2022年06月09日

◆ 宇宙からのアミノ酸で生命?

 小惑星探査機の持ち帰った砂からアミノ酸が検出された。これが地球の生命の誕生の源になった、という説が有力になったそうだ。しかし……

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2022年01月26日

◆ 多細胞生物の出現:隕石で

 地球上では多細胞生物が生まれたのは6億年前だった。それはどうしてか? 恐竜絶滅をもたらした巨大隕石をはるかに上回る圧倒的な量で、隕石が次々と降りかかってきたせいらしい。(それが8億年前)

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2022年01月15日

◆ 死とは何か?(生物にとって)

 生物は生きて死ぬ。では、死とは何か? それをじっくり考えてみよう。 【 重要 】

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2020年03月16日

◆ 1細胞遺伝子解析

 一つ一つの細胞ごとに遺伝子の働きを調べるという「1細胞遺伝子解析」の技術開発が進んでいる。

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2016年10月03日

◆ オートファジーの意義

 ノーベル賞を受賞した「オートファジー」とはどのようなものか? その解説をする。

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2013年12月20日

◆ 有性生殖と多細胞生物

 有性生殖の生物は、多細胞生物が多い。
 無性生殖の生物は、単細胞生物が多い。
 では、これらの関係は?続きを読む
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2013年07月09日

◆ 血縁淘汰説(血縁選択理論)の実証に成功?

 シロアリについて血縁淘汰説を実証した、という研究報告が出た。これは正しくない。

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2012年09月27日

◆ 胚発生とアクチビン(浅島誠)

 生物の発生の過程では、胚発生における文化を制御する物質としてアクチビンがある。続きを読む
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2012年09月09日

◆ ゲノムの非・遺伝子部分 2

 ゲノムの本質は、遺伝子だけでなく、遺伝子と非・遺伝子部分の総体だろう。そのように認識を改める必要がある。すると……続きを読む
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2012年09月08日

◆ ゲノムの非・遺伝子部分

 ゲノムのうちの遺伝子の部分は2%であり、残りの98%は役割がわかっていなかったが、遺伝子の ON・OFF の役割を果たしているとわかった。では、その意味は?続きを読む
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2012年08月04日

◆ 利己的遺伝子説の「遺伝子」とは?

 ドーキンスは「利己的遺伝子説」というものを唱えた。しかし彼のいう「利己的な遺伝子」というのは、実は、遺伝子ではない。(そこには一種の自己矛盾がある。)続きを読む
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◆ 利己的遺伝子説の評価

 ドーキンスの利己的遺伝子説を評価しよう。「遺伝子淘汰説」の部分は正しいが、「自分の遺伝子」の部分は正しくない。続きを読む
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2012年08月03日

◆ ミツバチの本質は女王バチ

 ミツバチでは、生命としての意味をもつのは、生殖能力をもつ女王バチだけだ。働きバチは、不妊であり、自己複製能力をもたないので、生命とは言いがたい。続きを読む
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2012年08月02日

◆ 血縁淘汰説の解明?

 ハミルトンの血縁淘汰説を実証的に解明した、という研究報告がある。しかしこれは事実に対する解釈が間違っている。つまり、認識ミス。そのことを説明する。続きを読む
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2011年09月05日

◆ 人工細胞/生命の起源

 人工細胞の増殖が実験的に成功した。これは「生命の起源」に結びつく。続きを読む
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2010年12月13日

◆ 性の誕生の理由/生命の誕生

 地球の生命の歴史において、性の誕生は、カンブリア爆発の直前であった。では、それは、いかにして起こったか? ……これを考えようとしたのだが、生命の誕生について言及するぐらいの話になった。(後日、大幅改稿)

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2010年01月18日

◆ 共食いはなぜ起こるか?

