2025年10月13日

◆ 国スポという名称はおかしい

 国民体育大会が「国体」だったように、国民スポーツ大会が「国スポ」となったが、これはおかしい。「スポーツ」という語を日本語だと勘違いしているからだ。

 ──

 「国スポ」という語は、「呼びにくい」と不評だ。では、どうしてそうなのか? そこには音韻的な理由がある。

 日本語ならば、単語の冒頭2字を取っていい。「たいいく」の冒頭2字である「たい」と後半2字である「いく」に分離して、「たい」だけを取っていい。
 では、スポーツも同様にできるか? 「スポーツ」の冒頭2字である「スポ」と後半2字である「ーツ」に分離できるか? もちろん、できない。ゆえに、「国スポ」という表現は成立しない。

 では、何が成立するか? 「国スポー」ならば成立する。これならば発音もしやすい。あるいはせめて「スポット」「スポック」ならば(英語ふうに)発音しやすい。
 一方、「国スポ」なんて、全然ダメだ。日本語と英語がチャンポンになっている。「国スポ」と命名した人は、言語学の知識が欠落しており、頭がスポイルされている。せめて「スポたい」か「スポーたい」にするべきだった。(正式名称:日本スポーツ大会)
 



 10月13日は、スポーツの日です。
 体育の日を改めた。しかし学校の「体育」は改められない。中途半端だね。
 
posted by 管理人 at 00:46 | Comment(0) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

過去ログ