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札幌で 11人が死んだ火災は、灯油ストーブが原因であるらしい。
各部屋には石油ファンヒーターが設けられており、灯油は各自が1階共用部分にあるタンクから補給していた。
( → 札幌支援住宅火災:調理場周辺が火元か 11人死亡 - 毎日新聞 2018-02-01 )
灯油ストーブは、高温の火をともすので、危険である。
しかも、エネルギー効率が悪い。電気代を見ても、最新式のエアコン暖房の方が暖房代が少なくて済む。それというのも、エアコン暖房は、効率が非常にいいからだ。前にコメント欄で示した通り。
→ 雪ならエアコン暖房はダメ: Open ブログ
この記事は、2011年の記事だが、この時点ですでに、「最新型のエアコン暖房は、石油ストーブやガス暖房よりも、暖房代が安く済む」というふうになっている。(これはまた、「余分な炭酸ガスを出さずに済むかも」ということを推察させる?
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以上のことからして、石油ストーブは、そろそろ強制的に廃止にした方がいい。火災の危険もあるし、暖房代の出費のこともあるからだ。(温暖化ガスの影響もありそうだ。)
ただ、「強制的に廃止」と言っても、強引に「使用禁止」にするのは、私有財産権の制限になるので、まずい。そこでかわりの案を示そう。こうだ。
「安価な灯油にも、ガソリン税並みに、高額の税を課する」
こういうふうにして灯油にどんどん課税していけば、いろいろと好影響が出るだろう。
なお、集合住宅では、もっと厳格に「灯油ストーブの使用禁止」と「エアコン設置の義務づけ」を同時実施した方がいい。
一方で、低所得者向けには、エアコン設置に大幅な補助金を出すといいだろう。(生活保護世帯への無償設置を含む。)
[ 付記 ]
「灯油ストーブの火事や死者なんか、あんまりないだろ。報道されていないし」
と思うかもしれないが、そんなことはない。報道されていない( or 目立たない)だけで、件数はかなりある。今回は、集合住宅で大量の死者が出たから、目立っただけだ。1部屋での火事なら、多数ある。東京都では5年間で129件。
→ 住宅火災におけるストーブ火災発火源別件数
ただし、実際の火災件数は、電気ストーブの方がずっと多い。これは別に不思議ではなくて、電気ストーブの利用者の方が圧倒的に多いからだ。多くの家に電気ストーブの1台ぐらいはあるだろう。
ただ、電気ストーブも危険だから、なるべく使わない方がいい。電気ストーブよりも、セラミックヒーターの方が安全だ。
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他に、赤外線ヒーター・ハロゲンヒーターというものもあるのだが、こちらは電気ストーブの一種なので、高温となり、危険度は高い。転倒防止装置が付いていることからしても、火災の危険があるとわかる。また、消費電力が少なめであることからしても、熱量は少なめだ。
やはり、セラミックヒーターの方がお勧めだ。
※ こういうのを使うのは、雪の日。雪のときにはエアコンが効かないので、他の暖房機を使うことになる。
→ 雪ならエアコン暖房はダメ: Open ブログ
セラミックヒーターがなくても、電気毛布をかぶるだけでも、けっこうしのげる。
→ 電気毛布で暖を取る: Open ブログ
【 追記 】
セラミックヒーターを購入するなら、どれがいいか?
1200W のものがお薦めだ。私は 1200W のタイプをもっているが、800W に切り替えて使うと、暖房力に大差がある。 1200W だと部屋が暖まるが、800W だと「あまり冷えない」というだけのことで、部屋が暖まらない。消費電力は5割しか違わないのに、暖房力には2倍以上の差が付く感じだ。
1200W だと消費電力が多くなりそうに思えるが、弱にして使えばその問題もない。「大は小を兼ねる」なので、1200W タイプをお薦めする。
本項で紹介したもののうちでは、3番目のタイプは好評なので、よろしいようだ。(2番目のタイプは安いけれど不評。)

霜が付きにくいような室外機の設置。
がポイントですね。
霜取運転中は冷たい風が出るのでね。
それでもいくらかの霜取運転は避けられないので、極寒の地ではほかの暖房機器との併用は必須。
大概のエアコンの電気代算出では上記は考慮されていない(霜取り運転は無い前提)なのでご注意のほどを。
電気代が安くなると思って新型エアコンを設置しても、霜取り運転ばかりでちょっと温まったと思ったら冷風が出て冷えるの繰り返しになり、電気代ばかりかかることになるよ。
タイムスタンプは 下記 ↓
→災害時に最後はこれが活躍するんじゃないかな。灯油を20リッターも確保しておけば、寒いときでも1週間は大丈夫!!
エアコンは、北海道のように外気温が低すぎると、霜取り運転ばかりになるし、ガスFFファンヒーターは燃料代が灯油に比べて高いので、あまり有効ではないと思いますよ。
高齢者の家に行くと、いまだに対流式ストーブの上にヤカンや鍋をかけて、煮炊きしている。ひっくり返して火傷した人を、何度も手当した。
この件は事項で書く予定。
> ひっくり返して火傷した人を、何度も手当した。
情報ありがとうございます。次項で引用させてもらう予定です。
また寒冷地用エアコンのCOPはダイキンによると、-15度までは2は下回らないそうですが、寒くなれば恐ろしく効率悪くなります。
やるにしても、日本全国ではなく、暖かい東京以南とかにしてほしいですね、灯油が今でも高くてたまらないのに
数多の火災事例の検証に基づき、消防法や建築基準法は順次強化改正されていますが、
・消防法や火災予防条例には既存遡及規定有り
・建築基準法の防火耐火に関する条項には遡及規定無し
と、既存建物に対する扱いが異なっています。
そのため、スプリンクラなど消防法に関わる設備は古い建物でも設置されていきますし消防の査察も入りますが、建築基準法に基づく防火耐火措置については「既存不適格」と称して現行法規に適合しない状態のまま放置されます。
建築基準法の各種規定のうち、人命に大きく関わる部分だけは既存遡及するように改正したほうが良いのではないかと思います。