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自動車が衝突するのを自動回避する装置が、自動ブレーキだ。最近は、これを話題にしてきた。
一方、飛行機が衝突するのを自動回避する装置も、あるといいだろう。これは「飛行機の自動ブレーキ」とも言うべきものだ。
構造は、同じか? 似たところと、似ていないところがある。
似たところは、レーダーなどで距離を測定して、接近したら警告が出るところだ。
似ていないところは、ブレーキの構造だ。自動車ならば、自動車用のブレーキを作動させて、アクセルを止めるだけでいい。飛行機ならば、逆だ。地面に衝突しないためには、エンジンをふかす必要がある。加速を止めるどころか、加速を増やす必要がある。
こういうふうに、構造は異なる。とはいえ、「自動的に衝突を避ける」という点では、設計思想は共通する。
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なお、現状では、自動ブレーキがかかるかわりに、警報が発されるようだ。
EGPWS(強化型対置接近警報装置)
同機には、GPWS(対地接近警報装置)にEnhanced function(強化機能)が加えられたEGPWSが装備されていた。
EGPWSは、地形データを有しており、自機の位置情報と比較することにより、前方の地形等に対する注意報や警報を、NDへの表示と音声の鳴動により効果的に発することができる。
( → 説明資料(PDF) )
ただし、警報が発されても、人がそれを理解しないと(または無視すると)、飛行機は地面または海面に衝突することになる。
実際、そうなりかかったことがある。それは、次項に示す「那覇空港の重大インシデント」だ。
→ 那覇空港の重大インシデント (次項)

これについては、本文中に説明があります。
> EGPWSは、地形データを有しており、自機の位置情報と比較することにより、前方の地形等に対する注意報や警報を、NDへの表示と音声の鳴動により効果的に発することができる。
位置と高さを勘案して、警報が出ます。位置にかかわらず一定の低さになると警報が出るのとは違います。