あなた:
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メタネーションと SOEC
(炭酸ガスを水素によってメタンに転じるという)メタネーションの実現・実用化は、SOEC 技術の開発だけでできる。数年後には実現しそうだ。部分的ではあるが。
いったんメタネーションが部分的に実現したら、その分、量を大幅に減らすことができる。LNG がどんどんメタンに転換することで、炭酸ガスの発生量は大幅に減少する。初期プラントは数年後に稼働して、10年後にはかなり広く普及する見込みだ。
この情報は、AIとの問答で得られる。
あなた:
ChatGPT:
※ 元の文書は
→ https://chatgpt.com/share/68ea4913-b75c-800f-9cb7-842231954684
上記の最後にこう記してある。
・ 実証(パイロット)規模での運転・評価:2025年〜2030年
・ 商用/産業利用レベルでの実用化:2030年代前半〜中盤
・ 広範展開・主流化:2030年代中盤以降
数年後(2030年代前半〜中盤)には部分的に実用化し、10年後以降に広範展開・主流化が起こるだろう、と予想されている。
この「主流化」は、メタネーションでなく SOEC が主流化することだが、SOEC が主流化すれば、当然ながらメタネーションが圧勝して実用化・普及する。その時期が上のように予想される。およそ 10年後〜20年後は、メタネーションが主役として拡大していくだろう。その分、LNG の消費はどんどん減少していくだろう。
※ この過程で、石炭発電所から出る炭酸ガスは、メタネーションでメタン化される。その分、(LNG 発電所などにおける) LNG の消費は減る。こうして炭酸ガスの排出量は減っていく。石炭発電を 石炭ガス化複合発電(IGCC)に転じるような巨額投資は必要なくて、単にメタネーションの設備を既存の石炭発電所に転じればいい。そこで生じたメタンを、ガス会社に提供すれば、ガス会社が LNG の消費量を減らすので、炭酸ガスの排出量は減る。
メタネーションの頭打ち
LNG が減少したあとは、どうなるか? LNG の生産量の全量をメタネーションでまかなって、LNG の使用量をゼロにできるか?
いや、その前に、大口施設におけるメタネーションの普及が頭打ちに達するだろう。大口施設における炭酸ガスの発生量は、さほど多くはない。それらの発生する炭酸ガスの全量がメタンに転化されても、LNG の大口需要はまだ残る。特に、LNG 火力発電所の大口需要が残る。これをどうするか?
一つは、単に LNG 発電をやめて、太陽光発電に転じればいい。しかし太陽光発電は不安定である。夜間に発電することはできないし、雨の日には発電量が激減する。だから、太陽光発電の補完役として、LNG 発電は有効だ。EV 充電池への充電も有効だが、せいぜい数日分しかもたない。「大型蓄電施設を用いて電力を充電すればいい」という案もあるが、あまりにも高コストすぎる。となると、LNG 発電は有効だ。ただし LNG火力発電は炭酸ガスを発生する。これをどうするか?
そこで、別案がある。こうだ。
LNG火力発電所を残したまま、これをメタネーション発電所に転じればいい。この場合、発電所で発生した炭酸ガスを(メタネーションで)メタンに転じれば、実質的には(炭素に添加された)水素の分しか燃焼していないことになる。だから、実質的には水素発電所と同じことになる。しかも、水素製造のために、水の電気分解や水素の液化などを必要としないので、低コストで水素発電所の同等物を運用できることになる。
メタネーション発電所 ≒ 低コストな水素発電所
というふうに理解できるわけだ。
この方法を ChatGPT に提案したところ、良い方針だと賛同してくれた。
ChatGPT:
※ 元の文書は
→ https://chatgpt.com/share/68ecd011-fdf4-800f-b0dd-2abb99f5da6b
なお、以上の話が成立するには、条件がある。電力が大幅に安く入手できることだ。特に、太陽光発電の余剰分が、大幅に安い価格で使えることが必要だ。(夏や冬の需要期でなく)春や秋の非需要期には、大量の余剰電力が生じる。その余剰電力を低価格で使えるようになるはずだ。
その前提としては、大量の余剰電力が発生するほど、太陽光発電が大幅に普及していることが必要となる。それは 10〜20年後のことだろう。時期的にはちょうど一致する。
( ※ 太陽光発電の余剰が発生する時期と、SOEC によるメタネーション施設の普及が、同時期になる。)
MOF で炭酸ガス吸着
先に述べた話では、LNGの需要が多いまま、大型施設における炭酸ガス発生のメタネーションが頭打ちになるはずだった。10〜20年後ぐらいには、そうなりそうだ。
では、そのあとは? 20〜30年後ぐらいに? このころには、 LNG 需要が激減しているかもしれない。たとえば、発電所は再生エネ発電所が圧倒的になって、LNG火力発電所は激減している(または頭打ちになっている)かもしれない。
そうなったら、どうなるか? いったん LNG 需要がなくなると、メタネーションでメタンを製造しても、それによって LNG を削減する効果がなくなる。すると「メタネーションで炭酸ガス排出を減らす」という図式が成立しなくなる。メタネーションでつくったメタンから出る炭酸ガスが、そのままカウントされるようになってしまう。これはまずい。どうする?
