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名古屋城の天守閣が、木造で再建されるそうだ。現状のコンクリ製だと、耐震性が不十分で、地震に弱いのが問題だという。
《 名古屋城天守閣 木造復元について 》
現在の天守閣については、戦後、市民の多大な寄附により再建された鉄骨鉄筋コンクリート造の建造物ですが、再建から半世紀が経過し、設備の老朽化や耐震性の確保などの問題が発生しています。そのような課題を克服するとともに、特別史跡名古屋城跡の本質的価値の理解を促進するため、「金城温古録」や「昭和実測図」「ガラス乾板写真」など、現代に残された豊富な資料に基づく天守閣の木造復元を進めています。
なお、木造復元された天守閣の竣工時期は、2022年12月を予定しています。
( → 名古屋城公式ウェブサイト )
現在の名古屋城天守閣は、1959年(昭和34年)に再建されたもので、既に半世紀以上が経過し、コンクリートの劣化や設備の老朽化などが進行しているとともに、耐震性能が不足しております。
なお、本市では天守閣を木造復元することにより、耐震性能を確保することを検討しております。
■耐震診断の評価(Is値0.14、Ct・Sd値0.07)
・震度6強程度の大規模の地震に対して倒壊し、または崩壊する危険性が高い。
( → 名古屋城天守閣の耐震性について :名古屋城公式ウェブサイト )
なるほど。震度6強程度の大規模の地震には耐えられないから、もっと強力な建築物にしよう、というわけだ。つまり、震度7にも耐えられるような建築物にするわけだ。
その意気やよし、と言える。
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ここで疑問が浮かぶ。
「木造建築で強力な耐震性が得られるのだろうか?」
この疑問はもっともだろう。なぜなら、次のことがあるからだ。
「住宅では、木造3階建ては危険なので、一定の規制がなされている」
また、それは別としても、「木造3階建ては危険だ」という事実がある。
→ 長期優良住宅、木造3階建て住宅は必ず地震で壊れる欠陥建築
こういう状況があるのに、3階建てどころかもっと高階のある天守閣なんかを作って、大丈夫なんだろうか? ……そういう疑問が生じるはずだ。
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それでも大手建設会社の設計などで、しっかりと設計されるはずだから、きっと大丈夫なんだろう……と期待したいところだが、事実は期待を裏切るものだった。
《 実物大模型で耐震性テスト 木造化目指す名古屋城天守 》
名古屋城天守木造化を施工する竹中工務店が11日、新天守の耐震性を調べる実験を公開した。
機械を使って梁に負荷を加えたところ、0.6度傾くのに約1トンの力がかかった。震度5弱の地震で木造建築にできる一般的な傾きという。
( → 朝日新聞 2018年4月12日 )
竹中工務店という大手が施工するのは、期待通りだったが、それ以外が最悪だ。
・ 試験は震度5弱まで。これでは現状の震度6よりも大幅に劣る。
・ 試験はまだ不完全なのに、2020年に着工するそうだ。
→ 着工は20年6月、完成は22年12月を予定
現状では震度6までしか耐えられないから再建するというのに、再建後の建物では震度5までの耐震性しか試験していないという。呆れる。何だこれ?
おまけに、試験が不十分なまま、設計を完了して、着工は20年6月だって。呆れる。試験が不十分なら、設計は完了していないんだから、着工の予定は立たないだろうが。メチャクチャすぎる。手抜き工事でもやる気なんだろうか? そう言えば、前に「杭の偽装工事」というのもあったな。
→ 杭の偽装問題をどうする?: Open ブログ
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というわけで、現状の「木造で再建」という案には、まったく賛成できない。
そもそも、木造で十分な強度を得られるとは思えない。この点は、私よりも建築に詳しい人の批判がある。
→ 「木造天守は、今の鉄筋コンクリート造天守より耐震性が高い。」って、どうよ
※ 欺瞞・嘘・ペテンというほどひどくはないようだ。
後述の 【 追記 】 を参照。
[ 付記 ]
じゃ、どうすればいいか?
