2018年07月07日

◆ W杯と日本サッカーの将来

 W杯で日本はどのくらいまで進めるか? 「優勝」も夢ではなくなってきた。嘘みたいだが。

 ──

 それというのも、(事実上の優勝決定戦とも言えそうな試合で)ベルギーがブラジルに勝ったからだ。明白な勝利。





 このベルギーとぶつかって、途中まで 2-0 でリードしたのが日本だ。
 その後、終盤で2点を失ったとはいえ、これは、「日本の主力は前の試合で休めなかったので、疲労が大きかった」というハンディゆえのことだ。
  → W杯 ベルギー戦は大健闘: Open ブログ の (7)

 また、そもそも、あの試合だって、ベルギーの1点目は偶発的なものだったし、3点目も偶発的に近いものだった。
 
 以上のようなハンディや偶発性がなければ、 2-1 ぐらいで勝っていた可能性が高い。うまく行けば 3-0 での圧勝もありえた。
 少なくともベルギーとは対等以上に戦っていた、という事実がある。
 そして、ブラジルはベルギーよりも弱い。
 となると、現時点ですら、日本は世界トップレベルにあることになる。偶発性がちょっとうまく働けば、優勝する可能性は十分にあった、と言える。
( ※ たとえば、セネガル戦で川島のパンチングのときに、相手選手が目の前にいなければ、あの無駄な失点はなかった。そうすれば、ベルギーでなくイングランドと戦って、その試合に勝っていたかも。そのまま決勝戦まで進出したかも。)

 しかも、今回のチームは、たったの2カ月ぐらいの急造チームだ。先発メンバーが決まったのも、パラグアイ戦の後というありさまで、本当に急造のチームだった。戦術も未熟だったし、選手間の連携も不十分だった。それにもかかわらず、あの戦果だ。
 とすれば、将来的には、優勝の可能性は十分にある、と言える。
 数年前には想像もできなかったことが、まさしく現実に近づきつつある。そして、それもこれも、ハリルを解任したことの効果だ。「フィジカルが大事」なんて言っていたころには、フィジカルが圧倒的なセネガルやベルギーを見て「大差で負ける」と悲観していた評論家が多かったが、ここまでの戦果を見る限りでは、「フィジカルでは圧倒的に劣っていても優勝できる」という方向性がはっきりと見えてきたのだ。



 [ 余談 ]
 ただし、である。今後また、「フィジカルが何より大切だ」なんていうハリルの方針を取ったら、フィジカルで劣ったときには何もできないまま大敗するしかなくなる。

 日本サッカーの衰退を望むのであれば、「ハリル再任」「ハリル復帰」を望むべきだろう。あなたが日本嫌いの韓国人であれば、是非ともそう主張するべきだ。「日本にハリルを!」と。



 【 関連サイト 】

 昔の中田の、伝説のゴール。





 たしかに、すごかった。この時代では、傑出していた。
 しかし今の日本選手は、このレベルにある選手が多い、と言える。(全盛期で比較すれば)本田も長友も柴崎も、中田と同レベルにあると言える。香川は、中田以上だろう。

 柴崎については、代表選よりも、レアル戦でのゴールが印象に残る。中田のゴール以上の価値がある。




posted by 管理人 at 10:00 | Comment(8) | 一般(雑学)5 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本とベルギーの試合については2点取られた所からベルギーにスイッチが入った気がします
つまり前半は本気では無かったと

優勝の可能性があるというのは同意ですが、1勝1分2敗が事実です
しかも1勝は10人相手のコロンビア

優勝という目標を掲げて頑張るのは良いと思いますが、
過信するのではなく、
日本人らしく謙虚に積み上げていったほうがいいとも思う
Posted by カレー at 2018年07月07日 12:02
ベルギーの選手たちがコメントしたようですね
いわく、今までは簡単に勝つか負けるかだったが、日本戦では逆転して勝てた
これが自信になったようです

日本と戦ったときのベルギーとは精神的に違ったようです
Posted by カレー at 2018年07月07日 17:33
> 日本と戦ったときのベルギーとは精神的に違ったようです

 そうですね。あのときは、敗北の瀬戸際に追い詰められていましたから。自信喪失で崩れかけていた。それで最後に勝てたので、ようやく自信ができたのでしょう。
 逆に言えば、ブラジルは日本ほど怖くはなかった、ということ。
Posted by 管理人 at 2018年07月07日 18:26
ベスト16に行き着くまでの勝敗は全く関係ないですね。1勝1敗1分は戦略の結果に過ぎない。何も強さを表すものではなく、ベスト16からが本当のワールドカップ。日本の弱点,キーパーと、高さのパワープレイ(オーストラリアにもこれでやられた)が克服できれば確かに優勝、夢ではなくなったのは完全に同意します
Posted by gunts at 2018年07月07日 21:18
>ベスト16に行き着くまでの勝敗は全く関係ないですね。1勝1敗1分は戦略の結果に過ぎない。何も強さを表すものではなく

その戦略を取ることになったのは日本が弱かったからでしょう
セネガル戦で勝ちきれなかった

でもそれでいいんですよ
弱者はそういう戦いをするべきです
それをベスト16という結果やベルギーが勝っていく姿を見て、自分たちは強者なんだと思って油断すると、足をすくわれることになるよということです

たとえば盛り上げるためだけに、非公開にしてきたスタメン情報を公開するとかね
Posted by カレー at 2018年07月08日 05:34
ラグビーではあらゆる戦法が研究されて
勝つためにはフィジカルで優位に立つことらしいです

サッカーでもそうなりつつあります
大きさで勝てないなら10人が長友のように90分走り回れる
走力を持つしかない

ベルギー戦で2−0とリードしながら負けたのは
ドイツワールドカップの時のオーストラリア戦と同じで
チーム全体で絶対守ると言う意識が統一されていなかったからでしょ
Posted by ロージン at 2018年07月09日 03:20
フィジカルの定義が背の高さや筋肉量という意味なら劣っているけど、体力とか1対1のせめぎあいの強さという意味なら負けてなかったと思う。いくつかの記事で日本の1対1の勝率が良いというのが上がってた(残念ながら、そのデータそのものがどこで見れるのか分からなかった)。体力とか柔道的なバランスというような部分はやはり鍛えて欲しい。

守る意識や攻める意識だけじゃなくて、具体的な戦術が必要。ベルギー相手に日本が亀になっても、守れるとは限らない。やはり相手の戦術をつぶせる戦略眼を持ちつつ、それをチームに浸透させる能力を持ち、協会とのコミュニケーションが図れて、スポンサーに忖度できる監督が必要。それより協会の人間は一定年齢超えたら、権限剥奪されるようにしたほうが良い(功労者として残って、名声を利用してサッカーの普及、寄付集め役をしてもらおう)

基本的に林さんの記事に同意
https://www.footballista.jp/special/47040
Posted by 東野 at 2018年07月09日 11:21
 記事の転載。

  ̄ ̄
 《 日本は「一流のチーム」 米放送局「W杯最新格付け」で10位 》
 「決勝前のワールドカップ・パワーランキング」と特集したのは米放送局「CBSスポーツ」電子版だった。記事では準決勝終了時点の最新格付けを掲載し、日本は10位にランクされた。

 → https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180714-00029679-theanswer-socc
Posted by 管理人 at 2018年07月14日 21:00
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