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高齢老人の運転する自動車事故がまたあった。
《 女子高生2人、はねられ重体 85歳男性が運転 》
前橋市北代田町の県道で、85歳の男性が運転する乗用車が自転車の女子高校生2人をはねる事故があった。前橋署によると、女子高校生は2人とも意識不明の重体。
乗用車は北から南へ向かう途中、対向車線の車と接触し、縁石に乗り上げて民家の塀と衝突し横転。自転車で縦列で走行中だった女子高校生2人を巻き込み、さらに別の車とぶつかって停止したという。
男性の息子の妻(56)によると、男性には普段から物忘れなどがみられ、免許返納を勧めていたが拒まれていた。昨秋には認知機能検査を経て免許が更新されたという。「物損事故を数え切れないくらい起こし、いつも『運転はやめて』と話していた。今朝も(家族にとめられないよう)隠れるように出て行ってしまった」と話す。
( → 朝日新聞 2018-01-09 )
高齢者を批判する人が多そうだが、高齢者には責任はないと思う。自分で正常な判断ができなくなっているのだから、「責任能力なし」と判定できそうだ。法律の普通の判断なら、責任は免責されておかしくない。(まったく責任なし、ということはないが、半分ぐらいは免責されていい。)
問題は、無能な高齢者そのものでなく、無能な高齢者に免許を許容する国の制度だ。
「物損事故を数え切れないくらい起こし、いつも『運転はやめて』と話していた」
というような(半)痴呆老人に免許を許容する方がどうかしている。
記事では、
「昨秋には認知機能検査を経て免許が更新された」
ということだ。ここでは、「認知機能検査を経て免許」という制度そのものが根源的に狂っていることになる。
なぜか? 検査すべきことは、認知機能ではなくて、運転能力であるからだ。高齢化して、運転能力が欠落しているのに、「認知機能は著しく悪化してはいない」というような理屈で、免許を許容する。こういうデタラメな制度が問題だ。
仮に、こんな制度が認められるのなら、自動車免許という制度そのものが根源的に否定される。かわりに、「認知症検査」を受けさせて、それで点数が著しく低くない人の全員に、運転免許証が許容されるはずだ。そうなったら、運転能力のない人々にどんどん免許証が交付される。……そういう馬鹿げた状態になる。
そして、それと同様の馬鹿げたことをやっているのが、今の「高齢者に免許証を許容する」という制度だ。
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では、この悪しき制度を、どう改善するべきか?
それについては、前に述べたことがある。
→ 高齢の運転不適格者: Open ブログ
→ 高齢者免許と認知症診断: Open ブログ
要するに、高齢者に対して、運転能力の検査をすればいい。そこで点数が低い人は、免許証を取り上げる。
というより、むしろ、高齢者に対しては一律に免許証を廃止する方がいい。そして、検査でパスした人のみに、延長を認める。検査をパスしなかったり、検査を受けなかったりすれば、免許証は自動的に失効する。
これならば、問題ない。仮に、そういうふうにしていたら、今回の高校生の被害はなかったはずだ。
国のせいで、高校生に重大な被害が生じた。そして、今後もまた続々と。
お寒い話だ。
【 関連項目 】
別案もある。
「自動ブレーキを搭載した自動車に限定した免許」というのを、高齢者向けに用意する……というもの。
→ 高齢者には限定免許を: Open ブログ
自動ブレーキ付きの自動車ならば、高齢者が運転しても、重度に危険な事故は起こしにくくなる。だから、自動ブレーキを搭載した自動車に限ってなら、ある程度、運転を認めてもいい……というわけだ。
今回の事故でも、自動ブレーキを搭載した自動車を運転していたなら、これほどひどい被害は生じなかっただろう。

免許がなくても運転しちゃいそうですけどね。
@認知試験と運転試験の両方を義務付した方が良いと思います。
A自動ブレーキでやたらブレーキばかり掛ける場合、追突事故の多発に繋がる可能性あります。
ただ地方だと、車が無くなると生活出来なくなる人が出て来るので、どうしたら良いか?
自動ブレーキは直前までかからない。だから、放置した場合、ブレーキに強い衝撃がかかり、非常に不快です。「死なずに済んだ」という程度のことであって、体には衝撃が加わって、不快です。放置する人はいないでしょう。
> ただ地方だと、車が無くなると生活出来なくなる人が出て来るので、どうしたら良いか?
僻地から町村部に移住する、というのがお薦めです。そばに小型スーパーぐらいはあるところ。
月2〜3万円程度の借間暮らしなら、年 30万円程度。自動車の維持費よりは安い。狭いのが不満だろうが、都市部だって若者は狭い部屋に住んでいる。
僻地に住むのは、僻地に農地があって働いているような生産者の場合。(高齢で)働きもしないのに僻地に住むのは、もはや金持ちのぜいたくとなっている。そういうぜいたくをやめればいい。
> 運転免許証が許容されるはずだ。
これほどひどい論理の飛躍はめったに見ないわね
もともと「馬鹿げた」と書いてあるんだし。ちゃんと読んでね。
87歳。白内障で運転困難なのに、認知症の検査ではパスしたから、免許証は取り消されなかった例。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180117/k10011292421000.html