小惑星探査機の持ち帰った砂からアミノ酸が検出された。これが地球の生命の誕生の源になった、という説が有力になったそうだ。しかし……
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2022年06月09日
2022年01月26日
◆ 多細胞生物の出現:隕石で
地球上では多細胞生物が生まれたのは6億年前だった。それはどうしてか? 恐竜絶滅をもたらした巨大隕石をはるかに上回る圧倒的な量で、隕石が次々と降りかかってきたせいらしい。(それが8億年前)
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2022年01月15日
2020年03月16日
2016年10月03日
2013年12月20日
2013年07月09日
2012年09月27日
◆ 胚発生とアクチビン(浅島誠)
生物の発生の過程では、胚発生における文化を制御する物質としてアクチビンがある。続きを読む
2012年09月09日
◆ ゲノムの非・遺伝子部分 2
ゲノムの本質は、遺伝子だけでなく、遺伝子と非・遺伝子部分の総体だろう。そのように認識を改める必要がある。すると……続きを読む
2012年09月08日
◆ ゲノムの非・遺伝子部分
ゲノムのうちの遺伝子の部分は2%であり、残りの98%は役割がわかっていなかったが、遺伝子の ON・OFF の役割を果たしているとわかった。では、その意味は?続きを読む
2012年08月04日
◆ 利己的遺伝子説の「遺伝子」とは?
ドーキンスは「利己的遺伝子説」というものを唱えた。しかし彼のいう「利己的な遺伝子」というのは、実は、遺伝子ではない。(そこには一種の自己矛盾がある。)続きを読む
◆ 利己的遺伝子説の評価
ドーキンスの利己的遺伝子説を評価しよう。「遺伝子淘汰説」の部分は正しいが、「自分の遺伝子」の部分は正しくない。続きを読む
2012年08月03日
◆ ミツバチの本質は女王バチ
ミツバチでは、生命としての意味をもつのは、生殖能力をもつ女王バチだけだ。働きバチは、不妊であり、自己複製能力をもたないので、生命とは言いがたい。続きを読む
2012年08月02日
◆ 血縁淘汰説の解明?
ハミルトンの血縁淘汰説を実証的に解明した、という研究報告がある。しかしこれは事実に対する解釈が間違っている。つまり、認識ミス。そのことを説明する。続きを読む
2011年09月05日
2010年12月13日
◆ 性の誕生の理由/生命の誕生
地球の生命の歴史において、性の誕生は、カンブリア爆発の直前であった。では、それは、いかにして起こったか? ……これを考えようとしたのだが、生命の誕生について言及するぐらいの話になった。(後日、大幅改稿)
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2010年01月18日
◆ 共食いはなぜ起こるか?
共食いは、なぜ起こるのか? そんなことをすれば、遺伝子の数が減ってしまうのに、なぜわざわざ遺伝子の数を減らそうとするのか?続きを読む
2009年10月04日
2008年11月05日
◆ 不老不死のベニクラゲ
ベニクラゲという小さなクラゲが、不老不死だと見なされている。では、なぜか? それを知れば、人間も不老不死になれるか?続きを読む
2008年04月25日
2008年04月20日
━━━━「生命とは何か?」(完結)━━━━
シリーズ「生命とは何か?」 は、ここでいったん完結します。
このあとの「ハヌマンラングールの子殺し」などの項目は、読まなくても構いません。余談ふうの、小さな話題なので。
このあとの「ハヌマンラングールの子殺し」などの項目は、読まなくても構いません。余談ふうの、小さな話題なので。
2008年04月19日
2008年04月18日
2008年04月17日
◆ 生物と遺伝子 (その4)[ 分化の意義 ]
生物の本質として、「遺伝子が働くこと」だけでなく、「遺伝子が働かないこと」もある。これは「分化」という現象を見るとわかる。続きを読む
2008年04月16日
2008年04月15日
2008年04月14日
2008年04月13日
◆ 近親婚と有性生殖
近親婚はなぜ好ましくないのか? それは、近親婚が有性生殖の原理に反するからだ。つまり、「交配」という原理に。続きを読む
2008年04月12日
◆ 近親婚による絶滅
欧州の名家であるハプスブルク家は、近親婚ゆえに衰退していった、という話がある。続きを読む
2008年04月11日
◆ 近親婚のタブー(自分の遺伝子)
近親婚は人類においてタブーとされている。これは人類で文化的にタブーであるだけでなく、生物学的に近親交配が厭われているからだ。
しかし、近親交配は、「自分の遺伝子を残す」という意味では有利である。ではなぜ、有利であるはずの行動が広まらないのか?続きを読む
