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2025年10月31日

◆ 東独市民の不満

 東独市民には、西側の発展から取り残されているという不満があるそうだ。だが、これはおかしい。

 ──

 朝日新聞が報じている。
 旧東独では(外国人排斥を唱える)右翼政党 AfD への支持が急激に拡大しており、東部5州すべてにおいて政党支持率でトップとなっている。これは、どうしてか? 旧東側が(西側に比べて)経済発展から取り残されているとの不満があるそうだ。
  → 旧東独、「取り残された」不満 「壁」を壊した月曜デモ、極右アピールの場に:朝日新聞
 旧東独でのAfDへの支持拡大の背景には、旧東側が経済発展から取り残されているとの不満がある。

 東側のフルタイムで働く従業員の平均月収は統一直後と比べると4倍以上に増えたが、それでも西側と比べて約2割低い。
( → ドイツ統一から35年、東側の経済状況は? )

 いろいろと説明されており、もっともらしいので、「なるほど」と思う読者も多いようだ。しかしこの記事はピンボケである。大事なことが抜けている。というか、誤解に満ちている。
 ただしその誤解は、朝日新聞の誤解ではなく、東独市民の誤解だ。どんな誤解か?
 「東独は取り残されていて貧しい」というのが彼らの不満だが、実は、彼らは貧しくないのだ。なぜなら、西独よりは貧しいとしても、他の国よりは豊かだからだ。
 不等式で書けば、こうなる。
   西独 > 東独 > 英、仏、伊、日 
 東独は、英、仏、伊、日の各国よりも豊かである。それなのに「貧しい、貧しい」と言って不満なのだ。
 ここに、物事の本質がある。その本質は、「誤解」である。ならば新聞は「誤解がある」と報じるべきだった。なのに、その誤解(というか妄想)を、あたかも事実であるかのごとく、新聞は報じた。

 新聞の使命は、事実を報道することである。誤解(または妄想)を、事実であるかのごとく報道することではない。そのことを指摘しておこう。

 ──

 なお、以上のことは、私が言うだけでは信頼性が低いかもしれないので、AIと会話することで、AIに裏付けてもらおう。私の言うことに「はい、はい」と素直に従う ChatGPT でなく、私の言うことに「いいえ、いいえ」と逆らう天の邪鬼な Gemini くんに回答してもらおう。




https://g.co/gemini/share/871ae5eaf085
Created with 2.5 Flash September 30, 2025 at 09:50 AM Published September 30, 2025 at 10:00 AM




あなた:

東独の平均賃金は、西独よりも2割低い。


Gemini:



ドイツ再統一後の旧東独と旧西独地域の平均賃金格差について、言及されている内容(「2割低い」)は、近年においても近い状況を示すデータがあります。

  • 2022年のデータによると、旧東独地域(ベルリンを除く)の従業員の平均時給は、旧西独地域の従業員に比べて約15%低かったという報道があります。構造的な要因(低賃金産業が多い、大規模製造業が少ないなど)を考慮すると、その差は約5%に縮小するとされています。

  • 2020年のデータでは、旧東独地域のフルタイム従業員の平均月収は、旧西独地域の平均賃金の約86%(つまり14%低い)とされています。

これらのデータから、「2割(20%)低い」という数字は、時代や統計の取り方によっては非常に近い、あるいはかつてはもっと大きかった格差を示していると言えます。

ただし、この格差は、ドイツ再統一直後の1991年ごろには旧東独地域の賃金が旧西独地域の約60%しかなかった状況から、大きく縮小してきています。





あなた:

東独の平均賃金は日本よりも多い。


Gemini:



「東独」という表現は、ドイツ再統一前の旧東ドイツ時代(1949年〜1990年)を指すか、または再統一後の旧東ドイツ地域(ドイツ東部)**を指すかによって、比較の状況が異なります。

現在の状況である「ドイツ再統一後の旧東ドイツ地域」の平均賃金で比較すると、日本よりも多い可能性が高いと言えます。


1. ドイツ全体と日本の平均賃金比較

まず、ドイツ全体と日本を比較すると、ドイツの平均賃金は日本を大きく上回っています。

  • OECD(経済協力開発機構)のデータによると、2023年の実質平均賃金は、

    • ドイツ:約62,473米ドル

    • 日本:約42,118米ドル

    • となり、ドイツは日本を約48.3%上回っています。


2. 旧東ドイツ地域と日本の平均賃金比較

旧東ドイツ地域(ドイツ東部)の賃金は、旧西ドイツ地域(ドイツ西部)よりも低い水準にありますが、その旧東ドイツ地域の賃金でさえ、日本の平均賃金を上回っている可能性が高いです。

