話の発端は、これだ。「野菜ジュースなんてダメ」という見解。
→ 「野菜ジュース」の成分は“満足感”だけ!
これは野菜ジュースに対する全面否定の見解。はてなブックマークでは批判的見解が多い。「トンデモ臭がする」というふうな批判。
このあとで、野菜ジュースメーカーの反論があった。
→ 野菜ジュースの真実、伊藤園・カゴメに聞いた
これは野菜ジュースに対する自己弁護の見解。いかにも科学的だし、トンデモ批判にも合致するので、はてなブックマークでは好意的な見解が多い。「さすが」というふうな感じ。
これで話が片付いているように見えるが、私はすっきりしなかった。
──
私が疑問に感じたのは、次の点だ。
「野菜で一番大切なのは、ビタミンじゃなくて、食物繊維だ。なのに野菜ジュースでは、食物繊維をごそっと除去している。これでは一番大切なものが抜けている」
ただし、ここで考えの糸は切れていた。しかし、そのあと、散歩をしていて、青葉が太陽に光るのやら、石垣の苔の付き具合やらを一心に見ていた。すると突然、別のことに思い至った。( → cf. 出典 )
「食物繊維がないと、困ったことになるはずだ。困ったこととは? 便秘である。なぜなら、便の材料となる物質(セルロース)が不足するから、出るべきものがなくなって、詰まってしまうはずだ」
理屈から言って、そうですよね? そこで、ネットを検索してみたところ、確認できた。次の二つだ。
野菜ジュースは加工過程で粉砕されるため、食物繊維は、水に溶けにくいタイプと、水に溶けるタイプに分かれます。水に溶けにくいタイプを「不溶性食物繊維」といい、水に溶けるタイプを「水溶性食物繊維」といいます。
不溶性食物繊維の働きは、繊維自体が水に溶けない分、水を多く吸収して数倍に膨れ、これが腸を刺激してぜん動運動を活発にさせることによって、腸内の老廃物を排せつ、便秘などを予防します。しかし、野菜ジュースにしたときは、不溶性食物繊維が少なくなったり、成分の一部が排除されていたり、成分割合が変化するなどにより、野菜を摂取した時と同等の効果が得られるわけではなさそうです。
食物繊維の多い野菜を、しっかり噛んで食べることにより、ホルモンが分泌され、過剰な食欲を抑制したり、代謝が活発になり、消費エネルギーが高まるなどの効果、よく噛みゆっくり食べることによって、満腹感が高まり食べすぎを防いだり、食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果等が期待できます。
また、野菜に含まれる食物繊維は排便の促進や、耐糖能改善作用や血清コレステロール低下作用などが認められていますので、しっかり食物繊維が摂れるように野菜を食べた方がよいでしょう。....野菜が嫌いな人でも簡単に手軽に摂れる野菜ジュースですが、野菜を食べずに、毎日毎食野菜ジュースでもよいわけではないのです。
( → 公益社団法人 日本栄養士会 )
《 朝だけジュースにしたら、便秘になり困っています 》※ デトックス = 体内解毒 ,毒素排出
朝だけ果物ジュース(ジューサーで自分で作るもの)にするとデトックスになると聞き、もう1ヶ月くらい実践しているのですが、逆に便秘がちになってしまい困っています。
( → OKWave )
というわけで、「案の定」という感じで、私の推測は肯定されたわけだ。
──
ただし、「野菜ジュースを飲むと便秘が治る」という肯定的な見解も結構見つかる。
→ 野菜ジュース 便秘 - Google 検索
ただしこれは、野菜ジュースの効果というよりは、冷たい水の効果だと思う。そもそも、便秘の原因の多くは、「水分の摂取不足」である。こういうときに、大量の水分を摂取すれば、お通じが良くなるのは当然だ。その一環として、野菜ジュースの効果もあるだろう。
つまり、次の二通りの効果がある。
・ 野菜を取らないと → セルロース不足で便秘になる
・ 冷たい水を取ると → その直後にお通じが良くなる
──
まとめ。
以上を整理して、次のように言える。
(1) 野菜ジュースは、野菜のかわりにはならない。セルロースが不足しているからだ。「野菜を食べないから野菜ジュースを飲もう」というような発想は、根源的に間違っている。野菜ジュースを飲もうが飲むまいが、野菜を食べる必要があるのだ。セルロースを取るために。
※ 野菜を取るかわりに穀類や肉類を大量に取ると、デブになる。
(2) 単に水分を摂取するという意味でなら、野菜ジュースを飲んでもいい。だが、それは水を飲むのと同じことだ。水や麦茶でも飲めばよろしい。(一方、炭酸飲料などは、有害なので、ダメだ。リン酸塩が骨を溶かすという悪影響がある。)
追加して、次のように言えるだろう。
(3) ビタミン摂取という意味でなら、100%果汁の方が飲みやすいし、値段も安いし、入手もしやすい。こっちの方がお勧めかもしれない。(ただし甘酸っぱい果汁だと、糖分が意外に多いかも。)
(4) 野菜ジュースよりは、トマトジュースの方がいいかも。ドロドロした感じがあるので、食物繊維がいくらかあると思えるからだ。また、「トマトダイエット」という話題にも合致する。トマトジュースを毎日 400ミリリットルぐらい飲むといいかも。(もちろん、他の野菜も。)
[ 付記 ]
野菜を大量に食べるには、加熱することが大切だ。加熱することで、量が減り、食べやすくなる。
そもそも人間は葉っぱをそのまま食べるような動物(草食動物)ではないのだ。先祖は果物を食べる猿だったのだ。
だから、食べにくい野菜を大量に食べるために、野菜は加熱するべきだ。たとえビタミンCが半分に減るとしても、とにかく量を取ることが大切だ。
※ お薦めは、電子レンジで加熱することだ。たとえば、レタスは
こうやって加熱してから、水洗いして冷やす。豆苗もそうだ。