しかし、近親交配は、「自分の遺伝子を残す」という意味では有利である。ではなぜ、有利であるはずの行動が広まらないのか?続きを読む
2008年04月10日
◆ ミツバチとリカオン
ミツバチは自分の子を産まない。では、何を産み出そうとしているのか? 自分の妹を? いや、自分の妹の子(=姪)を。
結局、ミツバチの利他的行動は、リカオンの利他的行動と同じである。つまり、ヘルパーだ。続きを読む
結局、ミツバチの利他的行動は、リカオンの利他的行動と同じである。つまり、ヘルパーだ。続きを読む
2008年04月09日
◆ 遺伝情報と生命情報
「遺伝子とは生命子のことだ」と前に述べた。つまり、「遺伝形質というものは、生物のうちの個体差の部分にすぎない」と。( → 前出:遺伝子の意味(生命子) )
個体の生存にとって重要なのは、生命情報の部分である。遺伝情報の部分は、非本質的である。ただし、進化においては、遺伝情報の方が本質的となる。……この違いを理解しよう。
( ※ 「自分の遺伝子」シリーズの補足。)
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2008年04月08日
◆ 自分の遺伝子 10 (生と死)
[ 重要 ]
引きつづき、補足的な解説。その5。「自分の遺伝子」シリーズの最後。
「自分の遺伝子」という発想は、正しくない。では、なぜ、そういう発想が生じたか? その基盤を探る。
そのことから、「生と死」という重要な話題に移る。続きを読む
引きつづき、補足的な解説。その5。「自分の遺伝子」シリーズの最後。
「自分の遺伝子」という発想は、正しくない。では、なぜ、そういう発想が生じたか? その基盤を探る。
そのことから、「生と死」という重要な話題に移る。続きを読む
2008年04月06日
2008年03月31日
◆ 自分の遺伝子 8 (解説C)
引きつづき、補足的な解説。その3。
自分の遺伝子を増やすために、ミツバチやライオンを見習うべきか? 近親相姦や子殺しをするべきか? 他人を殺して、その女房を奪うべきか?続きを読む
自分の遺伝子を増やすために、ミツバチやライオンを見習うべきか? 近親相姦や子殺しをするべきか? 他人を殺して、その女房を奪うべきか?続きを読む
2008年03月24日
◆ 自分の遺伝子 7 (解説B)
前項に引きつづき、補足的な解説。その2。
あなたに双子の兄弟がいるとして、その双子の兄弟に、あなたの妻を寝取られてもいいか? 遺伝子的には、双子のどっちが孕(はら)ませたって、同じことであるが。続きを読む
2008年03月22日
2008年03月10日
◆ 自分の遺伝子 5 (結論)
前項では、「子殺し」「性淘汰」について説明した。そこでは曲がりなりにも、「自分の遺伝子」という概念が成立するように見えた。というのは「他者の遺伝子を減らす」ということがあったからだ。
しかし一般の場合には、そういうことはない。一般の場合には、「自分の遺伝子を増やす」ということは成立せず、単に「遺伝子を増やす」ということが成立しているだけだ。続きを読む
2008年03月07日
◆ 自分の遺伝子 4 (子殺し・性淘汰)
2008年03月05日
2008年02月21日
2008年02月20日
◆ 自分の遺伝子 1
2008年02月19日
2008年02月17日
◆ 反利己的な遺伝子 4
ドーキンスは全体としては立派な業績を上げた。だが、言葉遣いが不正確なせいで、認識もまた不正確になった点がいくつかある。
彼の認識のどこにどんな問題があるのかを指摘しよう。
( ※ 今回は注釈。)続きを読む
彼の認識のどこにどんな問題があるのかを指摘しよう。
( ※ 今回は注釈。)続きを読む
2008年02月16日
◆ 反利己的な遺伝子 3
前回までの話は、奇妙に思えるだろう。いかにもトンデモっぽくて、信じがたく思えそうだ。(「反利己的な遺伝子」などと述べて、定説とは正反対だからだ。)
そこで、わかりやすく詳しく解説する。するとわかることだが、ドーキンスはまさしく偉大な業績を成し遂げたのだ。人々はドーキンスの業績の偉大さをよく理解できていない。その偉大さを、本項は明らかにする。
( ※ 今回は解説。)続きを読む
2008年02月15日
◆ 反利己的な遺伝子 2
「利己的な遺伝子」について、その難点の核心を示そう。
「利己的な遺伝子」という概念には、二つの原理が混在している。そのせいで概念が曖昧化しているのだ。その曖昧さをなくすと、こう表現できる。
「反利己的な遺伝子」
つまり、遺伝子というものは、反利己的なのである。
ドーキンスの論旨は「遺伝子は反利己的だ」ということなのに、ドーキンスの言葉は「遺伝子は利己的だ」となっている。つまり、論旨と言葉が正反対だ。ここに曖昧さの理由がある。
( ※ 今回は、真相を示す。)続きを読む