 共食いは、なぜ起こるのか? そんなことをすれば、遺伝子の数が減ってしまうのに、なぜわざわざ遺伝子の数を減らそうとするのか?続きを読む
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2009年10月04日

◆ ハリナシバチ (針なし蜂)

 ハリナシバチというハチは、ミツバチに近縁のハチだ。ただし、ミツバチの働きバチは不妊であるが、ハリナシバチの働きバチには不妊でないものがかなり混じっている。なぜ両者は違うのか?続きを読む
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2008年11月05日

◆ 不老不死のベニクラゲ

 ベニクラゲという小さなクラゲが、不老不死だと見なされている。では、なぜか? それを知れば、人間も不老不死になれるか?続きを読む
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2008年04月25日

◆ ハヌマンラングールの子殺し

 ハヌマンラングールという猿は、子殺しをする。これについて考察する。
 ( ※ 「自分の遺伝子」シリーズの「ライオンの子殺し」の関連 )続きを読む
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2008年04月20日

━━━━「生命とは何か?」(完結)━━━━

 シリーズ「生命とは何か?」 は、ここでいったん完結します。
 このあとの「ハヌマンラングールの子殺し」などの項目は、読まなくても構いません。余談ふうの、小さな話題なので。
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2008年04月19日

◆ 老化と遺伝子


 老化の本質は何か? 老化を防ぐにはどうすればいいか?
 老化の意味を遺伝子的に考える。続きを読む
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2008年04月18日

◆ 生命の本質(総集編)

 生命の本質についての解答を、要約ふうにまとめる。続きを読む
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2008年04月17日

◆ 生物と遺伝子 (その4)[ 分化の意義 ]

 生物の本質として、「遺伝子が働くこと」だけでなく、「遺伝子が働かないこと」もある。これは「分化」という現象を見るとわかる。続きを読む
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2008年04月16日

◆ 生物と遺伝子 (その3)

 
 前項の補足。
 前項では肝心のことを述べた。その補足として、「何が正しくて、何が間違いか」を、対比的に示す。
( ※ 補足的な説明。特に重要ではない。)続きを読む
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2008年04月15日

◆ 生物と遺伝子 (その2)

                        [ 重要 ]
 前項の続き。いよいよ肝心の話に移る。
 生物の本質は、生きていることである。では、「生きていること」とは、何を意味するか? 特に、遺伝子との関係ではどうか?続きを読む
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◆ 生物と遺伝子 (その1)

                        [ 重要 ]
 生物の本質は何か? 
 この問題は、前にも述べたが、あらためて考察する。その上で、最終的な結論を与える。(このあとも含め 4回連続。)続きを読む
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2008年04月14日

◆ 有性生殖の意義

 有性生殖の意義は何か? 有性生殖は無性生殖に比べて、を増やすという点では明らかに不利なのだが。……この問題では、「量」よりも「質」に着目するといい。続きを読む
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2008年04月13日

◆ 近親婚と有性生殖

 近親婚はなぜ好ましくないのか? それは、近親婚が有性生殖の原理に反するからだ。つまり、「交配」という原理に。続きを読む
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2008年04月12日

◆ 近親婚による絶滅

 欧州の名家であるハプスブルク家は、近親婚ゆえに衰退していった、という話がある。続きを読む
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2008年04月11日

◆ 近親婚のタブー(自分の遺伝子)

 近親婚は人類においてタブーとされている。これは人類で文化的にタブーであるだけでなく、生物学的に近親交配が厭われているからだ。
 しかし、近親交配は、「自分の遺伝子を残す」という意味では有利である。ではなぜ、有利であるはずの行動が広まらないのか?続きを読む
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2008年04月10日

◆ ミツバチとリカオン

 ミツバチは自分の子を産まない。では、何を産み出そうとしているのか? 自分の妹を? いや、自分の妹の子(=姪)を。
 結局、ミツバチの利他的行動は、リカオンの利他的行動と同じである。つまり、ヘルパーだ。続きを読む
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◆ 血縁淘汰説 [ 核心 ]

 血縁淘汰説について、基本的な核心を示す。

    ( ※ 本項の実際の公開日は 2009-03-18 です)続きを読む
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2008年04月09日

◆ 遺伝情報と生命情報


 「遺伝子とは生命子のことだ」と前に述べた。つまり、「遺伝形質というものは、生物のうちの個体差の部分にすぎない」と。( → 前出:遺伝子の意味(生命子)
 個体の生存にとって重要なのは、生命情報の部分である。遺伝情報の部分は、非本質的である。ただし、進化においては、遺伝情報の方が本質的となる。……この違いを理解しよう。
    ( ※ 「自分の遺伝子」シリーズの補足。)




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2008年04月08日

◆ 自分の遺伝子 10 (生と死)

