある。チャーター機帰国者からは、発症率が少なく、船上の発症率が
飛び抜けて高いと言う事実は、隔離した場所に大きな有意差があると言うことである。
船内隔離で、感染を防ぎうると言う対策が、乗客、乗組員達の健康を阻害する結果をもたらすということになれば、方針のすかみやかな修整が必要であるが、
こういう政策の変更や、臨機応変な対応を、この国の体制は苦手としている。
市井の感染者の多くが、武漢縛り、湖北省縛りに該当せずと言うことで、コロナウィルス診断を受けられず、隔離されなかったため、2次感染につなげてしまったことも、おなじ、発想からの結果だろう。
この範囲に留まって欲しい、この対策で解決したい。推定と期待値からたてた方針が機能不全に陥った場合のバックアップ対策が出てこない。問題解決リーダーがいない。など所は、この国の欠陥として繰り返されやすい弱点である。
この先、数万人の人が感染し、大勢の死者を出す痛みを味わった後、時が過ぎ、対策の欠陥を検証しないまま、幕引きが計られることになるのでしょうか。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200217/GE00031633.shtml
済生会病院は泉南にもあって、発熱後も車で行って診察を続けていたので、こちらでも感染が疑われることになってますね・・・
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200215/GE00031610.shtml
時期的なことも考えると、発熱した状態で診察を続けるというのは、意識、行動に問題があるし、管理人さんの言うバイオテロそのものですね?
和歌山市〇〇〇に住んでいる医師は、有田市〇〇(ボクの小学校区)出身みたいです。恐るべし地元情報・・・