万博で空飛ぶ車が試験飛行する、と宣伝されたが、実現しなかった。それでも近い将来に実用化すると期待されているが、さて、どうか?
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万博で空飛ぶ車が試験飛行する、と宣伝されたが、実現しなかった。それでも近い将来に実用化すると期待されている。そういうふうに報道する記事が掲載された。
国土交通省と経済産業省が事務局を務める「空の移動革命に向けた官民協議会」は8月、万博後の社会実装の実現イメージを公表。2027年頃から一部の地域で2地点間や遊覧目的の商用運航が始まり、40年代に全国で「自由な空の移動が当たり前の社会」を実現するまでの工程を示した。
( → 空飛ぶクルマの現在地:下 日常の交通手段に、夢から現実的議論へ:朝日新聞 2025年9月24日)
これはまたずいぶんと楽観的な期待である。40年代に全国で「自由な空の移動が当たり前の社会」を実現するだと? 20 年後に? あまりに楽観的過ぎるので、ため息をつく。
この十年間に、登山で言えば二合目から三合目ぐらいに上がった。短距離を実際に飛べるようになった。そこで調子に乗って、「あと20年で頂点に達する」と期待する。 → そいつは夢の見すぎだ。白昼夢だ。なぜなら、一台の飛行と多数の飛行はまったく違うからだ。
ちなみに、日産の自動運転を考えよう。次世代プロパイロットでは、AIで認識して、衝突を避ける。これは従来技術から飛躍的進歩をなし遂げている。しかし難点がある。双方が同じ方向に回避しようとして、回避したら、そのせいで衝突する、という事故が起こりかねない。
これを避けるには相互通信が必要であり、相互認識が必要だ。それも、中央制御とは別の近距離通信が必要だ。そのためのシステム整備も考えると、かなり長い時間が必要だ。10年ではとても無理だ。なのに、そういうシステムを開発しようという機運もない。これでは危険すぎる。
この点について、AIとともに検討した。