2025年12月24日

◆ H3ロケット打ち上げ失敗 .1

 H3ロケットの打ち上げが失敗した。その問題点を探る。

 ──

 これは憂うべき事態である。単にロケットが失敗しただけでなく、衛星もまた消えてしまった。このことは日本全体に多大な影響を及ぼす。
 朝日新聞の社説が論じている。
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業が開発したH3ロケット8号機の打ち上げが、失敗に終わった。第2段エンジンの燃焼が予定より早く停止し、搭載していた「日本版GPS」と呼ばれる準天頂衛星みちびき5号機を予定の軌道に入れることができなかった。
 日本版GPSは来年2月にあと1機打ち上げれば7機体制となり、米国のGPSに依存しない測位が可能となるはずだった。実現が遠のいた。
( → (社説)H3ロケット 信頼回復へ 道のり遠く:朝日新聞

 この問題についてAIに解説を求めたところ、次の回答を得た。( Gemini )

高精度サービスへの具体的な影響

「みちびき」が提供する高精度サービス(センチメートル級測位など)は、今回の5号機の役割と密接に関係しています。

高精度サービス(CLAS/MADOCA)の空白リスク

「みちびき」は、GPSの誤差を補正する信号を送信することで、誤差を数センチ単位にまで抑えるサービスを提供しています。

  • バックアップ体制の欠如: 現在、運用中の衛星でサービスは継続されていますが、5号機はその「予備・補強」を担う予定でした。既存の衛星に不具合が生じた際、高精度サービスが中断するリスクが高まりました。

  • 次世代技術「ASNAV」の実証失敗: 5号機には、測位精度をさらに高め、建物の陰などでも位置を特定しやすくする新技術(ASNAV)が搭載されていました。この実証ができなかったことは、次世代の自動運転技術などの開発において大きな痛手です。

産業界への波及

以下の分野で、導入計画の修正や、既存システムへの依存継続が予想されます。

  • 自動運転・建機・農機: 数センチ精度の制御が必要な自動運転車や、農作業の自動化(無人トラクター等)において、より安定した信号供給が期待されていましたが、その信頼性向上が先送りとなります。

  • ドローン物流: 高精度な位置情報を前提とした都市部でのドローン配送計画など、安全性が最優先される新産業において、インフラの完成遅延は投資判断に影響を与える可能性があります。


 数センチ程度の高精度サービスをする予定だったが、それができなくなった。この点は痛い。日本の自動運転の技術開発が大幅に遅れそうだ。ちなみに、自動車メーカーの自動運転技術のページを見ると、「みちびきの数センチ程度の高精度サービスを利用して、高度な自動運転を実現します」と書いてある。それがすべておシャカになってしまったわけだ。ひどいね。

 ──

 ではなぜ、こんなにみじめな結果になったのか? 社説はこう書いている。
 当初、今月上旬の打ち上げを予定していたが、機器の不具合で延期され、さらに再設定された先週は、打ち上げの直前に緊急停止していた。
 H3の失敗は2年前の初号機に続き、2回目となる。このときは約1年後に再開にこぎ着けたが、必ずしも原因を一つに特定できたわけではない。考えうる複数のシナリオのすべてに再発防止策を講じるという方法をとった。初号機の失敗や打ち上げ延期との関連の有無を含め、幅広い視点からの検証が欠かせない。
 失敗の技術的な検証だけでなく、計画やスケジュールに見合った人と予算が投じられているのかといった視点からの検討も必要だ。
( → 朝日新聞 社説

 原因解明だけでは済まない。人と予算の問題がある。最後にそう記している。ここが核心だろう。

 ──

 以下では、この問題について、AIに質問したが、まともな回答が帰ってこない。上面を撫でただけの、安易な回答が来るだけだ。そこで私がズバリと切り込んだ。



 [ 付記 ]
 人と金がないのが問題だ、という先の指摘に帰着した。
 とはいえ、人と金を投入したくても、その金がない。解決策はわかっても、肝心の金がない。困った。このまま日本は滅びるしかないのか?

 読者 「金がないという問題は解決しにくいぞ。いつもは調子に乗っている管理人も、今回は解決できまい。無から有は生み出せないからだ。いきなり数千億円もの金を出すことはできまい。どうだ。この難問には、参ったか!」

 私 「うーん。困った。どうする?」

man_question.jpg


 しかし、ひらめいた!

ひらめいた


 「金は、ないわけじゃない。あるところにはある。それは防衛予算だ。そこには湯水のごとく使える金がある。短期間に倍増して、6兆円以上もありあまっている。その金を宇宙開発予算に流用すればいい。宇宙開発を防衛に含めて、宇宙軍を創設して、宇宙軍の開発予算でロケット開発すればいいのだ」

 これですべては一挙解決。




【 追記 】
 宇宙軍の創設はトランプ大統領の方針である。
  → https://www.bbc.com/japanese/44529915
 「あなたの偉大な方針を踏襲します」と後追いすれば、トランプ大統領は大喜び。

 ──

 ちなみに、インターネットは軍事予算で開発された。
  → http://openblog.seesaa.net/article/435850327.html
 それと同類だと考えればいい。




 ※ 元の文書は
  → https://chatgpt.com/share/694b557b-8a2c-8007-a614-b3b373929bcd


posted by 管理人 at 20:03 | Comment(5) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
それは、連合国(戦勝国)が認めてくれないんです(涙)。
Posted by misha at 2025年12月25日 06:49
GeminiにH3型とH2型の違いを聞いたら、

【H3ロケットとH-IIAの主な違い】
H3ロケットは、H-IIAの約半額(約50億円〜)を目指して設計されています。そのための工夫は多岐にわたります。

と回答されましたが、そもそも、「H-IIAの約半額(約50億円〜)を目指して設計」すること自体が誤りと思いますね。最初の設計思想がすでに間違っている形。
Posted by 反財務省 at 2025年12月29日 18:05
世界レベルはもっと安いので、半額でも高すぎて客がつきません。日本の技術は大幅に遅れている。開発費も人材も、極端に少ない。
Posted by 管理人 at 2025年12月29日 18:55
つまり、安価に製造するための開発費や人材投入が不足しているということですか?
Posted by 反財務省 at 2025年12月30日 16:56
それが本項の趣旨。

ただし、もともと国力がないので、欧州や米国に伍して競争できるわけがないが。
あとは、本日の続編を見て。
Posted by 管理人 at 2025年12月30日 17:04
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