派遣社員がピンハネされているということで、「どのくらいピンハネされているか?」が話題となった。
→ 派遣会社にマージン率を電話で聞いてみた
→ 派遣会社のマージン公開率に思う
→ 労働者派遣事業って儲かるのかな
いろいろと憶測などが出ている。だが、そのものズバリの正しい数値(マージン率)は、すでに判明している。
簡単な情報は、下記にある。
→ 派遣会社はどのぐらいマージンを引いているのだろう?
ここの PDF データがあるが、その作成元は、下記だ。(ここが元ネタ。)
→ 人材派遣企業各社のマージン率一覧、及びその公開率
ここに、次のデータがある。(並べ替えで3通り。)
・アイウエオ順(オリジナルデータ)
・マージン率ランキング順
・地域別順
データの取得方法は範囲などは、上記サイトに記してある。
おおまかな結果は、次の通り。
・マージン率の公開率:19.1%(公開企業が107社、非公開企業が453社)
・全体平均マージン率:26.8%
・上位下位10%を除いた中間平均マージン率:26.6%
その内訳は、おおむね下記。

出典:前出サイト の元ネタは Niceservice(という派遣会社)
──
以上を見ると、マージン率はかなり低めに見える。しかしこれは世間で言われている実感とはかなり違うようだ。企業の自主的な申告による数値は、ご都合主義っぽい。
そこで、別のデータを見た人もいる。厚労省のデータだ。
→ 厚労省の平成25年度『労働者派遣事業報告書』 (PDF)
このデータには、次の二種類が記されている。(たくさんある中で埋没する感じだが。)
・ 派遣賃金
・ 派遣料金
この二つを比較して、 (派遣賃金÷派遣料金) という値を得れば、労働者の得る割合がわかる。(たとえば、61% ) この値を 100% から引いた残りが、マージン率だ。(たとえば 39% )
こうして、各業種を調べると、37〜39%ぐらいの値が多い、とわかる。それを調べたのが、下記ページだ。
→ 【派遣会社50社のマージン率!】ピンハネの実態(技術職編)
──
以上から、次のことがわかる。
・ マージン率は、派遣会社の公表数値では、25〜30%ぐらいが多い。
・ マージン率は、厚労省の調査数値では、 40% 弱ぐらいが多い。
こうして、マージン率はおおむね判明した。詳細は、上記ページを見てほしい。
なお、二つの調査で数値が異なることについては、理由はいくつか考えられるが、特に次のことが大きいだろう。
「公表数値は、一部の優良企業だけの数値。厚労省の数値は、公表しない会社の数値を含めているので、悪徳企業の数値が含まれた平均値」
つまり、母集団の違いがあるわけだ。
[ 付記 ]
最後の「ピンハネの実態(技術職編)」というページの2ページ目には、企業の公表数値として、かなり高い数値が出ているが、あまり信用できない。たくさんある数値を列挙して、そのうちの最高数値だけを拾い上げているようだ。取り方が恣意的であり、ほとんどインチキ。
《 注記 》
本項では、情報提供を目的として記した。私の見解は、特にない。

ボスの付け届けが度を過ぎるのも問題です