2008年02月14日
◆ 反利己的な遺伝子 1
利己的遺伝子説における「遺伝子」とは、実は、遺伝子ではない。名前だけは「遺伝子」なので、誰もがそれを遺伝子のことだと思っているが、実はそれは遺伝子ではないのだ。
また、「利己的」という言葉には、二重の意味が込められている。
要するに、ドーキンスの言葉遣いは、おかしい。また、言葉遣いがおかしいせいで、概念や発想までがおかしくなってしまっている。
( ※ 本項は問題提起のみ。計4回のシリーズ。)続きを読む
2008年02月12日
2008年02月11日
2008年02月10日
◆ 性の誕生(半生物を越えて)
[ 重要 ]
有性生物と多細胞生物は、どちらが先だったか? この問題を考えると、生物としての本質がわかってくる。
複雑な組織をもつ個体としての多細胞生物。そこにこそ生物の本質があるのだ。とすれば、単細胞の無性生物は、「生物」よりも「半生物」と言える。続きを読む
有性生物と多細胞生物は、どちらが先だったか? この問題を考えると、生物としての本質がわかってくる。
複雑な組織をもつ個体としての多細胞生物。そこにこそ生物の本質があるのだ。とすれば、単細胞の無性生物は、「生物」よりも「半生物」と言える。続きを読む
2008年02月07日
◆ 個体は遺伝子の乗り物か?
個体は遺伝子の乗り物か? この問題について答えるには、前項の区別に準じるといい。つまり、「遺伝/生命」というふうに、二つの場合に分けて答えるといい。続きを読む
2008年02月05日
◆ ミツバチは利他的行動をするか?
ミツバチは利他的行動をする、という解釈がある。これは進化論の世界では、ほとんど常識になっている。しかし、これは勘違いだ。
ここでは、「利己的行動をしない」ということは成立するが、「利他的行動をする」ということは(必ずしも)成立しない。続きを読む
ここでは、「利己的行動をしない」ということは成立するが、「利他的行動をする」ということは(必ずしも)成立しない。続きを読む
2008年02月03日
2008年02月02日
◆ ミツバチの教訓 4 (生物の目的)
2008年02月01日
◆ ミツバチの教訓 3 (生物の原理)
2008年01月31日
◆ ミツバチの教訓 2 (生物の原理)
2008年01月30日
◆ ミツバチの教訓 1 (生物の原理)
前項までの話をまとめて、教訓となる結論を引き出そう。
まず、生物にとって大切なのは、「増加」よりも「生存」である。このことをはっきりと意識しよう。続きを読む
まず、生物にとって大切なのは、「増加」よりも「生存」である。このことをはっきりと意識しよう。続きを読む
2008年01月29日
◇[補説] ミツバチの利他的行動 6
ミツバチの利他的行動で、「不妊」という形質について補足する。続きを読む
◇[補説] ミツバチの利他的行動 5
2008年01月28日
2008年01月25日
◇[補説] ミツバチの利他的行動 3
2008年01月24日
◇[補説] ミツバチの利他的行動 2
血縁淘汰説ないし利己的遺伝子説は、ミツバチの利他的行動をうまく説明した、と見える。
しかし、これらの説は、うまく説明したように見えても、難点がある。その難点を示そう。
( ※ 重要な話は、次項に書いてあります。本項は、その前書きのような話です。)続きを読む
しかし、これらの説は、うまく説明したように見えても、難点がある。その難点を示そう。
( ※ 重要な話は、次項に書いてあります。本項は、その前書きのような話です。)続きを読む
2008年01月23日
◇[補説] ミツバチの利他的行動 1
ミツバチは「利他的行動」をなす。すなわち、自分の子を育てるかわりに、自分の妹を育てる。こういう利他的行動は、「個体は利己的にふるまう」というダーウィン説に反する。
このことは不思議に思える。そこで、この問題を解決したのが、血縁淘汰説と利己的遺伝子説だ。
この二つの説を紹介する。(よく知られた話。)続きを読む
このことは不思議に思える。そこで、この問題を解決したのが、血縁淘汰説と利己的遺伝子説だ。
この二つの説を紹介する。(よく知られた話。)続きを読む
2008年01月21日
2008年01月20日
◇[補説] 利己的遺伝子説の修正 1
2008年01月19日
◇[補説] 利己的遺伝子の意味
ドーキンスの利己的遺伝子説を、誤解している専門家が多い。
彼らは「素人はドーキンスを誤解している」とだけ主張して、自分たちがドーキンスの説を誤解していることを理解できない。
そこで、彼らがどういう勘違いをしているかを、指摘しておこう。続きを読む
2008年01月17日
◇[補説] 系統/血縁/遺伝子
「系統」という概念は、次の概念に似ている。
・ 血縁淘汰説の「血縁」
・ 利己的遺伝子説の「遺伝子」(正確には「利己的遺伝子」)
この三つの概念は、どう違うのか?
