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事故の報道は下記の通り。
→ 空自練習機の墜落、パイロット緊急脱出確認できず 急速に状況悪化か [愛知県]:朝日新聞
→ 空自機墜落、残る「謎」 機体の回収難航 “消去法”で原因究明 | 毎日新聞
フライトレコーダーが搭載されていないので、原因の解明は困難だが、とりあえず推定がなされている。
元航空自衛隊パイロットの織田邦男・麗澤大学特別教授の話
小牧基地の周辺は住宅が密集しており、離陸直後にトラブルがあったときは住宅地を避けて入鹿池上空で緊急脱出することは多くのパイロットの念頭にある。今回は緊急無線を出す余裕もなく、目撃情報から機体はきりもみ状態で落下したとみられ、緊急脱出も難しかったと考えられる。
事故原因の調査はこれからだが、天候がよく操縦者に空間識失調が起きたとは考えにくく、操縦系統かエンジンに何らかの不調があった可能性がある。入鹿池まで操作できたのであればエンジンが原因の可能性があるが、事故機はエンジンが二つあり、一つが止まっても飛行はできる。二つ同時にトラブルが発生したとなると、鳥の大群と衝突する「バードストライク」が起きたことも考えられるが、いずれにせよ墜落した池で見つかったエンジンを解析する必要があるだろう。
( → 自衛隊機墜落、続く捜索 原因調査に高い壁、周辺地域への影響も [愛知県]:朝日新聞 )
しかし、「二つ同時にトラブルが発生した」というのは、ちょっと起こりそうにない。また、仮にそうなったとしても、エンジン停止のまま滑空できるはずなので、ただちに墜落するとは考えにくい。
※ 飛行機ならば、グライダーのように翼で滑空することができる。ヘリコプターならば、エンジン停止で真っ逆さまに墜落することもあるが、オートローテーション機能で滑空することもできる。いずれにせよ、簡単には墜落しにくい。
では、何が原因か? 消去法で考えたすえ、「尾翼の故障だろう」というのが、私の推定だ。これについて、ChatGPT と議論してみたところ、ChatGPT は私の推定に同意してくれた。
→ T4事故 エンジン停止分析
「 T-4 練習機は老朽化している」という問題もある。
→ 墜落の自衛隊機、後継機の選定進まず 開発40年で老朽化指摘も - 日本経済新聞
そこで、T-4 練習機を「次世代機に更新する」という案が出ている。政府は、米国と新型機を共同開発する意向だ。しかし、米国には新型機の原型となるようなモデルは存在しない。ゼロから開発するのは大変だ。しかも生産するのは日本向けに 200〜300機だけとなると、1機あたりの生産コストは巨額となり、F-35 の数倍の価格の練習機となりかねない。馬鹿げている。
そんなことより、欧州製の練習機を買えば、高性能の練習機を格安で買える。これが最善だ。これで解決する。
なのに、政府はそうしない。かわりに、米国との共同開発にこだわる。馬鹿丸出しである。ひどいものだ。
そこで、この件について、AIに相談してみた。今回は Perplexity に相談してみた。「どうすればいいの?」と。
→ レオナルドの練習機 M346を練習機として使って、別途戦闘機を購入するのと、F16 を購入して、練習機と戦闘機に兼用するのでは、どちらがコスパが高いか?
練習機を購入するかわりに、F-16 を購入して、それを練習機のかわりにする……というアイデアを出した。するとAIは、「そんな素人じみたアイデアはダメだよ。専用の練習機を使う方がいいんだ」と私を否定した。
しかし私はさらに説得した。
・ 初期にはセスナやホンダジェットのような民間機で操縦訓練。
・ 中期には専用の練習機。
・ 後期には F16 。
このようにわけることで、「専用の練習機ばかりがやたらと多い」という現状を改める。
ちなみに、現状では、航空自衛隊で最も多い機種は T-4 である。ロシアや中国が攻めてきたとき、日本が飛ばせる自衛隊の軍用機で最も多いのは、T-4 なのだ。これが日本の最多の主力機なのだ。ひどいものだ。
《 機数 》
T-4 練習機 202
F-2A/B 戦闘機 91
F-15J/DJ 戦闘機 200
F-35A 戦闘機 38
これじゃひどいので、「練習機の数を減らして、戦闘機を増やすべきだ」と私が説得したが、AIはなおも「違う。戦闘機より練習機が大事だ」と言い張る。
そこで私が訓練時間のことまで持ち出して、延々と説得したら、AIはようやく私に同意した。
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Turing 社のときもそうだったが、Perplexity はやたらと頑強に抵抗するので、説得に骨が折れる。
※ あとで思いついたが、中古の F-16 を米国の空軍から購入すると、10年ぐらい使って、その後は日英伊の新型戦闘機に移行できる。逆に言えば、あとで日英伊の新型戦闘機に移行できるから、今のうちは(10年しかもたないような)中古の戦闘機でも買っておけばいいのだ。……そして、その購入先が米国空軍であるなら、貿易摩擦のひどい現状で、「米国の戦闘機を購入します」という名分が立つ。何しろトランプは、日本に戦闘機を売りたがっているからだ。
→ トランプ氏、米国製戦闘機に言及 石破首相に「購入への関心」尋ねる:朝日新聞
本項では、転載せずに、リンクだけを示した。
※ Perplexity は(書式つきの)転載が不可能だ。だから、リンクを示すだけにした。
※ ただのコピペにすると、文字だけとなって、書式が伝わらない。それでは、読みにくい。
オレも自転車で転けて血が出て、全治1週間の軽傷でも気持ちは休まらなかった・・・
たぶんね。少なくとも私はそうだ。
ケガの方はすでに退院したし、読者の心配も不要だが、今後しばらく自宅安静の必要がある。活動は大幅低下。ただし書きためたストックがあるので、公表可能。
頭がおかしくなっているかとも心配したが、二日間の安静のあとで、およそ元通りに戻ったようだ。6月3日現在では、ほぼ復活。
→ https://www.asahi.com/articles/DA3S16235672.html