女児が行方不明になったのは 11日。
雑木林で遺体を発見したのが 23日。
目と鼻の先にある遺体を、どうしてそんなに長期間、見つけることができなかったのか?
特に、側溝のようなどうでもいい場所を探していて、一番怪しい(遺体を隠すのに適している)はずの雑木林を、どうして探さなかったのか?
これは謎だ。
──
そこで、ネットの力を借りて、現場の航空写真を見る。
大きな地図で見る
この図で、名倉幼稚園の右上(名倉小学校の左上)の、「1丁目」と書いてある場所が、問題の雑木林だ。
この図で、「長田天神町1」と書いてある場所が、問題の雑木林だ。
──
航空写真で見たあと、あたりの緑地を見ると、このへんにはずいぶんと雑木林があるとわかる。人の通らない場所がいっぱいあるわけだ。特に問題の雑木林は、入口もよくわからないような場所で、人がほとんど通らない場所であるらしい。
「そうか。だから見つからなかったんだな」
と思う人も多いだろうが、逆だろう。
「人がほとんど通らない場所だからこそ、遺体の隠し場所としては最適だ」
となるのだから、真っ先にこういう場所を探すべきだった。ところがどういうわけか、警察は側溝などを捜していた。そんなところをいくら探しても、遺体が隠れているはずがないのだが。(入りきらない。)
──
以上から、次のことが推定される。
(1) 警察が捜していたのは、遺体ではなくて、犯罪の証拠としての遺留品だった。だからこそ、何らかの遺留品のありそうな側溝のような場所をしきりに探していた。……つまり、探すものを、根本的に間違えていた。
(2) 警察は、鳥瞰図ふうに、航空写真で調べることをしなかった。むしろ虫瞰図ふうに、足を動かして地上から探るという視点を取っていた。地上からは見つかりにくい場所は、最初から想定外だった。盲点。
──
このうち、(1) は警察の体質による。被害者がどうこうではなくて、犯人を捕らえることばかり考えている。被害者を捜すより、証拠を探している。
(2) は、ネット時代に対応できていないことを意味する。Google マップを見れば、「ここを探そう」という発想が思い浮かぶのに、ITリテラシーがないから、Google マップも使えない。かくて、鳥瞰図の発想がなく、虫瞰図の発想で、足を使って地道に捜査するばかりだ。その方法では、必ず盲点のような「漏れ」がが生じる、と気づかないまま。
以上が私の「警察が無能である理由」の推理だ。
( ※ 当たっているかどうかは、井戸端会議ふうにお楽しみ下さい。)
【 追記 】
簡単に言えば、こう言えそうだ。
警察は、「(警察が)探しやすいところ」を探すだけだった。そのとき、「(犯人が)隠しやすいところ」を探すという発想がなかった。推理小説的な発想がなかった。だからこそ、一番ありそうなところを見失っていたのである。
これと似たことは、普通の人々もやっている。手元に置いた何かがなくなったとき、人はあちこちを探す。そのとき、「探しやすい場所」ばかりを探して、「隠れそうなところ」を探さない。だからなかなか見つからないのだ。
→ 探し物はどこにある?

管理人様のいつもの後出しジャンケンですか。
御遺体が発見される前に、このブログで捜索場所の候補を示せば管理人様の評価がさらに上がったと思うのは私だけではないでしょうね。
これじゃ、またかよ ですね。
『私も「警察が無能である理由」』の「も」とはなんですか?
管理人も警察を無能と評価する一人である。
管理人も警察と同じく無能である。
どっちでしょ?わかりやすい日本語だと助かります。
ここに書いた管理人様の根拠のない推理を持って「警察が無能」とするのは、無理と思うのは私だけでしょうか?