私の提案は、こうだ。
「鉄骨で頑丈な骨格を作る」
この場合、骨の周囲に木の板を張り巡らせれば、見た目は木造建築物と違いはわかるまい。
通常の木造建築物では、10センチぐらいの柱を使うが、そのかわりに、8センチぐらいの鉄骨に厚さ1センチの木板を貼りつければ、見た目は 10センチの柱になる。そういうふうにすれば、「見た目は木造で、実際には鉄骨」というふうにできる。これなら頑丈だ。
鉄鋼だと錆びる恐れがあるというのなら、鉄でなくアルミで骨を作ってもいい。
これでうまく行くと思うが、もし駄目なら、コンクリで作るのでもいい。
とにかく、震度5までしか耐震性がない木造建築物なんて、そんなのは議論の俎上にも上がらないはずだ。現状はあまりにもデタラメすぎる。
( ※ 工事の前の設計の段階で、すでに手抜きとなっている。呆れる。)
【 追記 】
試験は震度5だったが、設計では震度6強に耐えられる強度であるそうだ。これで、現行(震度6強に耐えられない)よりは、いくらか改善されている。ただ、やや不十分だと思える。
詳細は、コメント欄の下記コメント
> Posted by 管理人 at 2018年05月16日 12:13
また、本文中に示したリンク先の内容を見ても、再建によって安全性が十分に高まったとは言えないので、
「(現状では危険だから)再建が必要だ」
という結論にはならず、
「(再建でなく)現存の建物の補強で十分だ」
と言える。その意味で、「木造の再建は不要」という基本方針は揺るがない。
【 関連サイト 】
木造復元を目指す名古屋城天守閣にエレベーターの設置を見送る方針について、名古屋市の河村たかし市長は10日、はしご車やロボット技術などの代替手段を検討する方針を改めて示した。エレベーター並みの利便性を確保できると強調し、同市長は「障害者の皆さんにとって良くなる提案だ」と述べた。
( → 市長、代替手段の検討を強調 名古屋城のエレベーター問題で :日本経済新聞 )
【 補説 】
新たに考え直して、次の点を指摘しておきたい。
「次に大きな地震に襲われた場合、再建された天守閣が損傷して、ふたたび再建される必要が生じるかもしれない」
似た例は、熊本城の天守閣の再建だ。熊本の震災で損壊したのを受けて、解体されてから再建された。
熊本市は27日、昨年4月の熊本地震で損壊した熊本城天守閣の大天守(6階建て)最上階の再建工事を来夏に終えることを明らかにした。
大天守は既に解体され、8月から再建工事に入る。
( → 熊本地震:熊本城大天守 来夏に市の再建工事終了へ - 毎日新聞 2017年7月27日 )
名古屋城を再建しても、同様のことが起こるかもしれない。つまり、大地震を受けて、部分的に損傷が発生する。倒壊したわけではないが、内部にひび割れなどが生じて、このままではもはや維持できない。そこで解体して、全面的な再建となる。
そういうことが、名古屋城を再建してから、まもなく起こるかもしれないのだ。何しろ、南海トラフ地震 や、中部内陸地震 などの可能性があるからだ。いずれにしても、名古屋近辺の建物は壊滅的な打撃を被る可能性がある。
では、どうする?
「今のコンクリの天守閣を、補強して維持する方がいい。そして、次の大地震が起こったら、解体して、再建すればいい」
こういう形での再建ならば、賛成したい。(そのときは木造であってもいい。耐震性は弱くても、続けて大地震が来るとは考えられないからだ。)
一方、現時点での木造再建には、賛成しがたい。たとえ作っても、すぐにまた再度の再建が必要になりそうだからだ。
( ※ 特に、木造で集成材を使うと、内部の損傷が危険だ。鉄ならば、内部の損傷についてあまり気を遣わなくても済みそうだが、木造の集成材だと、大地震の後では内部の損傷が心配だ。接着剤などが部分的に剥離している危険がある。そのまま維持するのは危険だ。ゆえに、新たに再建することが必要になるだろう。……特に、震度6強ぐらいの、弱い耐震性しか持たない木造建築の場合には、大地震への耐性が弱い。)

管理人殿の"警鐘を鳴らす"ことに賛成です。
耐震性を確保する建物にすることが必要なのは当然ですが、
木構造だから無条件でダメ、とはならないでしょう。
実物大模型試験の引用も不適切じゃないですか?
接合部の変位をとりあえず試してみただけですから
実際に建てるモノの試験じゃありません。
「嘘で世間をだまして、木造による再建をして、危険建築物を構築しようとしている」は、いくらなんでも言い過ぎだと思います。
10cmなんて、どこの住宅でしょうか?
