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朝日新聞の記事を引用しよう。
■ 防潮堤は不要、みんなで高台へ 釜石・根浜
釜石・根浜地区の海岸から見上げた高台に、集団移転地が完成した。
地区にある旅館で4月、祝賀会が開かれ、町内会長の前川昭七さん(64)が胸を張った。全67世帯が被災したが、移転地に38世帯が戻ると決めたからだ。
住民と行政が納得するまで話し合うよう促し、大きな決断の合意に導いた。
高さ14.7メートルの防潮堤計画は「全員で高台に移転するから要らない」と早々に拒否し、市に認めさせた。
( → 朝日新聞 2017-05-11 )
14.7メートルという数字を見て、「前にも読んだことがあるな」と思って、サイト内検索したら、見つかった。下記項目の最後だ。
→ スーパー堤防が復活
ここでは、追加情報ふうに、宮城県気仙沼市の例ができている。やはり、自治体が14.7メートルの防潮堤を立てようとして、住民はそれに反対した。「高台に移転する」と。
ここまでは同じだが、その後が違う。釜石では自治体が住民の意向を聞いて、防潮堤の建設をやめた。一方、気仙沼市では、防潮堤がどんどん建設中である。下記に公式ページがある。
→ 宮城県における防潮堤災害復旧・復興の進捗状況 - 宮城県公式
→ 東日本大震災に伴う復旧工事進捗状況について紹介します - 宮城県公式
賢い釜石と、愚かな気仙沼。
「津波てんでんこ」で被害を最小限にした釜石は、さすがに違うね。
( ※ 本項は、私の見解はありません。ちょっと感想を付け足しただけで、基本は、情報の提供のみです。)
【 関連項目 】
釜石では防潮堤建設に反対の声がある……という話は、本サイトの過去記事でも紹介した。
→ 釜石の防潮堤の欺瞞
釜石の防波堤建設が無駄だったことは、下記で説明した。
釜石は津波対策として、ギネスブックにも載るような世界最大級の堤防を構築していた。
釜石港湾口防波堤は、約30年という時間と総事業費約1200億円というお金をかけて作られた。
1200億円もかけて、役立たずの堤防を作った。それで死者を減らすどころか、「堤防があるから大丈夫」という慢心を招いた。(そのことでかえって死者を増大させた。)
( → 南三陸の津波被害 )
釜石の「津波てんでんこ」は、小学生の被害を最小化することができたが、一方、多くの大人は、「巨大な防波堤があるから安心だ」という慢心のもとで、かなり多くの被害を受けたのである。
今の釜石は賢いが、昔から賢かったわけではない。「巨大な防波堤を建設したが、先の大津波で防波堤は破壊された」(そのせいで被害が出た)という悲しい経験をしたからこそ、そこから学んだわけだ。
( ※ 気仙沼や国は、何も学んでいない。だからまたしても、無駄な防潮堤を建設する。つまり、奥地の高台に移転しようとしない。……これではふたたび被害が生じるだろう。)
【 関連項目 】
防潮堤は不要だ、というような話は、サイト内で何度も記したので、知りたければ、そちらをご覧ください。大量の項目があります。
→ 防潮堤 - サイト内検索
【 画像と動画 】
気仙沼の防潮堤の画像がある。
→ 宮城県気仙沼市で建設中の防潮堤(産経新聞)(2016年3月)
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同様の動画もある。
【 関連サイト 】
防潮堤建設の問題点を指摘したテレビ番組のコピペ(引用・転載)がある。
→ TVタックルの巨大防潮堤建設問題
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次の記事もある。(動画あり)
→ 気仙沼の川、両岸に 800メートルの堤防