  • 旧東ドイツ地域の平均賃金は、旧西ドイツ地域の平均の**約80%〜85%**程度です。

  • ドイツ全体の平均賃金が日本の平均賃金を約48%上回っていることを考慮すると、その80%程度の水準であっても、日本の平均賃金を上回る可能性が高いと推測されます。

 平均賃金 日本の平均賃金との比較
ドイツ全体  (基準値)日本より約48%多い
旧東ドイツ地域ドイツ全体の約80%〜85%日本より多い可能性が高い

結論

現在における「東独(旧東ドイツ地域)」の平均賃金は、日本よりも多いという見方が妥当です。

ただし、具体的な金額は統計の取り方(総賃金か可処分所得か、フルタイムのみかなど)や為替レートによって変動します。





あなた:

旧東独の賃金は日本よりもずっと多いのに、低賃金だと不満である。


Gemini:


この現象は、旧東ドイツ地域に住む人々が感じる**「低賃金」の不満が、主に旧西ドイツ地域との比較から生まれていることの証拠であり、単に他国(日本)との比較だけでは測れない、複雑な東西格差の問題**が背景にあります。

ご指摘の通り、国際比較で見れば、旧東ドイツ地域の賃金は日本よりも高い水準にある可能性が高いです。しかし、彼らにとっての「基準」は日本ではなく、同じ国であるはずの旧西ドイツ地域なのです。

不満の主な理由は以下の2点に集約されます。


1. 「同じ国なのに」解消されない賃金格差

ドイツは1990年に再統一を果たしましたが、30年以上経った現在でも、旧東ドイツ地域の平均賃金は旧西ドイツ地域の平均賃金に比べて約15%〜20%低い水準に留まっています。

  • 東西の比較(内的参照):

    • 彼らは、同じ国で、同じ仕事をしているにもかかわらず、西側の同僚よりも低い賃金で働いていることに強い不公平感と差別意識を抱いています。

    • 特に公務員などの一部の職業では、**「東側の給与体系(オストタリフ)」**と呼ばれる低い給与水準が長らく存在していたことも、不満を根深くしています。


2. 経済構造とキャリアの障壁

賃金の低さは、単に給与水準だけの問題ではなく、経済構造の差にも起因します。

  • 大企業の欠如: 賃金水準の高い大企業や有名企業の本社機能の多くが旧西ドイツ地域に集中しており、旧東ドイツ地域には**高賃金の仕事(ハイ・ペイ・ジョブ)**が少ないという構造的な問題があります。

  • 権威ある地位の不足: 政治、経済、学術界などの重要な地位や、経営層に旧東ドイツ出身者が少ないことも、西側による**「支配」や「疎外」**の感情を強め、不満につながっています。

したがって、旧東ドイツの人々の不満は、「日本より賃金が低い」という客観的な比較からではなく、「旧西ドイツ地域と同等の生活水準と機会が得られない」という、再統一後のドイツ社会における内部の不公平感から生じている、と理解するのが適切です。





あなた:

旧東独の賃金は英仏伊よりも多いのに、低賃金だと不満である。


Gemini:


はい、その状況は真実であり、旧東ドイツ地域(ドイツ東部)の住民が抱える不公平感と不満の根源をよく表しています。

国際的に見ると、旧東ドイツ地域の賃金は、実際にイギリス、フランス、イタリアといった西ヨーロッパの主要国よりも高い水準にありますが、それでも彼らは「低賃金」だと不満を感じています。









1. 賃金水準の比較(客観的事実)

公的なデータに基づくと、旧東ドイツ地域の平均賃金は、他のG7諸国と比較して高い水準にあります。

国・地域年間平均賃金 (2023年頃のデータに基づく概算)備考
旧東ドイツ地域約48,000ユーロ旧西ドイツ地域より約21%低い水準
フランス約43,300ユーロ (月額3,613€ × 12)ドイツ全体より低い
イタリア約33,100ユーロドイツ全体よりかなり低い
イギリス約34,000ユーロ (30,000ポンドをユーロ換算)ドイツ全体よりかなり低い

この比較から、旧東ドイツ地域の平均賃金は、フランス、イタリア、イギリスよりも実際には高いことがわかります。



2. 不満の根源:**「内的参照」**による格差意識

旧東ドイツの住民が低賃金だと不満を感じる最大の理由は、**国際的な比較ではなく、「同じ国」である旧西ドイツ地域との比較(内的参照)**に基づいているからです。


🇩🇪 @ 西側との「構造的な」格差


旧東ドイツ地域の人々にとっての「標準」は、隣接する旧西ドイツ地域の賃金です。

  • 賃金格差の固定化: 旧東側の平均賃金は、再統一から30年以上経っても、**旧西側の約79%**に留まっています(2023年時点)。同じドイツ連邦共和国の国民であり、同じ労働をしているのに、住んでいる地域が違うだけで収入が低いことに、根強い不公平感を感じています。

