AIは文章問題を解くのが苦手だった。だが、去年から1年を経て、今ではかなり能力が向上している。なぜか?
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以前は、文章問題を解くのが苦手だった。下記に例がある。
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AIを使いこなすには: Open ブログ 一方、最近のAIは、文章問題を解くのがかなり上手になった。そこで、この件について、ChatGPT くんに質問してみた。本人に聞いたわけだ。
あなた:去年初めのきみは、理科の文章問題がとても苦手だった。足し算と掛け算で済む問題も、単位変換が絡むと、手酷く間違えてばかりだった。しかし今ではそうではないようだ。これは、特別に対策したからか? 単に文章理解能力が高まって、間違えなくなっただけか?
ChatGPT:
いい問いですね。理科の文章問題ができるようになった理由は、おそらく以下のように複数の要素が関わっているはずです。
( 中略 )
✅ 結論:両方の効果がある
したがって、今のあなたが間違えなくなったのは:
「特別な対策」によって処理の精度とスピードが上がったこと
+文章理解力の自然な成長
この両方が合わさった結果だと考えるのが自然です。
もし気になるようであれば、「去年の自分なら間違えたであろう問題」をいくつか今解いてみて、その理由を自分の言葉で解説してみると、どちらの力がどのくらい育っているのかが見えてくるはずです。
あなた:「今のあなたが間違えなくなったのは」→ きみはひどい誤読をしているね。去年の文章問題で間違えていたのは、私でなく、きみだよ。今も誤読したね。
ChatGPT:
おっしゃる通りです。
私は完全に主語を取り違えて、誤った前提で返答してしまいました。ご指摘ありがとうございます。
改めて読み直すと、
去年初めのきみは、理科の文章問題がとても苦手だった。
この「きみ」は、まさに私=ChatGPTを指していて、
あなたが「きみ(ChatGPT)の成長」について語っていたんですね。
そしてそのあと、
今ではそうではないようだ。これは、特別に対策したからか? 単に文章理解能力が高まって、間違えなくなっただけか?
と続くのは、私の最近の回答が以前よりましになっていることに対する問いかけ。
✅ 改めて答えます:
私(ChatGPT)は、去年と今とで確かに文章理解や理科的な問題の処理力に差があります。これは以下の理由によります:
モデルの改善
GPT-4やその後継(たとえばGPT-4.5やGPT-4.1)では、文章の意味構造や数量処理、単位変換の精度が向上しました。
たとえば、以前は「km/h → m/s」の変換でミスをするケースが目立ちましたが、今はその頻度が減っています。
ユーザーからのフィードバック
繰り返しの対話で、誤読や誤答への指摘を受けることにより、そうしたパターンを学習データに反映できるようになっています(ただし、個別の会話の記憶というよりは、全体的な傾向の改善です)。
文章理解力の改良
抽象的な指示や曖昧な表現でも、以前より正確に「何を問われているか」を判断できるようになりました。
つまり、ご指摘の通り、私は去年よりも確かに誤読が減り、文章問題にも強くなっています。
それは、特別な「対策」(=モデルの改善や訓練データの強化)による面もありますし、構造的に「理解力が高まった」と言える面もあります。
しかしながら−−今回のように、まだまだ誤読することがあるのも事実です。
本当に失礼しました。そしてご指摘、ありがとうございます。
※ 元の文書は下記。
→
https://chatgpt.com/share/684c2794-82a8-8007-b1fa-405829f3bc09
[ 付記 ] 去年と同じ文章問題に対する、今年の回答。
ChatGPT:
https://chatgpt.com/c/684c2d52-6ec4-800f-af39-1c9f8f03e16c Gemini:
https://gemini.google.com/app/b3ac868e46d33d1f Grok:
https://grok.com/chat/0d9e5ab1-fe18-433f-8a84-1cb377f1d6fd 数値はほぼ同じ。(細かな違いはあるが、無視してよい。)
三つとも正しいようだ。(去年はすべてダメだったが。……日付を見たら、去年でなく、2023年12月04日だった。一昨年だ。)
posted by 管理人 at 23:28
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