そもそも夏休みが長いのは、暑くて授業にならないからだ。しかし、エアコンがあるのならば、暑さの問題はなくなる。だったら、夏休みを短縮するといいだろう。それによって、「週五日制」による時間短縮の問題を解消できるからだ。
最近、週五日制をやめて、週六日制に戻そう、という動きがある。それはそれでいいが、どうせなら、週五日制のまま、夏休みを短縮する方がいいだろう。(長い休みは学習に不都合だからだ。)
エアコンは、文明の利器だ。それを利用するのはいいが、どうせ利用するなら、もっと上手に利用したい。単に「暑さをしのぐため」でなく、「学力アップのため」に利用したい。それなら、いくばくかの出費があったとしても、十分に元が取れるだろう。
特に、福島で除染や防潮堤建設をやって、数兆円規模の無駄遣いをしているとなれば、せめてその数十分の1の費用で、エアコンを全国に配備したいものだ。……生徒を気持ちよくさせるためではなく、生徒の学力をアップさせるために。
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話は以上で終わり。
以下は参考記事を紹介する。
公立小中学校の教室のエアコン(冷房)設置率が29.9%になったことが文部科学省の調査でわかりました。最近の猛暑が学校のエアコン設置に拍車をかけているようです。
文科省がほぼ3年に1回の割合で実施している調査の結果によると、2014(平成26)年4月1日現在で、全国の公立学校の普通教室と特別教室を合わせたエアコン設置率は、小中学校が29.9%〔前回調査(2010<平成22>年10月時点)18.9%〕、幼稚園が41.3%(同24.9%)、高校が43.4%(同36.7%)、特別支援学校が67.5%(同59.1%)となっており、いずれの学校段階でも3年半前の前回調査時より設置率が上昇しています。このうち最も教室数の多い小中学校を見ると、普通教室でのエアコン設置が急増しているのが特徴です。
これまでエアコンの設置は、コンピューター室などの特別教室で優先的に行われており、前回の2010(平成22)年調査でも設置率は普通教室16.0%、特別教室21.6%と特別教室のほうが高くなっていました。ところが今回の2014(平成26)年調査では普通教室32.8%、特別教室27.3%となり、普通教室と特別教室のエアコン設置率が初めて逆転しました。夏休み前後の7月、9月でも地域によっては気温35度を超える日があるなど、近年の猛暑が普通教室へのエアコン設置を促したようです。
公立学校のエアコン設置率のもう一つの特徴は、地域により大きな違いがあることです。小中学校の普通教室のエアコン設置率が高いのは、東京都99.9%、香川県81.0%、神奈川県71.3%、京都府68.1%、沖縄県67.9%など、逆に低いのは、北海道0.5%、秋田県1.1%、青森県と岩手県各2.0%などでした。これらは主に気候の違いによるものと思われますが、必ずしもそれだけではないようです。たとえば、同じ四国地方でも設置率は香川県が81.0%に対して、愛媛県は4.6%、徳島県は25.5%、高知県は13.8%となっています。小中学校の場合、市町村の財政力や教育予算をどこに重点配分するかという方針の違いなどが、都道府県のエアコン設置率の違いとなって表れているようです。さらに教育関係者の間では、学校のエアコンに対する意識の違いも影響しているという声もあります。子どもには暑さを我慢させることが必要だという考え方が強い地方では、議会などがエアコン設置に消極的なところが多いようです。ただ、小中学校の普通教室のエアコン設置率は、3年半前に比べると約2倍に増えています。「心頭滅却」の精神論も近頃の猛暑には勝てないというところでしょうか。
( → ベネッセ教育ニュース )
(要旨) 教室のエアコン設置には、大きな地域差がある。大都市では設置率が高いが、地方では設置率が低い。その一方で、大都市では給食の実施率が低く、地方では給食の実施率が高い。どっちか一方のことが多い。双方を実施しようという県はあまりないようだ。金がないという理由。
(引用) 熊谷俊人市長は「これまで学校の耐震補強にかなりの額を投資してきた。今後は老朽化対策に取り組まなければならない」と説明。エアコンについては「将来的には導入したいが、直近5年くらいは無理だと思う」と話す。保健室や図書室などを除く普通教室はメドさえ立っていない。