天守閣がそんな細いものがもつわけありません。
必要な強度を有する太さ長さの材料を使うに決まっています。
『アルミ骨造』って、チャレンジャーですね。学会誌に載りそう。
そうは言っていません。お間違えなく。
安全だという保証がほしいだけです。
> 実際に建てるモノの試験じゃありません。
だから、ちゃんとした試験がほしいわけです。
駄目だと証明されたといっているのではなく、安全だと証明してほしいわけです。
> 天守閣がそんな細いものがもつわけありません。
うーん。でも、2×4 みたいに、薄い材木を組み合わせて作る工法もあるから、必ずしも太い木材はなくてもいいのかも。
そもそも、太い木材は貴重だから、そんなに大量に入手できるとも思えないが。
あと、10センチというのは、物のたとえです。普通の住宅の場合の話。本件で 10センチの柱を使え、と言っているわけではありません。「仮に 10センチなら、8センチのものを使う」と言っているだけ。以下同様なので、木造が 30センチなら 鉄骨が28センチにすればいい、ということ。木造を鉄骨で代替できる、と言いたいわけ。柱の太さはどうでもいいです。
アルミ骨造って、どこかのプレハブ倉庫で使われているのを見かけました。それで書いたんだけど、一般建築では使われないのか。知らなかった。ご教示ありがとうございました。
p.s.
あとで調べたら、アルミを構造材にした建築は、すでに普及のための協議会(業者団体)ができている。実例もある。
→ http://www.aluminum.or.jp/alken/
柱は塗装でも良いと思うけど?
そのために現在の天守閣の耐震性の問題を示して、木造復元の理由付けをしようとしたら、目算が狂っちゃたと。
障害者に対する配慮も(おそらく)なく、耐震評価や耐震設計の基準もなかった当時の状態を忠実に復元しようとすれば齟齬が生じるのは当たり前です。
個人的には”別に再建しなくても構わない”と考えます。
要約が上手ですね。これは私が書くべきだったかも。
実は、これが最初の発想で、それを長々と展開したのが本項。
特に濃尾震災は、史上最大の内陸地殻内地震でした。
私は管理人さんのおっしゃるとおり、単なる木造には賛成しかねますが、
上記の史実を理由に木造を良しとしている人も少なくありません。
大丈夫だと思いますよ。
一応、姉歯事件のあとの制度改正により、ピアチェック付の構造計算書か大臣認定でも受けないと着工できない制度になっていますから。
いくら市長が喚こうがゴネようが、勝手はできません。
木でも鉄骨でもアルミ骨でもコンクリートでも、
耐震上必要な圧縮強度、引張強度、剪断強度、たわみ量、靭性、剛性などを計算して必要な太さ、長さ、断面形状、厚さなどを算出して、安全率を掛けて、耐えられるように構成するだけです。
カネさえかければ、実現は可能だと思います。
1本モノの木材ではなくて、集成材+表面化粧みたいなこともできそうですし。
『それを実現するためのコスト』となると、いろいろ問題はあるでしょう。納税者が納得できるか、という価値判断になるのでは。
バリアフリーの面は、天守と別に「エレベーター棟」でも建てて連結するような景観上議論になりそうな方法を取るか、鉄筋コンクリート製のエレベーターシャフトを木造天守に抱き込むか……。
そのへん、市長も各方面から説得(指導?)を受けるのでは。
「木造として耐震性が保たれるのかどうか?」という技術的・安全上の問題ではなくて、「耐震性を確保した木造とするためのコストは妥当と言えるのか」という政策的な問題だと思います。
現状のコンクリート製天守は古い基準で建てられているので、計算上の耐震性が現行基準に適合していないのは当然で、建て替えなり耐震補強なり、何かしなくちゃならないのに変わりはありません。
直下型地震ならば、必要だろうが、名古屋に直下型地震は起こりそうにない。南海トラフ地震ならば、名古屋が震度7になるとは思えない。
また、仮に城が崩れるとしても、大崩れするとは思えない。せいぜいひび割れぐらいで済みそうだ。直方体のビルなら、1階部分がつぶれるとか、建物全体が倒れるとか、大被害の可能性があるが、城ならばその心配もなさそうだ。
そもそも建て替えの必要性が大いに疑問だな。(専門家じゃないから、断言はできないが。)
木造にして客寄せして地元振興、というのが真の狙いだと思う。そのための財源は多額の補助金を当てにしているようだ。
→ http://j.mp/2rIoUYM
熊本城再建の場合は、9割ぐらいが国の補助金だったはず。名古屋もそのくらいを狙っているのかも。
補助金をふんだくるのが真の狙いであるという感じもする。
「補助金は1割しか出さない」と国が決定したら、たぶん、「じゃあ、やーめた」と、建て替えは中止になると思う。
私は、木造には賛成しかねます。
ただ、その理由は、資材調達や再建後のメンテナンス、また火災の不安を感じるからです。
名古屋城の立地、名古屋台地の北端は、地震に強い。
江戸時代から、戦災焼失まで、あれほどの巨大木造建築が大地震に耐え抜いていました。
名古屋で震度7以上の明治の濃尾震災、江戸時代は推定ですが、数回5以上があり、昭和の震災(戦争中なのであまり知られていませんが)も5〜6です。
勿論全くの無傷ではなく、石垣が一部崩れたり、多聞櫓が崩れたりしましたけれど。
天守閣は壊れても良くて、壊れたらまた建て直せば良いと考えてるんじゃないかな?
