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「何をバカなことを言うのか? 堤防は同じ高さでないと意味がないだろ」
と思う人が多そうだ。たしかに原則としては、その通りだ。
ただしそれが成立するのは、「川幅が同じである」という条件を満たした場合だ。
現実には、ところによって、川幅が狭くなっている箇所がある。そういうところでは、堤防を少し高くした方がいい。(さもないとその箇所で氾濫する。)
また、川が曲がっている箇所もある。その場合も、直進してきた水が、カーブの地点でぶつかるので、氾濫しやすくなる。この場合も、その箇所の堤防を高くした方がいい。
現実には、カーブした箇所では、コンクリ補強で強化してあることが多い。しかし、コンクリで強化しようと、氾濫は起こる。実際、そういう箇所で氾濫した場面を目撃したこともある。だから、コンクリで補強するだけでなく、堤防の高さも変えるべきなのだ。
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上のことは、いきなり思いついたわけではない。野村ダムの氾濫箇所を見たからだ。そこでは、
・ 川が曲がっている
・ 川幅が狭くなっている
という2条件をともに満たしていた。そのせいで、その場所で氾濫が起こったらしい。
氾濫がこの箇所で起こったということは、上流の野村ダムから、この場所までの間では、氾濫は起こらなかった、ということだ。その間では、1800 t/s という大量の放流にも耐えていたことになる。
とすれば、この曲がった地点で堤防を高くしておけば、この地点での氾濫を避けることができたかもしれないのだ。そうすれば、今回のような大被害は避けれれたはずだ。
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とはいえ、この場所で氾濫を避けることはできても、別の場所では氾濫は避けられなかっただろう。必ずどこかで、氾濫は起こっただろう。
ただし、である。それに対しては、「越流堤」の発想が有効だ。
→ 堤防決壊による被害(岡山で): Open ブログ
つまり、どこか適当なところで、堤防を低くする。そして、その場所で、氾濫を起こす。
その場所は? 「人家が存在しなくて、田畑ばかりがある」という場所がいい。(そういう場所があれば。)
そして、そういう場所を選んで、その田畑の周辺を内陸堤防で囲めば、その田畑は遊水池となる。普段は田畑として使えるが、いざ洪水が起こったら、遊水池となるわけだ。
では、そういう場所はあるか? ある。
このあたりは田畑はたくさんあるのだから、遊水池を作れそうな場所はたくさんあるのだ。その部分で、堤防を低くしておけば、そこに氾濫した水を誘導できる。そうすることで、人家の密集した地域での氾濫を抑止できるのだ。
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結局、堤防の高さを、ところによって高くしたり低くしたりすることで、水害(氾濫)の発生を抑止・削減できる。「堤防の高さは一定にするべきだ」というようなことは、成立しないわけだ。