市教委によると、小中学校計約170校の教室に必要なエアコンは約2800台で計約76億円かかるという。熊谷市長は「エアコンがある横浜市や川崎市は中学校の給食がない。優先順位の考え方の違い。全体を見てほしい」と訴える。
( → 朝日新聞 2014-07-24 :右図も朝日 )
《 公立小中高の土曜授業、2年で倍増…要件緩和で 》
今年度、正規の土曜授業を行う公立小中高校は5573校で、2年前に比べ約2倍に増えたことが25日、文部科学省のまとめでわかった。
全体に対する実施割合は16.3%だった。同省が昨年、各自治体教育委員会の判断で土曜授業を実施できるようにした効果が表れたとみられる。
まとめによると、今年度、正規の土曜授業を実施済みまたは実施予定なのは小学校が3565校(2012年度は1801校)でほぼ倍増。中学校が1794校(同 966校)、高校が214校(同 142校)だった。実施割合も、小学校17.1%(同 8.8%)、中学校18.3%(同 9.9%)、高校5.9%(同 3.8%)といずれも上昇した。
( → 読売新聞 2014年07月26日 )
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以下は参考記事。(一部抜粋)
→ 「猛暑日」今年最多の231地点…午後5時現在
→ 猛暑:7人死亡、重体8人 熱中症1479人搬送
日本列島は26日も北海道を除き、太平洋高気圧に覆われたため全国的に厳しい暑さに見舞われた。観測地点の25%に当たる231地点で最高気温35度以上の猛暑日、同じく76%に当たる702地点で30度以上の真夏日となり、いずれも今年最多を更新。毎日新聞のまとめでは、26日未明から夜までに全国で25日の約1.5倍となる1479人が熱中症とみられる症状で搬送され、7人が死亡した。(毎日新聞 2014年07月26日)
→ 読売社説 2014-07-26
《 熱中症予防 夜でも暑ければ冷房を使おう 》
各地で連日、猛暑が続いている。体が暑さに慣れないこの時期は、熱中症が急増する。予防を心がけたい。
熱中症は、高温の中で体内の水分や塩分が失われ、体温の調節機能が働かなくなることによって起こる。
近年、最高気温が35度以上の猛暑日や、夜間の最低気温が25度以上の熱帯夜が増えている。それとともに、熱中症による死亡者は増加傾向にある。
水分や塩分をこまめに取る。暑い時間帯の外出を控える。屋外では帽子をかぶる――。こうした予防策を真夏の習慣にしたい。
熱中症はお年寄りに多い。昨年、熱中症で救急搬送された5万8729人のうち、47%が65歳以上だった。高齢者は皮膚の温度センサーが鈍くなっている。暑さを感じず、汗をかきにくいため、体内に熱がたまりやすい。
東京都監察医務院の統計では、熱中症による死亡例の9割は室内で起きている。そのうち、冷房を使っていなかったケースは86%に上り、大半が高齢者だった。
【 関連項目 】
「除染は無駄だ」という福島県民の声が、コメント欄に寄せられた。
→ 福島の再除染は無駄
福島に住んでます。
事故後、県外に逃げた人もだいぶ帰ってきました。
除染で他県の労働者が集まり、街は落ち着かない程、賑わってます。
一年ぶりに、ガイガーカウンターで測定したら、除染しなくても線量は、半分以下になってます。
除染なんて、ただの掃除です。
あれに5兆円も税金注ぎ込むのは止めてください。
除染は無駄、国民の皆さんはもっと知るべきです。
( → コメント at 2014年07月25日 22:44 [一部抜粋])


冬休みが本州よりも長い理由は、勝手な想像ですが、「寒くて暖房費がかさむから」ではないかと思っています。
私のいる兵庫県でも、エアコンのついた高等学校では、8月下旬から正式な授業が始めたり、7月中の前期夏季補習が午前だけでなく一部の生徒は午後も受けたり、8月下旬の後期夏季補習を取る生徒が増えたり、冷房の効いた自習教室で勉強する生徒が増えたりはしているようです。
ただし、エアコンを入れる基準温度が30℃だったりするので、生徒が多い教室だと、エアコンを切って窓を開けた方が涼しいという場合も多いです。
エアコンにプラスして扇風機があれば、体感ではかなりすずしくなるのです。扇風機を使えばエアコンを使わないときでもいくらか涼しくなりますし。
学校にはエアコンだけではなく、扇風機も設置しましょう。さらに蒸発させる水があればもっといいのですが。