ついでだが、キュウリや人参などは、糸状にすることで、
食べやすくなる。とにかく、加工して食べやすくして、
大量に食べることが大切だ。
[ オマケ ]
「野菜ジュースよりは野菜の方がいい」
「野菜ジュースは野菜のかわりにならない」
というのが本項の趣旨だが、だからといって、
「野菜ジュースを買ってはいけない」
と言っているわけではない。むしろ、
「野菜ジュースを買うのは、炭酸飲料を買うよりはずっといい」
と言える。
炭酸飲料は骨や血圧などに影響を与えるほか、多量に含まれる糖分によって肥満や心臓疾患の原因となることがあります。そんな炭酸飲料を常飲すると、喫煙者並みに老化が進んでしまう、という研究がAmerican Journal of Public Health(AJPH)で発表されました。
( → Gigazine )
野菜ジュースの美点は、「おいしい」ということだ。おいしいスープやジュースでも飲むような感じで飲むことができる。おやつのかわりかな。それだったら、悪くはない。炭酸飲料を飲んでいるような人なら、野菜ジュースに乗り換えることを、強くお薦めする。
また、食事中に水やスープのかわりに飲んでもいいだろう。野菜とは別に。(野菜のかわりにするのはダメだが、水のかわりにするのはいい。)
つまり、「おやつのかわり」「水のかわり」ならば、野菜ジュースはそれなりに効果があるのだ。おいしいし。
特に、味の点では、とてもよろしいと思う。味については、人の好みの違いが大きいが、あれこれ試すと、お好みの味が見つかるはずだ。
この二種類は、けっこうお高いが、味はいいようだ。
( ※ 一方、スーパーで1リットルパックで売っているものは、だいたい、味と値段は比例する。安いものは不味くて、高いものはおいしい。)

「毎日炭酸飲料を500ml飲むと喫煙者並みに老化が進むという研究結果」
→ http://gigazine.net/news/20141022-soda-may-age-as-smoking/
値段は倍になって、栄養は増えず、味はまずくなるだけ。誰も買わない。
普通に野菜を食べれば、はるかにおいしいし、安い。野菜を食べましょう。
そんなときは決まって口の中にできもの(口内炎?)ができるので、野菜1日これ一本を飲みます。
2〜3日続けて1日一本飲むことですっきりなくなるので、野菜ジュースの効果を信じています。
ただ、便通は確かにでないと思います。しかし、便通を良くしたいと思った時は、晩御飯にキャベツのスライスやもやしを1パック食べます。
1つ100円以下で買えますが、特にもやしはすごい。ほぼそのままの形で次の日には出てくるので、間違いなく便通は良くなるでしょう。
食べた直後はおなかが膨れますが、寝て起きたらお腹もすっきりしてます。
どうしても気になる時はこれがいいと思います。
下部に回転する刃が付いた安物のミキサーしか使ったことないですけど、あのタイプのものだと液状になるだけで丸ごと残さず回収出来ますけど。
食物繊維のタブレットを野菜ジュースで飲めばいいんだ♪
生野菜ジュースに近くなる・・・
わけないな。水で飲めば良いだけだし(笑)
でも被災者さんたちみんな毎日このジュース飲まされたんだよね。なんか悲しくなってきた。。。
ゴミだけ食べるなんて、人間のやることじゃないですよ。誰がわざわざ拷問を受けたがるの? おまけに掃除も大変だし。
どうせならミキサーにすればいいのに。ミキサーなら、まだわかる。ビタミンC は壊れるけど、飲みやすいし、大量に取れば、別に問題ない。
だけど、自作の野菜ジュースは、たいていおいしくない。野菜をそのまま食べる方がずっとおいしい。ドレッシングしだい。
→ http://m3q.jp/t/1642
自作でおいしいのは、果物ジュースです。これは作りたてがおいしい。(野菜ジュースは、多種のものをブレンドしないと、おいしくならない。)
野菜ジュースって、そんなに栄養無いんですよね。
(これは管理栄養士も言ってます)
ところで、電子レンジは非常に便利で、茹でるより栄養価が残ると言われてますが、この前読んだ本には「レンジは電磁波の悪影響があるので使わないほうが良い」と書いてありましたが、どうなんでしょうね・・・。
この数年、危険を煽る(?)健康本が多くて、何を信じて良いのか分からなくなります(苦笑)
今はこういう商品も出ていて、私も愛飲しています。すりおろした人参がそのまま入っているので繊維質も豊富だと思いますよ。管理人さんは食物繊維のカスは不味いだろうと書かれていましたが、そのザラザラした食感が想像以上に美味しく、加えて満腹感にも貢献しています。(味もかなりいい)
ちなみに(ここからは一般論ですが)、野菜ジュースの議論で「1日分の野菜と書かれたジュースを1本飲んだだけでは野菜を取ったことにはならない」という意見をよく目にしますが、じゃあ2本、あるいは3本飲んだらどうなのか、という意見や実証実験は見ないんですよね…Mさんの言う管理栄養士のような人も、「栄養がない」と言いっ放しでしょう?価格はともかくとして、なぜ否定派の人は1本にこだわるでしょう?好きな人は1日2本くらいは飲んでいて、いくらか栄養分が失われていたとしても単純に2倍(2日分?)摂取していれば、本物を少量しか摂取していない人よりマシだと思うんですが…野菜ジュースの話題は「どうしても加工物は本物にはかなわない」という結論ありきで話されがち(そういう結果になるような条件で比較されがち)な話題の1つだと思います。私はそういう話題に別の視点を持ち込むのが好きで、このブログを愛読しているクチなので(笑)。
栄養成分表示を見ましたが、ショ糖とナトリウムは野菜由来なので良いとして、
糖質が23グラムと高めなのが気になります。
砂糖食塩不使用とのことですが、これらの糖質も野菜由来のものなのでしょうか?