                     [ 重要 ]
 引きつづき、補足的な解説。その5。「自分の遺伝子」シリーズの最後。
 「自分の遺伝子」という発想は、正しくない。では、なぜ、そういう発想が生じたか? その基盤を探る。
 そのことから、「生と死」という重要な話題に移る。続きを読む
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2008年04月06日

◆ 自分の遺伝子 9 (解説D)


 引きつづき、補足的な解説。その4。
 すでに述べたように、「自分の遺伝子」という概念は間違いだ。そこで、「なぜ間違えたか」という話をする。続きを読む
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2008年03月31日

◆ 自分の遺伝子 8 (解説C)

 引きつづき、補足的な解説。その3。
 自分の遺伝子を増やすために、ミツバチやライオンを見習うべきか? 近親相姦や子殺しをするべきか? 他人を殺して、その女房を奪うべきか?続きを読む
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2008年03月24日

◆ 自分の遺伝子 7 (解説B)


 前項に引きつづき、補足的な解説。その2。
 あなたに双子の兄弟がいるとして、その双子の兄弟に、あなたの妻を寝取られてもいいか? 遺伝子的には、双子のどっちが孕(はら)ませたって、同じことであるが。続きを読む
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2008年03月22日

◆ 自分の遺伝子 6 (解説A)

 ここまで「自分の遺伝子」について、あれこれと論じてきた。
 本項では、補足的な解説をする。
 ( ※ 補足的といっても、かなり大事な話を含む。ていねいな解説。)続きを読む
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2008年03月10日

◆ 自分の遺伝子 5 (結論)


 前項では、「子殺し」「性淘汰」について説明した。そこでは曲がりなりにも、「自分の遺伝子」という概念が成立するように見えた。というのは「他者の遺伝子を減らす」ということがあったからだ。
 しかし一般の場合には、そういうことはない。一般の場合には、「自分の遺伝子を増やす」ということは成立せず、単に「遺伝子を増やす」ということが成立しているだけだ。続きを読む
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2008年03月07日

◆ 自分の遺伝子 4 (子殺し・性淘汰)

 に、「自分の遺伝子」という概念を否定した。つまり、
 「生物は自分の遺伝子を増やそうとして行動する」
 という主張を否定した。ただしそれには、例外ふうの場合もある。「子殺し」および「性淘汰」という二つの場合だ。
 例として、ライオンの「子殺し」がある。ライオンはどうして子殺しをするのか?続きを読む
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2008年03月05日

◆ 自分の遺伝子 3 (関連)

 「自分の遺伝子 1」 をめぐって、関連となる話題。
 「二人の兄弟または八人の従兄弟のためであれば、私は自分の命を犠牲にしてもいい」
 という珍説について。続きを読む
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2008年02月21日

◆ 自分の遺伝子 2 (雑談)

 前項の補足。
 前項の「自分の遺伝子」の関連で、「浮気の遺伝子」を話題にする。
  ・ 浮気は素敵なことなのか?
  ・ 人間はなぜスケベなのか?
 その問題に答える。続きを読む
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2008年02月20日

◆ 自分の遺伝子 1

 「遺伝子淘汰」と「遺伝子集合淘汰」とは異なる。( → 前項
 さて。利己的遺伝子説では、次のように説明される。
 「生物は自分の遺伝子を増やそうとして行動する」
 しかし、この説明は成立しない。なぜなら、「自分の遺伝子」という概念は、「遺伝子淘汰」の発想によるものであり、「遺伝子集合淘汰」の発想によるものではないからだ。続きを読む
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2008年02月19日

◆ 遺伝子集合淘汰


 「遺伝子淘汰」と「遺伝子集合淘汰」は、はっきり区別されるべきだ。
 「遺伝子集合淘汰」のことを「遺伝子淘汰」と呼ぶべきではない。
 ( ※ 現状では混同しているが、混同するべきではない。)続きを読む
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2008年02月17日

◆ 反利己的な遺伝子 4

 ドーキンスは全体としては立派な業績を上げた。だが、言葉遣いが不正確なせいで、認識もまた不正確になった点がいくつかある。
 彼の認識のどこにどんな問題があるのかを指摘しよう。

( ※ 今回は注釈。)続きを読む
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2008年02月16日