その関係者たちはどう思ってるのか聞きたいところ。
http://j.mp/2rP9KRR
趣旨は下記。
・ 名古屋城再建は、文化財ではなく、観光用レプリカ。
・ 補助金は文化庁からでなく、国交省都市局から(観光)。
・ 財源は国からもらうことだけ。(さもしい乞食根性)
・ 現状のコンクリのままなら、耐震補強で補助金が出る。
・ 木造天守閣は安全性が駄目。違法建築となる。
・ 掛川城、大洲城の木造天守は、違法建築。金は寄付金。
・ 名古屋城(木造)は真っ黒だが、政界もマスコミも同類。
おおむね、私の見解に合致する。圧倒的大多数の世間に逆らって、「王様は裸だ」と叫び続けているようだが、私みたいな人だ。
ほったらかしな2階建ての方が潰れてたかと。
用はしっかり設計されてれば木造だからといって即ダメなわけではないと思いますよ。
マンション住まいで言うのもなんですが。
木材は木曽の山中から切り出し木曽川を使って運搬。築城に際し原動機、電動機は使用禁止。人、馬、牛の使用のみ認める。
落慶後は武士のみ入場を許される。市長もルーツが町民、農民なら勿論入城禁止とか。
何故、現代にわざわざ城を復元するのか理解に苦しみます。観光用の見世物やランドマークにしたいなら他に知恵を絞るべきで、城である必然が感じられません。穴掘って埋めるだけより維持費負担が延々続く分、公共事業として筋悪のような。
何故各自治体の首長がそこまで築城に意欲を燃やすのか不思議です。権威を誇示したいのか、自身が差配した建造物を後世まで残したいのか...
住宅なら柱がいっぱいあるので、丈夫にできます。
天守閣は大広間があって、柱の少ない大空間があるので、構造上、きついんです。
http://j.mp/2rL8dfl
特に、三角の梁がないのが、決定的にきつい。
http://j.mp/2IkciSY
木造がすべて駄目だと言っているのではなく、木造の天守閣(大広間あり)が駄目だ、という限定的な話です。
コンクリ建築のままで補強することには大賛成ですよ。木造再建ならば 500億円だが、コンクリ補強なら、はるかに小額で済むはず。このくらいの補助金なら問題ない。
あと、たとえ木造再建が 50億円で済むとしても、現状(震度6強)よりも弱い耐震性になるのであれば、反対するしかないですね。
お金と安全性は、別の問題です。
結論じゃなくて、「疑い」の段階です。証明したわけじゃないので。
むしろ、「安全」だと証明する側が、竹中です。なのに、証明もしていないうちに、建設時期が決まっている。おかしいでしょ。安全性が証明されていない飛行機を見込み生産するようなものだ。メチャクチャの極み。
江戸時代の天守礎石は、別に移され(城内で見られます)、ケーソン基礎になっています。
他にも古来からの木造建築は
実例が山とあるので、木造建築の耐震云々は意味があまり無いのでは?