小口需要については、メタン社会から電気社会に転じる必要があるだろう。(水素社会は不要。コストがかかりすぎて、実用化しない。)
大口需要については、発生した炭酸ガスを吸着することで、「炭酸ガス吸収」が実用化するだろう。その主役が MOF だ。MOF を使えば、炭酸ガス吸収が低コストで実現できるようになる。ただし、その開発には、かなり長い時間がかかる。その時期が 20〜30年後だとすれば、ちょうど時期が同時期になる。
( ※ LNG の利用がゼロ同然になる時期と、 MOF の炭酸ガス吸収技術が低コスト化する時期が、同じになる。)
以上で、タイムスケジュールは説明された。
[ 付記 ]
参考で言うと、(トランプとの取引で)日本が米国との間で LNG の新規開発をしようとしているが、これはとんでもない失敗になるだろう。LNG の生産を始めても、生産開始のころには需要がなくなり、生産した LNG の引き取り手がなくなるからだ。生産してまったく売れずに、大損を出す結果になる。ただの無駄だ。
この件は前述した。
→ アラスカ LNG の輸入: Open ブログ
ここでは 15年後に生産中止と想定しているが、もっと早くなるかもしれない。10年後に生産開始して、15年後に生産中止。そうわかったので、8年目に事業停止となり、半分ほど開発された工場やパイプラインが工事中のままになって、廃墟として残される。……そうなりそうだ。また、会社は事業破綻となるが、その時期は早まる。
後に残されるのは、日本国民へのツケだけだ。数兆円の赤字損失だけが残されることになる。消費税を5%ぐらいアップする増税が必要となるだろう。赤字の穴埋めのために。
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石炭ガス化複合発電(IGCC)というのもある。国民民主党は、高効率の火力発電所を推進するということで、石炭ガス化複合発電(IGCC)を推進しているようだ。しかし、これはまずい。これは炭酸ガスの発生を、少ししか減らせないからだ。かといって、これのあとで炭酸ガスをメタン化するメタネーションを併用するのであれば、石炭ガス化複合発電(IGCC)にすること自体、意味がなくなる。どうせメタネーションで炭酸ガスを吸収するならば、元の石炭発電のままで済むからだ。何もしなければいい。それなら余分なコストもかからない。
一方、LNG火力発電所ならば、この問題はない。LNG火力発電所は、そのままメタン発電所に転用できる。そこで転換された分は、純粋に炭酸ガス削減効果が生じる。(LNG の使用量が減る。)さらに、LNG火力発電書で生じた炭酸ガスを、MOF で吸着できるようになれば、完全に炭酸ガス発生ゼロを達成するので、水素発電と同等になる。いや、無駄な液化処理を必要としない分、水素発電よりも効果は上になるだろう。

さらに調べると、鉄鉱石中のマグネシウム(Mg)の比率は、通常0.01〜2.0% であり、このくらいの効果しかない。カルシウムが吸着する分は、もともと自分で発生した炭酸ガスだから、炭酸ガス減少の効果はない。アルミやケイ素は、炭酸ガスを吸着できない。
→ https://www.perplexity.ai/search/tie-kuang-shi-nouti-you-ji-wu-DmGMsDE8TL.tBTkulKLsvQ#4