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阪神の藤浪投手は、ひどい制球難だ。本日の試合で、二つの死球を与えた。
大瀬良・菊池という日本を代表する選手に当てている。下手をすると、選手生命を破壊するだろう。
ちなみに、死球のせいで選手生命を損なった代表的な例に、阪神・掛布がいる。ホームランを量産していたのだが、手首に死球を受けてからは、成績が急降下した。引退もすごく早かった。たった1球の死球のせいで、以後の選手生命を失ったも同然だ。
→ 掛布雅之の野球人生を変えた死球
こういうことが起こりそうだ。ワールド・ベースボール・クラシックに出場する選手を、次々と破壊しかねない。藤浪は一人で日本の野球を破壊してしまうかもしれない。
となると、「藤浪をプロ野球から追放する」というのが、日本の野球にとっては最善かもしれない。
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ただし以上は、「藤浪が現状通りならば」という条件が付く。
藤浪が制球難を解決すれば、もともと素質は優れた投手なので、変なことにはならない。
ではなぜ、藤浪は制球難なのか? これが問題となる。
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このことを理解するには、上記の動画などを見て、藤浪の投球フォームを見るとわかる。
藤浪の制球難の理由は、ひとえに「フォームが悪いこと」から来る。もともと「制球難」になる独特のフォームを取っているから、しかるべくして制球難になっているだけだ。
さらに詳しく述べよう。
(1) 頭部の揺れ
一般に、投手でも打者でも、頭部はなるべく固定することが必要だ。
投手であれ打者であれ、頭部を動かさずに、視線を固定するべきだ。逆に、頭部がぐらぐらすると、視線が動いて、まずい。
・ 投手ならば、視線が定まらず、制球難になる。
・ 打者ならば、視線が定まらず、打ち損じになる。
理想的な例は、楽天時代の田中将大だ。頭部が固定されており、視線がまったくぐらつかない。
一方、藤浪はどうか? こうだ。
・ 投球直後に、顎を左下に引く。
・ その直後に、顎を反動で戻す。
つまり、頭部がものすごく揺れ動いている。これでは視線は固定されない。当然、制球難になる。(どこをめざしているか、自分でも見えていない状況だ。)
このように「頭部を極端に揺り動かすこと」が、制球難の理由である。バカなことをやっていれば、バカな結果になるわけだ。当たり前のことだ。自分で自分の首を絞めているのも同然だ。
(2) 上体のひねり
ではどうして、頭部が揺れ動くのか? そうしようとして、そうしているのか? いや、違う。そうしようとは思わないのに、自動的にそうなってしまうのだ。
ではなぜ? 上体のひねりのせいだ。
見ればわかるように、上体のひねりが非常に大きい。これは田中将大のフォームとは対照的だ。
田中将大の上体は非常に安定しており、ほとんど揺れ動かないし、ひねりもない。
藤浪の上体は左右方向にも上下方向にも、大きくひねっている。あまりにも大きくひねるので、それに釣られて、頭部も動いてしまうのだ。
つまり、頭部は、動かそうと思って動かしているのではなくて、上体のひねりのせいで、自動的に大きく揺れ動いてしまうのだ。
(3) 狙い
ではどうして、藤浪はそんな不安定なフォームを取るのか? それは、彼の狙いのせいだ。
藤浪のようなフォームを取るのは、「上体を最大限に動かして、ボールのスピードを上げる」ということを狙っているからだ。とにかく、少しでもスピードを上げたい。そのために、上体に最大限の力を込める。
しかし、そうすれば、速度は 3 km/h ぐらいは上がるかもしれないが、ひどい制球難となる。そのせいでノーコンとなって、四死球を連発するし、どまんなかに投げてヒットを打たれたりする。(速球の威力でホームランを避けることはできるかもしれないが。)
(4) 歩幅
藤浪がスピードボールを投げたがっていることは、次のことからもわかる。
「歩幅が大きくて、左足の位置がプレートから遠い。そのせいで、ボールを手から離すリリースポイントが、かなり前の方にある」
これはまさしく、リリースポイントを前にすることで、速球の威力を上げることを狙っている。その意味では、一見、合理的だ。しかしその代償として、「頭部が揺れる」という結果になり、制球難をもたらす。わずかな時間短縮効果と引き替えに、制球難という大きな代償を払うことになる。
(5) リリースポイント
もう一つ、大きな代償がある。藤浪はとても背が高いのに、歩幅を大きく取ることで、リリースポイントが低くなってしまうのだ。
本来ならば、上背を利用して、とても高い位置にリリースポイントを置く方がいい。そうすれば、打者は、ボールを見上げるような感じになるし、ボールは上から下に落ちてくるように見える。これだと、打者はすごく打ちにくい。(というか、ボールにバットを当てにくい。)
なのに藤浪は、そのようにしないで、リリースポイントを低くしている。なぜなら、歩幅を広く取ることで、リリースポイントを少しでも前に置こうとするからだ。なるほど、その狙い通り、リリースポイントは少し前になった。しかしその分、リリースポイントは低くなってしまう。これでは、いくら速度が出ても、打者にとっては打ちやすくなる。
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結論。
藤浪がノーコンなのは、フォームが理由である。