現在の姫路城を取り壊して、木造でレプリカを再建する……という話が出てきてから、話題にしてください。
あと、安全性を話題にしているのは、私じゃなくて、名古屋市です。「現在では震度6強までしか耐えられないから」という理由で、建て替えをしようとしている。「それでいて震度5の耐震性というのはおかしいだろ」と私が矛盾を指摘しているわけ。
安全性の重視は、名古屋市の主張。
矛盾の指摘は、私の主張。
時期尚早と言ったのは、竹中が震度5の耐震性しか確保しないで着工すると結論している管理人のことだよ。
竹中自身が耐震性を確保しない旨を表明していますよ。
具体的に言うと、「耐震性を確保します」と(口先では)何十回も言っているのだが、その耐震性とは、次のこと。
> 現行法と同等の耐震基準(震度6強
出典: https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/280330/dwl/takenaka.pdf の 60頁 の [1]
ほら。「震度6強の耐震性では危険だから」という理由で再建するのに、再建後も同程度の耐震性でしかない。耐震性はちっとも向上していない。
誰もが詐欺師の嘘にだまされている。詐欺師は、名古屋市と竹中工務店。
そこで私が真実を指摘する。
「耐震性はちっとも向上しない。鉄骨でならば確保できるであろうが、木造では無理っぽい」と。
どうしても木造でやるなら、大広間に柱を何本も立てて、三角の梁もたくさん入れて、史実とは異なる形にするしかないでしょうね。一方、鉄骨を使えば、ほぼ史実通りの見映えにすることも可能でしょう。
実情取り壊しての建て直しに近い。なにせ礎石まで取り除いて、コンクリートの基礎を打ち込んだのだから。
名古屋城も特別史跡(国宝と同格)なので、解体、再建になるならならレプリカでなく本物、コンクリートでは難しいのです。
だから私は現在のコンクリートのものの補修に留めるべきだし、それで十分だと思います。
江戸時代の豊富な資料と旧国宝時代の実測図があるので可能というのが名古屋市や専門家の主張。
後姫路城は結構手が入ってるので、完全オリジナルではないと思います。
建築当初では考えられなかった、年間150万を超える来場者。耐震云々以前に、とてもオリジナルでは耐えられません。
でも当たり前ですが、誰もレプリカとは言わない。現存天守なので。
私が姫路城を例に出したのは、名古屋城も姫路城と同じく、国宝レベルの文化遺産なので、再建するならコンクリートは難しいだろうという意味です。
奈良大学の千田先生や、広大の三浦先生等、
建築の専門家でなく、城廓の専門家ですが、
これらの方々も木造再建には懐疑的ですが、文化省の姿勢として、再建するなら木造でないと難しいだろうとおっしゃってました。
最初から選択肢があまり与えられてないのです。
それならいっそ、取り壊したままにすればよいのですけれど。
しかし、手前の家は、揺れ始めてすぐの0:30頃に土台が基礎から外れてしまい、揺れが躯体に伝わらなくなったので、たまたま倒壊を免れたにすぎない。つまり、偶然、耐震強度の低い家が倒壊しなかったという話。
この記事の問題点は、これらの家が最初から構造に欠陥があること。間取りがいろいろなところにアップされているので、見てみると…。
まず、1階にピロティがあり、耐力壁(筋かい入りの壁)がほとんどない。これでは地震が起きたとき、ピロティ側だけ揺れて倒壊しやすくなる。そもそもバランスの悪い建物だった。
そして、上階の耐力壁は下階の耐力壁の上に設置するのがふつうだが、これらの家は、下階に耐力壁のないのに、上階に耐力壁が多くつくられている。下階の揺れやすい部分に、揺れにくい部分が載っているので、動画のように、下階だけが壊れてひっくり返ったのだ。
また、揺らし方も建物の短い辺方向にだけ揺らしている(実際の地震は縦横上下と3次元に揺れる)。このような細長い家は短い辺方向に揺らすと倒壊しやすい。
つまり、動画のように倒壊することを期待して、設計された家なので、そのとおりになっただけである。
現在→震度6強程度の大規模の地震に対して倒壊or崩壊する危険性が高い。
竹中→震度6強程度の地震では倒壊しない
管理人様→私が真実を指摘する。「耐震性はちっとも向上しない。
「大広間に柱を何本も立てて、三角の梁もたくさん入れて」の代わりに、CLT耐震壁を計画しているみたいです。
別に市長や竹中を擁護するつもりはないし、すんごいカネをかけて木造再築するのが良いとも思いませんが、見当違いの言いがかりで批判するのはおかしいかと思いまして。
「詐欺、詐欺」と言う割には根拠が残念な気がします。
> 竹中→震度6強程度の地震では倒壊しない
あ、そうか。震度6強という数字が同じなので、同じかと思ったが、「倒壊する/しない」という差があるのか。
