( ※ 細かな話なので、特に読む必要はありません。)
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これは、はてなブックマークで話題になった。
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話題の対象は、朝日の記事。
→ 首相「朝日ほとんど報じてない」:朝日新聞 2017-10-09
この記事から抜粋すると、こうだ。
党首討論会では、安倍首相が加計学園問題についての報道のあり方に注文をつける場面があった。首相はこれまでも民放の番組などで、国家戦略特区での獣医学部新設を推進する側が「手続きに問題はなかった」などと主張していることを、もっと報じるよう求めてきた。
(首相は) 「ほとんどしておられない。しているというのはちょっとですよ。アリバイ作りにしかしておられない。加戸(守行・前愛媛県知事)さんについては、(国会で)証言された次の日には全くしておられない」と述べ、坪井論説委員は再度、「しています」と反論した。
(朝日は) 加戸氏については、閉会中審査が開かれた翌日の7月11日と25日付の朝刊で、国会でのやりとりの詳細を伝える記事で見出しを立てて報じたり、総合2面の「時時刻刻」の中で発言を引用したりしている。
首相は「朝日は報じていない」と批判しているが、実際には 10回以上報じている、と朝日は反論している。
では実際には、朝日のどの記事か? 加戸守行・前愛媛県知事の名前で朝日をサイト内検索すると、すぐにわかる。
7月11日のは、前川証言についての発言。
http://www.asahi.com/articles/DA3S13029670.html
7月25日のは、加計学園の扱いについての発言。いくつもの記事があるが、特に言うと、これだろう。
http://www.asahi.com/articles/DA3S13053989.html
ここには、次の文章がある。
加戸守行・前愛媛県知事は、長年、同県今治市への大学誘致活動を続けながら何度も門前払いされた経緯に触れて「黒い猫でも白い猫でも、獣医学部をつくってくれる猫が一番いい猫」と、地元の誘致に応じたのは加計学園しかなかったことを強調した。
この意味では、一応、報道はしている。
ただし、安倍首相が注文を付けたいのは、次の発言だ。
「有名私立大学にも声をかけてみましたが、けんもほろろでした。そんな中、加計学園だけが手を上げてくれた」
出典:https://togetter.com/li/1128887
この「手を上げてくれた」という発言を、朝日でサイト内検索すると、見つからない。
つまり、「手を上げてくれた」という発言については、「朝日は報じていない」という安倍首相の主張は、まさしく正しかったことになる。
つまり、朝日は加戸発言をまったく報じていないのではなくて、「手を上げてくれた」という発言を報じていないのだ。首相はちょっと舌足らずだった。どの発言を報じていないのかをきちんと明示するべきだった。そうすれば、嘘つき扱いはされなかっただろう。
* * * * * * * *
では、この件は、首相が(舌足らずだったとはいえ)正しかったのだろうか? いや、実は、もっと深刻な問題がある。
そもそも、朝日が「手を上げてくれた」という発言を報道しなかったのは、なぜか?
「朝日が偏向しているからだ。首相に有利な発言はあえて報道しないのだ」
というのが、首相の意図らしい。実際、そういう意図で朝日を批判している意見が、ネットにはあふれている。(ネトウヨの意見。)
しかし、きちんと分析すれば、これはネトウヨの勘違いだとわかる。事実はこうだ。
「(他は拒んだのに)加計学園だけが手を上げてくれた」
という報道は、
「だから愛媛県が加計学園を選んだのは正当だ」
ということを意味する。そして、その主張は、まさしく正しい。
しかし、今回の事件で問題となっているのは、
「愛媛県が加計学園を選んだのは正当か」
ということではなくて、
「国が加計学園を選んだのは正当か」
ということだ。
そして、この点では、
「加計学園だけでなく京都産業大も応募したかった」
という事実がある。なのに、加計学園だけ応募できるように、制度を歪めた。(「広域」という条件を付けて、京都産業大を応募資格の点で排除した。)
要するに、問題なのは、国が制度を歪めたことだ。ここで安倍首相の責任が問われている。
一方、前知事が釈明しているのは、愛媛県のことだ。ここで「愛媛県が加計学園を選んだのは正当だった」と釈明している。そして、それは、まさしく正しい。しかし、いくら正しくても、それは論点違いなのだ。論点は、「愛媛県が正当か」ではなくて、「国が正当か」だからだ。
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まとめ。
安倍首相は「朝日は報道しなかった」と批判した。