「私の」のタイポでした。すみません。
> 後出しジャンケンですか。
まあ、そのきらいはあります。だから本項は「警察が無能だ」と批判しているわけじゃなくて、「当たっているかどうかわからないから、井戸端会議」というふうに表現しています。
本項は警察を批判することが主眼ではありません。世間が朝日を批判しているからといって、私が警察を批判しているわけじゃない。「失敗の理由は?」と原因究明をしているだけです。
警察を「無能」と書いたのは、あなたが自分を「有能警察」と書いたのと同じで、シャレみたいなものです。
> 御遺体が発見される前に、このブログで捜索場所の候補を示せば
それは私も思ったんだけど、「雑木林だ」なんて、あまりにも当たり前すぎる。推理小説で言えば、「犯人は一番怪しいやつだ。子供でもわかるだろ」みたいな。そんな当たり前のこと、本サイトでは恥ずかしくて書けないですよ。ドヤ顔できない。
名探偵の仕事は、「誰にもわからない謎」を解明することです。「誰にもわかること」を解明するのは、名探偵の仕事ではありません。
本項では、「誰にもわかることを、なぜわからなかったか」という問題があります。こちらが謎です。
少女の行方不明となると殺人よりも監禁+αの可能性が真っ先に脳裏に浮かぶご時世ですし。
そもそも犯人特定の証拠って意味でも遺体や遺棄現場は情報の宝庫で、今回も遺棄現場に残された遺留品を元に逮捕に踏み切っているわけですし。
目と鼻の先にある遺体を長期間見つけられなかった無能を叩くなら理解出来ますが、遺留品優先=逮捕優先の被害者二の次っていうのは、結論はありきに思えます。
警察にそういう側面があること自体は否定しませんが。
>ある意味手遅れである遺体優先で探すことが、
ではなく
>ある意味手遅れである“遺体よりも遺留品”優先で探すことが、
でした。
まあ、こういう時は逆のパターンを考えてみることですね。
誘拐された子供が、空き家に連れ込まれて厳重に縛られて放置されたとします。
警察は初期こそ「監禁」を考えて、空き家も含めて不審情報の聞き込みに回ったけど、途中から「これはすでに殺されているに違いない」と遺体捜索に軸足を移し、空き地等に放置された袋や掘り返した跡がないかを探し始めたとしましょう。
警察が空地を捜査している間に、空き家の中で子供はゆっくりと衰弱して死んでいく。
とまあ、こういうストーリーにおける警察の無能を叩かなくてすんだだけましかもしれませんね。
側溝を探すかわりなので、空き家捜索の人員が削られるわけではありません。
そもそも、態勢は「捜査員を250人以上」とのことです。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000034761.html
これだけの人員があれば、空地の簡単捜索は半日で済みます。シラミつぶしならば別だが、とりあえずは、簡単捜索ぐらいはするべきでした。
今回は、「空地は捜索の対象外」というふうに「盲点」が生じた理由を探っています。
「なぜ思考の盲点が生じたか」が、本項のテーマです。タイトルからして、「謎」がテーマです。
警察たたきがテーマではありません。
私もあくまで、「井戸端会議ふうにお楽しみ」しているだけなのでね。そうムキになる話でもない。
>「なぜ思考の盲点が生じたか」が、本項のテーマです。
基本的に「生きている子供を探す」という意識のせいでしょうね、と思っているということね。じゃ側溝はなんだと言われるとは思うけどね(笑)。
なんていうかな、工業製品の品質不良の原因探索とかでもね。結構大回りして原因特定して、後から「なんで、最初にここを疑わなかったんだろうなぁ〜」なんてことは結構あることなのね。まあ、そういう経験からだんだん探索はうまくなる訳だけだけどね。じゃあ、そんな経験がきちんと形式知として整理できるかというとそれが難しくてね。一件ずつ違う経験を通してなんとなく醸成される暗黙知としての「目くばりが利く」みたいな面があるのね。
もちろん、空き家とか居住住居の不審情報を中心に捜査していても、空き地や雑木林があればちょっと調べるみたいなことが、なんていうか、おそらく捜査員の「目くばりが利く」の世界じゃないかな、なんて思ったりもする。
そういう暗黙知的な動きと言うのは、実は現代において最も軽視されている部分なのね。それは管理人さんにもあるように思えるのね。捜査員に「何をしろ」ときちんと号令掛けてやらせるのが全てで、その間にちょっと目くばりしていたりするのは「命令違反だろ」なんて言うような感じかな。別に現代人が陥っている傾向だから、管理人さんが特別そうなわけでもないけどね。
知らなかったのなら、今はパトロールってパトカーが通れるようなところしかしないんだなと。
普段から徒歩や自転車でパトロールしていれば航空写真を見なくても本部から来た250人にいろいろ教えることも出来ると思うのですが。
なんだかいろいろ残念ですね。:(
道路脇の側溝を探すと言う事は連れ去った現場と犯人特定の証拠を探していたということでしょう。
雑木林は遺体を遺棄する可能性ははあっても、少女連れ去りの現場やその後の逃走経路とは考え難いですからね。
正確な解剖所見が出るとまずいことでもあるのかねえ。