2013年11月29日

◆ 劣化インフラは使用停止?

 劣化したインフラ(橋など)は、危険なので使用停止にする、という方針がある。もっとうまい方針はないか? ──

 劣化したインフラ(橋など)は、危険である。そこで、危険を避けるために、使用停止に仕様、という方針がある。
 老朽化や災害で通行を制限する橋は全国で2千本を超え、この5年間で2倍超に増えた。
 国土交通省によると、全国の橋約70万本のうち、車の数を制限したり、通行止めにしたりしているのは4月時点で2104本。2008年の977本から年々増え続け、半数が築50年を超えている。
 危険な橋は増える一方なのに、対応は後手に回っている。国交省の5月の調査では、市町村の7割、都道府県の3割近くが橋などの劣化予測を立てていないと回答。
 インフラの見直しや維持管理費の削減に取り組み始めた自治体もある。
 静岡県浜松市は05年に周辺の12市町村が合併し、管理する橋が約6千本に倍増した。このため、半数近くしか定期点検できない。また点検をしたのに、不具合が見逃されることも。土木学会が今年7月、市の点検で異常がないとされた63本を調べると、照明灯の土台の亀裂や支柱のボルト腐食などの重大な見落としが5本で見つかった。2月には、点検済みのつり橋でケーブルが切れ、高校生3人がけがをした。
 市は「すべての橋を今後も維持するのは困難」として、交通量や緊急輸送などを考慮しながら橋の使用停止を含む検討を始める。
( → 朝日新聞 2013年11月29日

 危険を未然に防ぐ、という安全意識は大切だ。(私が常日頃、喚起している通り。)
 しかし、いきなり「使用停止」というのも、粗っぽい。「問題があるならば、やめてしまえ」(それなら自分は責任を問われない)というのは、いかにも保身的な官僚的な発想だ。たしかにマイナスの発生を予防できるが、使用するというプラスが消えてしまう。消えたプラスの総量と、将来発生するマイナスの総量を考えると、帳尻が合わない。それはいわば、「30人のケガを防止するために、3兆円の損失を受け入れる」というようなものだ。いくら何でも、コストパフォーマンスが悪すぎる。
 では、どうすればいいか? 

 ──

 そこで、困ったときの Openブログ。どう答えるかというと、
 「物事の本質を考えよ」
 と言いたいところだが、今回は関係ない。  (^^);
 別に、本質を考えるまでもなく、ちょっと頭をひねるだけでいい。こうだ。
 「橋が危険になるのは、重量のあるものが通行するときだ。だから、当面は、重量のあるものの通行だけを制限する」

 そのためには? 重量の検知をすればいい、と思いそうだが、そんな装置はない。
 そこでかわりに、体積で制限すればいい。といっても、体積の検知装置もない。
 そこでかわりに、高さで制限すればいい。こうだ。
 「高さ 2 〜 2.5メートルの制限をして、それより高い自動車の通行を禁止する」


 具体的には、こうだ。
 「   または Π のような形の金属枠を道路にかぶせて、基準以上の高さの自動車を通行できなくする」

 無理やり通行しようとすれば、自動車の頭が金属枠にぶつかるので、自動車が壊れてしまうことになる。

 ただ、この金属枠のせいで自動車の運転手が死んでしまうのも困るから、金属枠の入口には、自動車を停止させる赤信号を付けることが必要だ。(または、他の徐行装置:段差など。)
 これは、橋の入口に付けるのではなくて、橋の入口に至る道路の前に付ける。そこできちんと警告しておくべきだろう。「高さ2メートル以上の自動車は通行できません」と。

 ──

 ともあれ、こうすれば、大型の重量トラックなどは通行できなくなり、小型の軽い自動車などだけが通行できる。
 場合によっては、高さ 1.7メートルぐらいまで制限してもいいだろう。これだと、たいていの商用車は通行できなくなり、背の低い乗用車だけが通行できる。あとは、バイクと自転車と歩行者だけだ。

 ともあれ、「いきなり通行禁止」というのは、芸がない。その前に、もっと頭を働かせるべきだろう。



 [ 付記 ]
 そもそも、道路や橋などのインフラの劣化の原因は、重量ある大型トラックなどのせいだ。こいつが、道路や橋などをひどく劣化させる。1回通るだけで、道路や橋などは、すごく歪む。
 ちなみに、自動車がゆっくりアスファルトの上を走るのを見ると、タイヤの部分の路面が少し窪んでいるのがわかる。普通の自動車でさえそうなのだから、いわんや大型トラックをや。
 大型トラックは、税金や道路通行量ではかなり優遇されているが、道路や橋などのインフラの劣化の主因は、こいつなのだ。こいつがなくなれば、インフラの劣化は大幅に減る。
 実は、ここが本質なんだけどね。
posted by 管理人 at 19:18 | Comment(4) | 一般(雑学)2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>自動車がゆっくりアスファルトの上を走るのを見ると、タイヤの部分の路面が少し窪んでいるのがわかる。

すごく新鮮に驚きました。今まで意識したことがなかったのですが、そのようになっているのですね。ちなみに何cmくらい窪んでいるのですか?
Posted by 地方のSE」 at 2013年11月30日 00:43
路面と自動車によって違いますが、大型車では1〜2センチぐらい凹んでいるようです。
 コンクリでは、凹んだ場面を見たことがありませんが。
Posted by 管理人 at 2013年11月30日 01:08
>ただ、この金属枠のせいで自動車の運転手が死んでしまうのも困るから、金属枠の入口には、自動車を停止させる赤信号を付けることが必要だ。(または、他の徐行装置:段差など。)
 これは、橋の入口に付けるのではなくて、橋の入口に至る道路の前に付ける。そこできちんと警告しておくべきだろう。「高さ2メートル以上の自動車は通行できません」と。

退出路がないととんでもないことになるね
Posted by パーチクリンV at 2013年11月30日 17:32
たいていは、その横に逃げる道があります。つまり、その金属枠を付ける位置は、十字路の入り口みたいなところです。
 実際には、十字路ではなくて、片方向だけに横道があればいいので、 ┫ とか ┣  とかでも大丈夫。
 私の家の近辺には、鉄道の高架の下を通る道路がありますが、そこにも金属枠があって、上記のようにして設置されています。
Posted by 管理人 at 2013年11月30日 20:29
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