◆ 反利己的な遺伝子 3


 前回までの話は、奇妙に思えるだろう。いかにもトンデモっぽくて、信じがたく思えそうだ。(「利己的な遺伝子」などと述べて、定説とは正反対だからだ。)
 そこで、わかりやすく詳しく解説する。するとわかることだが、ドーキンスはまさしく偉大な業績を成し遂げたのだ。人々はドーキンスの業績の偉大さをよく理解できていない。その偉大さを、本項は明らかにする。

( ※ 今回は解説。)続きを読む
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2008年02月15日

◆ 反利己的な遺伝子 2


 「利己的な遺伝子」について、その難点の核心を示そう。
 「利己的な遺伝子」という概念には、二つの原理が混在している。そのせいで概念が曖昧化しているのだ。その曖昧さをなくすと、こう表現できる。
 「反利己的な遺伝子」

 つまり、遺伝子というものは、反利己的なのである。
 ドーキンスの論旨は「遺伝子は反利己的だ」ということなのに、ドーキンスの言葉は「遺伝子は利己的だ」となっている。つまり、論旨と言葉が正反対だ。ここに曖昧さの理由がある。

( ※ 今回は、真相を示す。)続きを読む
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2008年02月14日

◆ 反利己的な遺伝子 1


 利己的遺伝子説における「遺伝子」とは、実は、遺伝子ではない。名前だけは「遺伝子」なので、誰もがそれを遺伝子のことだと思っているが、実はそれは遺伝子ではないのだ。
 また、「利己的」という言葉には、二重の意味が込められている。
 要するに、ドーキンスの言葉遣いは、おかしい。また、言葉遣いがおかしいせいで、概念や発想までがおかしくなってしまっている。

 ( ※ 本項は問題提起のみ。計4回のシリーズ。)続きを読む
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2008年02月12日

◆ 増加の意味

 生物の目的は、生きること(生存)だ。(前出 〜 )
 では、増加には、何の意味もないのだろうか? いや、意味はある。ただし、その重要性は低い。
 つまり、「増加」を重視する従来の学説は、間違っているわけではないのだが、たいして重要なことを述べていないのだ。
( ※ 小進化には当てはまるが、大進化には当てはまらないので。)続きを読む
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2008年02月11日

◆ 生命の起源

 生命の起源(生物の起源)については、定説がない。そこで、おおよその仮説を示す。
 「最初の生命はどういうふうに誕生したのか?」
 この謎について、興味があれば、お読み下さい。続きを読む
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2008年02月10日

◆ 性の誕生(半生物を越えて)

                           [ 重要 ]

 有性生物と多細胞生物は、どちらが先だったか? この問題を考えると、生物としての本質がわかってくる。
 複雑な組織をもつ個体としての多細胞生物。そこにこそ生物の本質があるのだ。とすれば、単細胞の無性生物は、「生物」よりも「半生物」と言える。続きを読む
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2008年02月07日

◆ 個体は遺伝子の乗り物か?

 個体は遺伝子の乗り物か? この問題について答えるには、前項の区別に準じるといい。つまり、「遺伝/生命」というふうに、二つの場合に分けて答えるといい。続きを読む
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2008年02月05日

◆ ミツバチは利他的行動をするか?

 ミツバチは利他的行動をする、という解釈がある。これは進化論の世界では、ほとんど常識になっている。しかし、これは勘違いだ。
 ここでは、「利己的行動をしない」ということは成立するが、「利他的行動をする」ということは(必ずしも)成立しない。続きを読む
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2008年02月03日

◆ ミツバチの教訓 5 (生物の目的)

 前項 の続き。

      《 目次 》
 (6) 人間の目的
 (7) 増加と進化
 [ 付記1 ] 医者向けの話
 [ 付記2 ] (医療体験記)
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2008年02月02日

◆ ミツバチの教訓 4 (生物の目的)


 前項 までの三項目のあとで、余談ふうに示す。「生物の目的とは何か?」という話。

      《 目次 》
 (0) まとめ
 (1) 増加による絶滅
 (2) ミツバチと人間
 (3) 地球環境の破壊
 (4) 人口爆発
 (5) 個人の生き方
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2008年02月01日

◆ ミツバチの教訓 3 (生物の原理)


 前項 の続き。
 人々はなぜ、真実を見失ったのか? 人々はなぜ、「生存」という本質のかわりに、「自然淘汰」という副次的なものにとらわれたのか?
 それは、人々が数字にばかりこだわるからだ。「数字で表現すれば真実をつかめる」と信じて、この世界をあるがままに見渡すことができなくなったからだ。続きを読む
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2008年01月31日