実際には、朝日はいろいろと報道したが、ただし、安倍主張が報道してほしかったこと(手を上げなかったという発言)については、朝日は報道しなかった。
朝日がその発言(手を上げなかった)を報道しなかったというのは、事実である。ただし、報道しなかったのは、それが首相にとって有利だからではなくて、毒にも薬にもならない見当違いの発言だからだ。つまり、報道する価値がないからだ。ゴミ発言については報道しない、というだけのことだ。
さて。話はここで終わらない。もっと重要なことがある。
「手を上げなかった」という発言を朝日は報道するべきだった、という批判は、ネット上にあふれている。ネトウヨが「マスコミは偏向している」という趣旨で、何度も述べている。
しかし、その批判は、ネトウヨの勘違いであるにすぎない。論点違いだから報道されないだけなのに、偏向のせいで報道されないと勘違いしている。
ま、ネトウヨというのは、新聞を読まないから、正しい事実認識ができない。そのせいで、愛媛県(の承認)と国(の承認)との違いもわからないのだろう。両者を混同してしまうわけだ。バカが事実を正しく理解できないのは、仕方ない。
しかし、安倍首相がネトウヨと同じ勘違いをしていることが、今回の報道(2017-10-09)でバレてしまった。
結局、安倍首相は、加計学園の問題について、ネトウヨと同じぐらいの理解しかできていないのだ。どこがどう問題になっているかについて、正しく理解できていない。県の問題と国の問題を混同している。ネトウヨが勘違いしたら、それと同じ勘違いを、安倍首相はしている。その勘違いを、自説のように主張している。
安倍首相のニュースソースは、マスコミではなく、ネトウヨのまとめサイトなのだろう。そして、部下の官僚などの話も、まともに聞いていないのだろう。だからネトウヨレベルの理解しかしない。
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さらに言えば、もっとひどいことがある。安倍首相の今回の主張は、別の質問への反論(逆襲)という形でなされた。
冒頭に記した 朝日の記事 には、こうある。(一部略)
党首討論会で朝日新聞の坪井ゆづる論説委員は、……首相が加計学園の獣医学部新設計画を知ったのは今年1月20日だったとした発言をただした。
だが、安倍首相は直接答えず、「まず、朝日新聞は八田さんの報道もしておられない」と返した。……「加戸(守行・前愛媛県知事)さんについては、(国会で)証言された次の日には全くしておられない」と述べ……
つまり、質問は「今年1月20日だった」という発言についての質問だ。なのに、その質問に答えず、「八田発言や加戸発言について朝日が報道していない」というふうに逆襲している。
何だこれは? 質問に答えず、別の点で文句を付けている。論議にもならないし、質疑応答にもならない。
相手の質問に答えるという、最低限の基本路線も取れない。これでは、コミュ障か、あるいは、アスペだろう。
こんなアスペの首相が自衛隊の指揮権を持っているのだとすると、唖然とする。相手国と交渉しても、相手の言い分をまったく理解できないまま、勝手に自衛権の発動を思想だ。仮に、核ミサイルのボタンを押せるとしたら、勝手に相手の話を誤解して、自己の妄想によってボタンを押しそうだ。
日本にとって危険なのは、独裁者である金正恩だけじゃない。人の話をまともに理解できないアスペである安倍首相も、同じぐらい危険だ。
それが今回の首相発言でわかったことだ。

国家戦略特区(政府主導)にしたんじゃないの?
要件を歪めたのはそのとおりだけどそれは既得権側(獣医師会)との手打ちなので、みんな黒だし、国民が損してるかといえば、過疎地に大学誘致するのは普通の行政であって別に損してないし、損をするとすれば京都産業大だけど当人たちは準備も間に合わなかったしまあいっか…みたいになってる。
もちろん適正手続きの面で攻めることはできるけど誰得なので民主的に負けますね。
あるんですね。
それも重鎮といって差支えない京都大学から専門性の強い所まで
多士済々...
京都出身のお袋が家計学園の記事を読んだ時に開口一番「今さら
京都に新しい大学(学部?)を作っても」て言っていましたが
それは実感としてあるのではないかとも思います。
それと森友学園の件も、すぐ近くの土地が実に14億円引き
(国税投入)で大阪市民向けの公園用地になった事も、それに
関与した疑いがある人の事もまるで報道されないのが気にかか
ります。
枝野氏の演説も、おそらく入党されるであろうさる方のその件
についてきれいに伏せられている点がどうにも納得しがたいで
すね。潔白であればもちろん何の問題もないですけど。
>それと森友学園の件も、すぐ近くの土地が実に
以下は取り消します。確定した根拠はないですし、
運輸関連の方が建築関係に影響力を及ぼすのは不自
然ですね。
失礼いたしました。
「特に読む必要がない細かな話」とは思いませんでした
このブログの想定読者層はこういう層なんだから読む必要ないと書くのは普通やん?