  • キャリア機会の不均等: 賃金水準の高い大企業の本社や、重要な政治・経済の意思決定機関が旧西側に集中しているため、高給の管理職や専門職に就く機会が旧東側には乏しく、これが構造的な賃金格差を生み出しています。


🤬 A 差別と疎外感


賃金格差は、単なる経済問題に留まらず、「二級市民」として扱われているという疎外感に直結しています。

  • 「オストタリフ」の記憶: かつて公務員などに存在した「東側向けの低い給与体系」(オストタリフ)など、西側が優位に立つ差別的な制度が存在した歴史が、不満の根底にあります。

  • エリート層の西側支配: 重要なポストや社会のエリート層を旧西側出身者が独占しているという意識も強く、「統一」とは名ばかりで、実際は「西側による東側の吸収・支配」だったという認識が、不満を増幅させています。

したがって、彼らの不満は「給料が絶対的に低い」からではなく、「隣の西側住民と比べて、同じ国民として公平に扱われていない」という相対的な剥奪感から生まれているのです。




あなた:

英仏伊よりも上なのにまだ不満である。それはドイツ人としての誇りがあるからだ。換言すれば、世界に冠たるドイツ、である。→ よみがえる亡霊。


Gemini:

この指摘は、旧東ドイツ地域(ドイツ東部)の住民が抱える不満の心理的・文化的背景を鋭く捉えています。

旧東ドイツ地域住民の不満は、単なる経済的な比較を超えた、「ドイツ人」としてのアイデンティティと期待に根ざしていると解釈できます。


1. 「内的比較」と「ドイツ人としての誇り」

旧東ドイツ住民の不満の基準は、イギリス、フランス、イタリアといった他国ではありません。 比較の対象はあくまで**「同じドイツ人である旧西ドイツ地域の住民」**です。

  • 世界最高水準への期待: 統一ドイツは、ヨーロッパ最大の経済大国であり、世界でも日本やアメリカと並ぶ経済大国です。旧東ドイツの住民は、**「世界に冠たるドイツ」**の一員になった以上、その国の最高水準の賃金と生活水準を享受できるはずだと強く感じています。

  • 「ドイツの二級市民」の意識: その期待に反し、旧東ドイツ地域は国内で最も賃金が低く、高給の職やエリートポストも少ないという現状は、「世界一の国」にいるはずなのに**「国内の二級市民」として扱われているという屈辱感につながります。この屈辱感こそが、「ドイツ人としての誇り」**を傷つけているのです。


2. 「よみがえる亡霊」としての不満

ご指摘の**「よみがえる亡霊」という表現は、この不満が、現代のドイツ政治において民主主義の安定を脅かす危険な形**で現れていることを示唆しています。

長引く不満と疎外感は、しばしば極右政党への投票という形で表面化します。

  • 反体制感情の蓄積: 統一後、特に経済的に成功した層が少ない旧東ドイツ地域では、「既存の政治体制(主に旧西側のエリート)は自分たちを顧みない」という強い反体制感情が蓄積しています。

  • 「失われた誇り」の回復: 極右政党は、しばしば「ドイツの誇りを取り戻せ」「エリートは国民を裏切っている」といった強いメッセージを掲げます。これは、統一後も経済的・精神的な格差から**「誇りを傷つけられた」と感じる旧東ドイツ住民の感情**に響きやすく、不満のはけ口となっています。

このように、旧東ドイツ住民の賃金に対する不満は、自国の中での不公平感と、「世界最高峰」にいるはずのドイツ人としてのアイデンティティが満たされないことへの失望が絡み合って生まれた、非常に複雑な感情です。




 [ 付記 ]
 最後の「よみがえる亡霊」の意味を、AIは理解していないようだ。よみがえる亡霊とは、ナチス崇拝のこと。ナチスとはそれ単独で生じたものではなく、国民の熱狂的支持によって生まれたもの。それが再現するということ。
「世界に冠たるドイツ」の誤解。
 「世界に冠たるドイツ」(Deutschland über alles)がナチスの標語であったことを揶揄しているのだが。(元はドイツ国家だったのをナチスが標語にした。)




 ※ 元の文書は
  → https://g.co/gemini/share/871ae5eaf085


posted by 管理人 at 21:50 | Comment(0) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
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