◆ ミツバチの教訓 2 (生物の原理)


 前項 の続き。
 生物にとって大切なのは「生存」だ。(前項。)
 しかるに、生物にとって大切なのは「増加」だ、と見なす発想がある。この発想に従うと、生物を誤認することになる。単に「増えればいい」という発想では、真実に近づくどころか遠ざかってしまう。続きを読む
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2008年01月30日

◆ ミツバチの教訓 1 (生物の原理)

 前項までの話をまとめて、教訓となる結論を引き出そう。
 まず、生物にとって大切なのは、「増加」よりも「生存」である。このことをはっきりと意識しよう。続きを読む
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2008年01月29日

◇[補説] ミツバチの利他的行動 7

 前項の続きとなる話を、後日あらためて記した。下記。
  → ミツバチの本質は女王バチ続きを読む
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◇[補説] ミツバチの利他的行動 6

 ミツバチの利他的行動で、「不妊」という形質について補足する。続きを読む
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◇[補説] ミツバチの利他的行動 5


 前項 の続き。
 働きバチはあえて不利な形質を取る。では、なぜ?
 それは、不利な形質を選ぶ方が、遺伝子は増えるからだ。
 このことは、一見、矛盾に聞こえる。まるで「減るものが増える」というふうな。しかしこれは、矛盾ではなくて、逆説である。
( ※ 逆説 = 嘘に思える真実 )続きを読む
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2008年01月28日

◇[補説] ミツバチの利他的行動 4

 前項 の続き。
 働きバチは、不妊である。ではなぜ、不妊なのか? ── そのわけを探るのが、本項の目的だ。
 実は、ここには、ミツバチの特殊な事情がある。続きを読む
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2008年01月25日

◇[補説] ミツバチの利他的行動 3

 前項 の続き。
 ミツバチの利他的行動について、真相を少しずつ示すことにしよう。
 まず、本項では、根源的な核心のみを探る。
 働きバチは妹を育てる。なぜか? 「それが有利だから」というのが、血縁淘汰説の説明だった。しかし、実は、その行動は有利ではない
 だから、「自分の遺伝子をたくさん残せるから有利だ」という説明は、根源的に成立しない。(つまり、血縁淘汰説は成立しない。)続きを読む
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2008年01月24日

◇[補説] ミツバチの利他的行動 2

 血縁淘汰説ないし利己的遺伝子説は、ミツバチの利他的行動をうまく説明した、と見える。
 しかし、これらの説は、うまく説明したように見えても、難点がある。その難点を示そう。
  ( ※ 重要な話は、次項に書いてあります。本項は、その前書きのような話です。)続きを読む
posted by 管理人 at 19:49 | Comment(7) |  生命とは何か | 更新情報をチェックする

2008年01月23日

◇[補説] ミツバチの利他的行動 1

 ミツバチは「利他的行動」をなす。すなわち、自分のを育てるかわりに、自分のを育てる。こういう利他的行動は、「個体は利己的にふるまう」というダーウィン説に反する。
 このことは不思議に思える。そこで、この問題を解決したのが、血縁淘汰説と利己的遺伝子説だ。
 この二つの説を紹介する。(よく知られた話。)続きを読む
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2008年01月21日

◇[補説] 利己的遺伝子説の修正 2


 前項では、
    遺伝子 → 個体行動

 という二段階の構造を
    遺伝子 → 脳(本能) → 個体行動

 という三段階の構造に修正した。
 では、そのように修正すると、どうなるのか? 両者の違いは何か?続きを読む
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2008年01月20日

◇[補説] 利己的遺伝子説の修正 1


 前項 では、利己的遺伝子説を紹介した。
 本項では、利己的遺伝子説を どう修正すればいいかを示す。
 簡単に言えば、個体の行動を説明するために、「本能」というものを導入すればいい。( → 前々項 「遺伝子と本能」)続きを読む
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2008年01月19日

◇[補説] 利己的遺伝子の意味


 ドーキンスの利己的遺伝子説を、誤解している専門家が多い。
 彼らは「素人はドーキンスを誤解している」とだけ主張して、自分たちがドーキンスの説を誤解していることを理解できない。
 そこで、彼らがどういう勘違いをしているかを、指摘しておこう。続きを読む
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2008年01月17日