( ※ 細かな話題なので、読まなくてもよい。)続きを読む
・ 血縁淘汰説の「血縁」
・ 利己的遺伝子説の「遺伝子」(正確には「利己的遺伝子」)
この三つの概念は、どう違うのか?
( ※ 細かな話題なので、読まなくてもよい。)続きを読む
2008年01月16日
◆ 利全主義と系統 (生命の本質)
前項では、有性生物の核心を示した。だが、これはわかりやすく物事の核心を示すにはいいが、正確さという点では不十分だった。
そこで、本項では、正確に説明する。すなわち、「利子主義」に替えて、「利全主義」という概念を用いる。(こちらが正確。)
利全主義とは、「全体の利益」を狙うものだ。ここで、「全体とは何か?」が問題となる。その全体を「系統」という概念で説明する。
結局、「利全主義」と「系統」という二つの概念が登場する。これらが有性生物の真実を解き明かす。
( ※ 本項ではエッチな話も含まれます。)続きを読む
そこで、本項では、正確に説明する。すなわち、「利子主義」に替えて、「利全主義」という概念を用いる。(こちらが正確。)
利全主義とは、「全体の利益」を狙うものだ。ここで、「全体とは何か?」が問題となる。その全体を「系統」という概念で説明する。
結局、「利全主義」と「系統」という二つの概念が登場する。これらが有性生物の真実を解き明かす。
( ※ 本項ではエッチな話も含まれます。)続きを読む
2008年01月15日
2008年01月14日
◆ 有性生物と無性生物
「生物とは何か?」ということを、本質的に考えよう。
境界を見るなら、「生物/無生物」という境界でなく、「無性生殖/有性生殖」という境界を見るといい。この境界にこそ、最も重要な差がある。
つまり、「自己複製の有無」よりも、「性の有無」こそが本質的なのだ。続きを読む
2008年01月12日
◆ 生命の本質とは? (自己複製?)
生命の本質とは何か? この問題を扱おう。
一般的に、次の説がある。
「生命の本質は、自己複製である」
これは本当だろうか? 実は、これは誤りだ。そこで、誤りのかわりに、正解を示す。(ちょっとひねくれた正解だが。)続きを読む
一般的に、次の説がある。
「生命の本質は、自己複製である」
これは本当だろうか? 実は、これは誤りだ。そこで、誤りのかわりに、正解を示す。(ちょっとひねくれた正解だが。)続きを読む
2008年01月11日
◆ 遺伝子の意味(生命子)
2008年01月10日
◆[書評] 生物と無生物のあいだ
「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一・講談社現代新書)という本がある。( 2007年のベストセラーの一つ。)
この本では、「生物の本質は動的平衡だ」というふうに主張されている。これは、まったくの間違いというわけではないが、読者をひどく混乱させるという意味で、非常に不正確な主張である。
そこで、この本のどこがおかしいかを指摘しておく。同時に、正しくはどう修正すればいいかを示しておく。続きを読む
この本では、「生物の本質は動的平衡だ」というふうに主張されている。これは、まったくの間違いというわけではないが、読者をひどく混乱させるという意味で、非常に不正確な主張である。
そこで、この本のどこがおかしいかを指摘しておく。同時に、正しくはどう修正すればいいかを示しておく。続きを読む
◆◆ シリーズ「生命とは何か?」 * * * * *
本項以降、新しいシリーズが始まります。
「生命とは何か?」
という話題で、生命の本質を探ります。
※ 進化論とも関係しますが、より根源的な話です。
過去ログ