思考能力がない人だけ読めばいいやん?
1次情報の収集不足と、朝日新聞の記事への信頼度の偏りがある気がします。
自分が信頼を置いている情報ソースにこそ、詳細に考察する必要があると思います。人は自分が信じた過ぎたものに程、疑いをもてなくなるので。
戯言は置いとくとして、
この件の1次情報は、
https://www.youtube.com/watch?v=R4l3jk4edbw
https://www.youtube.com/watch?v=ayAZdk8fJEE
です。
加戸さんがおっしゃるように、会見・国会中継を見ることができる今では、報道された新聞やテレビをみるより、youtubeを見る方が中立に見れます。
これらのものを見て、この問題で切り込むべき点は獣医学部設置と学会+文部官僚の利権の問題で、安倍総理の友人がどうのなんかは本質的な議論でないと自分は思いました。
安倍総理はその本質的な点を指摘して、朝日新聞は加戸さんの発言を報道していないと言ったのだと思います。
加戸さんが分かりやすく動画でおっしゃられてますが、薬学部が年と共に増えているのに対し、獣医学部が増えていないのは不自然です(口蹄疫の問題が例に上がっています。
真実をどう判断するかは個人の自由ですが、1次情報を見て、判断してからでも良いと思います。
ちなみに自分は右翼でもネトウヨでもありません。
薬学部が増えているのは、高齢者の医療が大幅に増えているから。獣医学部が増えていないのは、ペットなどの動物数が増えていないから。
現実問題として、獣医師の給与はかなり低くて、獣医師数は十分に足りている。
問題は、獣医師は不足していないが、分布に遍在があること。給料が安い公務員獣医師が足りないこと。(特に地方で。)
解決策は、公務員獣医師の給料を上げること。この給料が安いまま、獣医師数をどれほど増やしても、公務員獣医師の不足は解決しない。都会で余っている獣医師がさらに余るだけだ。
問題の本質を理解できないと、足りないところで増やすかわりに、余っているところで増やすことになる。トンチンカン。それが現状だ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20170726-00073754/
一方薬剤師はどうかというと、薬剤師不足の方も人数不足というより、結婚出産によって離職する女性が多いということや、獣医師同様地域によって偏在しているのではないかと思いました。
(これに関してはソースが多数あるので省略します)。
薬学部に関しては2003年以降、学部設置基準が大幅に緩和し、46校から73校、薬剤師数も役8000人から15000人に増えたようです。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/092900002/092800059/?ST=pc
そもそも学部数が増えたのは、薬剤師が4年制から6年制に変わり、その時期に小泉内閣が大学設置の大幅に緩和があり、大学側がこれらの背景を元に入学者数増員を狙って増設したという解釈が自分的には納得がいきました。
https://sites.google.com/site/harano2011/mu-ci/1gong-shi-zhong-gui-zhi-huan-heha-xiang-ding-wai-yao-xue6nian-zhi
話はそれますが、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師などのコメディカルの数もこの時期に学校数が増えて、現在飽和状態にあります。
これらの背景をふまえて、やはりなぜ獣医学部だけ増設されなかったのかは少し疑問が残ります。
(ちなみに医師、看護師という医療界で政治的に強い力を持つ団体も考慮するとさらに見えてくるものがあるかも、ここでは省略します)。
学部増設は必要かどうかという議論とは別に、学校経営とによる増設という理由もあると思うので。
本論とはそれましたが、記者クラブで質問するべき事項はこういう本質的(これが本質的か否かは主観なので分かりませんが、少なくとも総理の友人がどうのというよりは本質的だと思います)な議論だと思います。
自分は動画で記者会見をいくつか見て、社会的地位が高いとされる報道記者の質問があまりにも低レベルであることに驚き、そして本項がそれに関連している感じがしたのでコメントさせていただきました。
蛇足ですが。
安倍総理に反感がある方は以下の動画を見ると見方が少し変わるかもしれません。長いので飛ばし見でもいいと思います。これを見るとメディアというフィルターの違いによって、人が抱く印象が異なるというのがよく分かると思います(自分は少なくとも変わりました)
https://www.youtube.com/watch?v=5alWzLXruj4&t=3146s
長文失礼しました。