そのフォームは、頭部がぐらつくフォームだ。そのせいで、視線が静止しないので、狙いが定まらない。
この問題を解決するには、上体をひねらないフォームに変えるべきだ。
さらに、歩幅を狭めて、リリースポイントを高めにするべきだ。
以上のすべてをひとことで言うなら、「田中将大のフォームを真似しろ」と言える。田中将大のフォームは理想のフォームであるが、藤浪のフォームは最悪のフォームと言える。
(※ 普通の選手ならば、とうていプロにはなれない最悪のフォームだが、なまじ素質がとてもいいせいで、最悪のフォームでもプロになってしまった。)
[ 付記 ]
安定したフォームというと、田中将大のほかにもう一人、代表的な投手がいる。阪神の秋山だ。
この投手は、昨年までは鳴かず飛ばずだったが、今年はフォームを改めたせいで、大成長した。特に、制球が安定しており、四球の少なさは歴代の投手のなかでもベストと言えるレベルだ。
→ 秋山、12奪三振完投! K/BB はG菅野上回る驚異の 14.33
【 関連サイト 】
藤浪が死球を連発することに対して、ファンから批判の嵐が寄せられている。
→ YouTube コメント欄
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こういうことになった理由は、藤浪の頭が悪いせいだが、もう一つ、それを修正できない投手コーチも責任がある。
阪神の投手コーチは、理論を知らないバカばかり。もうちょっと理論を知っている投手コーチに任せればいいのに。
たとえば、桑田真澄とか、長谷川滋利とか。
【 追記 】
書いたあとで気づいたが、本項の話を裏付ける情報もある。引用しよう。
「強いボールを投げることに関しては、(藤浪の投球フォームは)理にかなっている」とも話した同2軍投手チーフコーチ。藤浪の「強いボール」を投げることにこだわる姿勢を、強く感じた試合がある。
6月16日のウエスタン・オリックス戦(舞洲サブ)。先発した藤浪はこの日も制球難に苦しんでいた。5四死球2暴投。6回無失点ながら、大荒れの印象を受けた。
ただ、ある条件下では制球が安定した。走者を背負った時だ。クイックモーションで投げた場合、四死球は0だった。試合後の囲み取材で質問をぶつけると、もちろん藤浪もその感覚を理解していた。その上で「(全球クイックで投げるのではなく)しっかりと足を上げて投げたいというのがあるので」と考えを口にしていた。
野手に置き換えれば、優れたパワーを持ちながら、さらに遠くへ飛ばそうとフルスイングの姿勢を崩さない打者のようなものだろうか。確かに、小さくまとまった藤浪は見たくない。指にかかった直球の威力は桁が違うし、それがズドンと決まった時の爽快感は半端じゃない。
( → 阪神・藤浪の制球が安定する条件 (デイリースポーツ) )
直球の威力にこだわったあげく、制球難となる。……本項で言っていること、そのまんまだ。わかっていて、やっているのだから、頭が悪いとしか言いようがない。
藤浪に死球を食らった人は、なかば故意にぶつけられたのも同然だ。「未必の故意」にあたる。有罪。悪質。
ゆえに、現状ならば、プロ野球追放が妥当だろう。掛布の二の舞が続出してからでは遅い。
なお、上の記事(デイリースポーツ)に書いてあることは、おおむね事実である。クイックで軽く投げているときには、全力を込めないので、顎が左下にぶれることが少ない。そのせいで、制球は比較的安定している。 このことからも、フォームがいかに大切か、がわかる。
ただ、クイックだと安定するからといって、常にクイックにすればいいという問題ではない。クイックでは問題が露見しにくいというだけだ。基本的にはフォームが悪いので、フォームを全面的に改めるのが根本対策だ。(クイックはあくまで一時的な対症療法にすぎない。)
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なお、私が個人的に言っておきたいこともある。
「直球の威力をめざすことは、やめておけ。いくら直球の威力を増しても、160 km/h は出ない。大谷にはとても及ばない。大谷に近づきたくても、近づくことはできず、自分の投球を破壊してしまうだけだ。……偉そうに腹をふくらませたあげく破裂したカエルのように」

タイムスタンプは 下記 ↓
https://news.biglobe.ne.jp/sports/0804/spn_170804_9055176640.html
土肥コーチ
https://startdash.net/dohi-pitcher-coach/
藤浪も長い腕をうまく使わないとあきませんね。
→ http://tv.pacificleague.jp/vod/pc/topics/TFP/19342
左腕版の田中将大という感じだ。
注目すべき発言もある。
「「がむしゃらに投げた球はないつもり」
とのことだ。
→ https://news.biglobe.ne.jp/sports/0804/spn_170804_9055176640.html
これは、がむしゃらに投げている藤浪とは、正反対だ。
菊池雄星は、以前は 150km/h を出せなかったのに、今では 158km/h を出せる。
頭がいいね。もしかしたら、美人の奥さんの効果があるかも。(奥さんはカーショーの熱烈なファンだったから、カーショーの真似をしたのかと思ったが、そうでもなかった。)
どうしてかと思ったら、カーショーが二段フォームなので、それを真似したらしい。
※ カーショーは、二段フォームとなるが、セットポジジョン(クイックモーション)では違う。