だけど、それだと、「耐震性はちっとも向上しない」ではないが、「いくらか向上する」という程度ですね。
震度6強程度というと、400ガルぐらいなので、それをかなり上回ると倒壊してしまうという点では、いずれにしても強度不足と思えます。全面的に建て替える割には、強度が足りない感じです。
> CLT耐震壁
これですね。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13495411.html
この記事を読んでみたけど、普通の木造よりは強度は高いが、鉄骨よりはずっと弱いので、やはり不十分という感じです。
結論としては、「詐欺」というほどひどくはないが、巨額の金をかける割には安全性は十分ではない、というところでしょうか。
全然違いますよ。名古屋城が特別史跡に指定されているのは、敷地の全体です。天守閣という建物は、昭和のコンクリ建築なので、文化財ではありません。再建の時点で、観光センターとしての扱いです。文化的な価値はゼロ同然。
> 文化省の姿勢として、再建するなら木造でないと難しいだろう
再建したものは文化的な価値はないので、文化庁の対象ではありません。先の要約でこう書いたとおり。
>> ・ 補助金は文化庁からでなく、国交省都市局から(観光)。
なお、文化省ではなく文化庁。(文科省というのはあるが。)
文科省は、相談には乗っているようだが、何の権限もないでしょう。文化的価値のない、ただのレプリカ(観光資源)の再建なんだから。また、現存物は歴史的文化財でないし。(昭和の近代文化財であるだけ。)
> 取り壊したまま
まだ解体されていません。あと1年間は解体しないそうです。
→ https://news.yahoo.co.jp/byline/otaketoshiyuki/20180406-00083511/
今はまだ調査の時点で、解体も建設も財源も何も決まっていないようです。そもそも解体の巨額資金さえも手当てされていない。
本文中でいくつか、取り消し線を入れました。
タイムスタンプは 下記 ↓
CLT耐震壁を配置して面剛性を確保するわけで。
要は、組み合わせってことです。念のため。
このへんは、管理人様の関心の埒外にあるようですが。
それは記事に書いてあったので、誤解はしていないつもりです。
私が言ったのは総合的な最終性能。高負荷時の場合。
根拠あいまいなまま企業の実名を上げて、新聞の内容をミスリードさせるような記事を書いて、欺瞞や詐欺、ペテン師呼ばわりするようなことは慎んではどうかな?
江戸時代以来の構造物じゃないと駄目ってこと?
そうであるならば、初めからすっぱりと「再建なんてバカバカしい」とでも言っときゃよかったのでは?
読み手をあの手この手で言いくるめようとするから、傍から見ると単なる言葉遊びにしかなってませんよ。
誰もそんなことは言っていません。あなたの勘違い。妄想。
昭和の初めの建築の大阪城天守閣(市民の寄付金によって賄われたらしい)も、中韓からの観光客がどしどし押し寄せ、一大観光スポットになってます。
だからこそ、自治体が血眼になって再建(整備)したいというのは分からなくはないです…。
歴史的観光資源の少ない東京は、江戸城天守閣・本丸御殿を復元すれば良いなとは思いますが、このブログ記事読んでると、色々難しいのかなとは思います。
が、やはり大きな観光の目玉になる事は間違いないかと。(戯言で申し訳ないですがw)
江戸城を再建するというのならわかりますが、名古屋城はすでに立派なものがありますよ。現状の補修でも大差なし。
「次に大きな地震に襲われた場合、再建された天守閣が損傷して、ふたたび再建される必要が生じるかもしれない」
という話。
> 震度6強ぐらいの、弱い耐震性しか持たない木造建築の場合には、大地震への耐性が弱い。
トートロジー……。それはともかく、
耐震性の設定をどのくらいにするか(震度6強か、震度7か)と、構造形式(鉄筋コンクリート、鉄骨、木造ほか)とは切り離して議論しないと、ごっちゃになります。
管理人様のご懸念を払拭するためには、震度7にも耐えられる木造にすればいい、ということになりますか。
どうも『木造イコール弱い』という固定観念から離れられていないように感じられます。
材料強度、架構、接合部の仕様などを適切に組み合わせて『総合的な最終性能』を確保する設計にするだけの話です。竹中案だって、江戸時代と全く同じ構造にする計画ではなくて、「それっぽい雰囲気を毀損しないように」耐震性能(ただし目標は現行法規程度)を確保する計画になっています。
たとい鉄骨で造ったとしても、目標耐震性能を現行法規程度とするならば、同じ目標で造った木造建物と耐震性能については同等にしかなりません。
結局、「目標耐震性能は現行法規程度ではダメだ!『震度7でも損傷しない』ようにせよ」というのが管理人様の主張なのでしょうか?