◇[補説] 遺伝子と本能


 統計データを見たとき、そこから短絡的に因果関係を想定してはならない。集団の統計データ と、個別行動の原理 とは、異なる。

 ( ※ 本項のテーマは「利己的遺伝子説」。その難点を示す。)続きを読む
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◇[補説] 系統/血縁/遺伝子

 「系統」という概念は、次の概念に似ている。
   ・ 血縁淘汰説の「血縁
   ・ 利己的遺伝子説の「遺伝子」(正確には「利己的遺伝子」)
 この三つの概念は、どう違うのか?
 ( ※ 細かな話題なので、読まなくてもよい。)
続きを読む
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2008年01月16日

◆ 利全主義と系統 (生命の本質)

 前項では、有性生物の核心を示した。だが、これはわかりやすく物事の核心を示すにはいいが、正確さという点では不十分だった。
 そこで、本項では、正確に説明する。すなわち、「利子主義」に替えて、「利全主義」という概念を用いる。(こちらが正確。)
 利全主義とは、「全体の利益」を狙うものだ。ここで、「全体とは何か?」が問題となる。その全体を「系統」という概念で説明する。
 結局、「利全主義」と「系統」という二つの概念が登場する。これらが有性生物の真実を解き明かす。

( ※ 本項ではエッチな話も含まれます。)続きを読む
posted by 管理人 at 22:09 | Comment(8) |  生命とは何か | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

◆ 有性生物の本質

                        【 重要 】
 有性生物の本質を考えよう。前項では、
 「有性生物においては、生命と進化は一体化している」
 と述べたが、性があるからといって、なぜ進化が起こるのか? そもそも、進化の原理は、何なのか? ── これをめぐって考えると、「愛とは何か?」「性とは何か?」という問題にたどりつく。続きを読む
posted by 管理人 at 18:28 | Comment(3) |  生命とは何か | 更新情報をチェックする

2008年01月14日

◆ 有性生物と無性生物


 「生物とは何か?」ということを、本質的に考えよう。
 境界を見るなら、「生物/無生物」という境界でなく、「無性生殖/有性生殖」という境界を見るといい。この境界にこそ、最も重要な差がある。
 つまり、「自己複製の有無」よりも、「性の有無」こそが本質的なのだ。続きを読む
posted by 管理人 at 18:35 | Comment(6) |  生命とは何か | 更新情報をチェックする

2008年01月12日

◆ 生命の本質とは? (自己複製?)

 生命の本質とは何か? この問題を扱おう。
 一般的に、次の説がある。
 「生命の本質は、自己複製である」
 これは本当だろうか? 実は、これは誤りだ。そこで、誤りのかわりに、正解を示す。(ちょっとひねくれた正解だが。)続きを読む
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2008年01月11日

◆ 遺伝子の意味(生命子)

 前項に続いて論じよう。
 まず、「動的平衡とは何か?」を考える。すると、結論として、次のことが得られる。
 「遺伝子の本質は、遺伝ではなく、(その逆に)遺伝以外のことである。つまり、生命の生存である」
 「遺伝子は、『遺伝子』と呼ばれるべきではなく、『生命子』と呼ばれるべきだ」


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posted by 管理人 at 20:18 | Comment(15) |  生命とは何か | 更新情報をチェックする

2008年01月10日

◆[書評] 生物と無生物のあいだ

 「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一・講談社現代新書)という本がある。( 2007年のベストセラーの一つ。)
 この本では、「生物の本質は動的平衡だ」というふうに主張されている。これは、まったくの間違いというわけではないが、読者をひどく混乱させるという意味で、非常に不正確な主張である。
 そこで、この本のどこがおかしいかを指摘しておく。同時に、正しくはどう修正すればいいかを示しておく。続きを読む
posted by 管理人 at 19:24 | Comment(15) |  生命とは何か | 更新情報をチェックする

◆◆ シリーズ「生命とは何か?」 * * * * *


 本項以降、新しいシリーズが始まります。
 「生命とは何か?」
 という話題で、生命の本質を探ります。


   ※ 進化論とも関係しますが、より根源的な話です。
posted by 管理人 at 19:21 | Comment(0) |  生命とは何か | 更新情報をチェックする
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