甘味料等なら避けたいと思ったもので…。
最近、○○不使用と書いてあるが、それ以外のものがドサリ…という商品も多いもので^^;
また全て野菜由来のものとしても、ショ糖+糖質で、最大35グラムほど摂取するわけで、
このジュース以外にも普通の食事をするのですから結構多いなぁ…とも感じます。
私は最近、糖分を控えているもので…。
別に糖尿の気があるとかではありません^^;
水溶性不溶性のバランスを考えると、
オクラ、ごぼう、玉ねぎ、ニンジン、この辺りはお通じに効いている実感があります。
上のコメントにありますように、かぼちゃやキャベツも
効くと思います。
あとはサツマイモ、かぼちゃ等ですかね(糖類は多め)
意外だったのが、先日紫ずきんという枝豆を食べたのですが、これがもの凄く効きました!
産地は関西だけのようですが、普通の枝豆も効くかもしれません。
本文に書いてある通り。食物繊維がないので、何本飲んでもダメです。栄養素自体は1本でもいい。
結局、0本にくられば1本はずっといいが、1本を2本にしてもたいして変わらない。
また、何本飲んでも、食物繊維の分は満たさない。
> 本物を少量しか摂取していない人よりマシだと思うんですが
これも本文に書いてある通り。
何もない = 0点
野菜ジュース = 50点
野菜をたくさん = 100点
50点は、0点よりマシだが、100点よりは大幅に劣る。
はてなでは、50点と0点の比較だけをして野菜ジュースに満点評価を与えたが、私は生野菜と比較して50点しか与えない。
便秘になるかどうかは、微妙なところです。
たとえば、腸の病気で動きが悪くなる人には、食物繊維を取り過ぎると便秘(というか腸閉塞)になるので、食物繊維を極力とらないように指導します。そうすると、きっちり便が出るようになります。
食物繊維が便通に効くメカニズムは、便がしっかり硬くなるので、直腸が「便が来たな」と認識しやすくなって出るというものです。
食物繊維がなければ便が軟らかいままですが、下痢便だったら便秘になるのかというと、ご想像通りそうでもないので、「便秘のリスク」は即断できないかもしれません。
たとえば、ある種の腸の病気(あるいはおなかの手術後の人)には、野菜は戦意がありすぎて便秘(腸閉塞)になるので、50点で良いから野菜ジュース、という主張も成り立つわけです。
というわけで、基本は水分+運動の方が効くと思います。
野菜ジュースは当分が多めなので飲み過ぎないように、というのは各所で聞きますね。
管理人さんは「何を目的に、何と比較して"良い"とするか」をわかりやすく整理してくれたと思います。
ディベートや会議術の基本として勉強になりました。
こんなのはどうでしょう
■ 便秘対策 (ポイントが高いほど良い)
- なにもしない 0点
- 野菜ジュースを飲む +1点 (糖分摂りすぎ注意)
- 野菜を食べる +5点 (腸の働きが悪い人は逆効果)
- 水分をとり、運動する +10点 (ケガに注意)
という全体を示して、
この中で野菜ジュースでできたカスを食べるがどれほどの効果があるのかを説明するとお互い納得しあえるのかと。
やはりそれだけに依存せず、普通の野菜も毎日それなりに食べていますね。
食物繊維対策としては、大豆やかぼちゃ、にんじんあたりが
効率が良いそうで、よく食べています。
あとはひじきやわかめなどの海藻類も良いそうです。
特にそれらの食材を煮物料理に使えば水分も多く取れ、
便秘解消により良くなるのかと思います。
ただ煮物の場合は、調味料中の糖分の加減も気をつけたいところですが。