だとすると、名古屋城に限らず全国のあらゆる建築計画について「危険だ!詐欺だ!」と叫ばなくてはならなくなります。都心の高層ビルとか、危なくないですか?
ちなみに、今のコンクリート天守閣を補強する場合でも、通常であれば目標耐震性能は現行法規程度にするはず。そして「補強」と言っても小手先の処置では済まないはずなので、これまた結構な費用がかかるだろうと思います。
いや、どっちみち壊れることを前提とするべし、という主張です。どうせ壊れるんだし、壊れてから作り直せ、と。
そう書いてあるはずですけど。
> 「補強」と言っても小手先の処置では済まないはずなので、これまた結構な費用がかかるだろう
たとえ新築でも、コンクリは木造よりもかなり安いようです。まして補強ならば。
補強の強度は、震度6強まで強める必要はない。もう少し弱めでもいい。特に、「壊れないこと」よりも、「壊れても倒壊しないこと」(大被害を出さないこと)を前提とすれば、強度はかなり弱めでもいい。
> 『木造イコール弱い』という固定観念
いや、向き不向きです。壁の多い建築ならば木造でもいいのですが、大広間や大空間のある建築には鉄骨が向いています。なお、コンクリも向いていません。
> どっちみち壊れることを前提とするべし
建築基準法自体が、そんなものです。災害対策本部を置く施設とか特別な病院などの重要施設以外は「壊れるけど人が死なずに済む」程度の強度で建っていますから。補強の場合も目標もそこにありますから「弱め」ではダメです。
「向き不向き」は、もちろんありますし、大雑把に言えば管理人様の書かれた通りでしょうが、木造で実現できないわけでもありません。
本項の書き出しに即して言うならば、
「木造で耐震性が保たれるのだろうか?」という疑念に対しては「耐震性を有する木造とすれば良い」
ということになります。竹中にイチャモンつけるのはお門違い。
というわけで「木造という構造は耐震性が不足するからダメだ」ではなくて
「木造で耐震を確保するためにコストがかかりすぎるのがダメだ」という論旨が妥当では。
> なお、コンクリも向いていません。
とか言い切っちゃう、強弁しちゃうところが何とも管理人様らしいと言うか。
可愛げはないですが、嫌いじゃないです。と、偉そうにすみません。
【建築基準法に制定されている建物】
○数百年に一度発生する(住宅の密集する都市で震度6強から震度7程度)地震に対して、倒壊・崩壊しない[損傷しないわけではない]。
○数十年に一度発生する(住宅の密集する都市で震度5強程度)地震に対して、損傷しない。
【震度と参考加速度】
震度5弱…60〜110gal
震度5強…110〜200gal
震度6弱…200〜350gal
震度6強…350〜600gal
震度7……600gal以上
【耐震等級】
○耐震等級1…建築基準法と同程度の建物
○耐震等級2…等級1で想定する地震の1.25倍に耐えられる
○耐震等級3…等級1で想定する地震の1.5倍に耐えられる
とはいえ、断層型地震なら断層上の建物はどんな建物でも倒壊します。熊本地震で新築の家なのに倒壊したってヤツはぜんぶコレ。中には欠陥住宅もあるでしょうが…。w
木造で再建する場合の最大の問題は、木材は、強度のバラツキ(標準偏差)が大きいので、構造計算ができないことです。集成材を構造材とし、接合部を金属でつなげば、構造計算で十分な耐震強度の木造天守閣を再建することは可能です。ただ、それだと、鉄筋コンクリートや鉄骨でつくるのとどこがちがうんだってことになりそうですが…。w
ここでは耐震強度ばかり問題になっていますが、ガチの木造天守閣だと、断熱性・気密性が確保できず、温度と湿度の管理ができないので展示場としては使えず、夏暑く、冬寒いので、観光客がすぐ帰り、二度と来ない建物になるでしょう。w
また、上で指摘されているように、エレベーターなしではバリアフリーに問題があります。ガチ天守閣の階段は異常に急で、健常者でも登り降りが怖いです。金沢城の菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓は木造再建され、1階と2階はエレベーターと昇降機がついていてバリアフリーですが、菱櫓の最上階(3階)はガチの急階段で登り降りが怖かったです。