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日産自動車の次期社長、イヴァン・エスピノーサ氏の経歴を、AIに質問した。
Feloの回答
日産入社: 2003年にメキシコの日産自動車に入社し、その後、商品企画や市場調査の分野でキャリアを積んでいきました。
役職歴:
2010年4月: メキシコ日産自動車会社に戻り、アドバンスド&プロダクトプランニングのダイレクターに就任。
2014年4月: 日産インターナショナル社のVP商品企画。
2016年4月: 日産自動車株式会社のプログラムダイレクター(Dセグメント担当)。
2018年4月: 日産自動車株式会社の常務執行役員として、グローバル商品戦略と商品企画を担当。
2019年12月: 専務執行役員として、グローバル商品企画本部、グローバルプログラムマネジメント、ニスモを担当。
2024年4月: チーフプランニングオフィサーに就任し、グローバル商品企画、グローバルプログラムマネジメント、モータースポーツビジネスユニット、コーポレート市場情報を担当。
商品企画の関係を歴任してきたようだ。一見して明らかなように、本社で技術開発をした経験はない。エンジンもサスペンションも車体構造も技術開発したことはない。こういう技術面での知識はない、と見ていいだろう。
当然ながら、日産の問題点(技術開発で大幅に手抜きしていること)も理解できないし、なすべきこと(技術開発を大幅に拡充するべきこと)も理解できていないだろう。
現社長のように「ほぼ0点」というほど、ひどくはなさそうだが、「良くて 50点」ぐらいの点数しか付けられそうにない。合格点には遠く及ばない。
ただし、現社長の「ほぼ0点」よりは、はるかに上である。没落する一方のホンダ(30点)よりも、マシである。しかしトヨタに比べると、大幅に劣るようだ。
あまり楽観はできないね。
株価の予想で言うと、大幅な株価回復はすぐには無理だろう。多少の改善は見込めるが、いくらか改善するまでにも、数年間がかかりそうだ。
[ 付記1 ]
他方、経営改善には、劇的に改善した例がある。西友だ。
ウォルマートは日本に進出するにあたって、西友を買収したのだが、最終的には撤退した。2500億円で買収したあと、300億円で売却したので、多大な損失を出した。
投資ファンドの KKR は、西友を 300億円で購入した。その後、経営を立て直して、3800億円で売却した。2021年に購入して、2025年に売却。300億円で買って、3800億円で売却。まるでマジックだ。
どうしてこんなことができたのか? 経営を根本改革したからだ。どうしようもない赤字体質の企業を、体質改善することで、優良企業に転じた。米国流を押しつけるだけの横暴な体質から、顧客優先の方針に転じた。(アメリカ・ファーストを捨てたという点では、トランプ主義の否定に似ている。)
この成功例と同様のことが、日産でもできればいいのだが、まあ、無理でしょう。今回も、技術のことをろくにわかっていない半・理系が、新たにトップになるんだから。「技術ファースト」にするべきときに、「マーケティング最優先」の方針でも取るのだろう。
[ 付記2 ]
この新社長はかねて「シルビア復活」を望んでいるそうだ。
→ 日産シルビア復活はあるのか?【新社長就任】イヴァン・エスピノーサ氏の戦略とファンの期待
これはひどいね。
「シルビア復活」という願望自体は、悪くはない。私もそういう願望はある。だが、そういう願望があっても、それは個人の願望として封じるべきだ。おのれの願望を抑制して、会社全体の改革をめざすべきだ。ここはじっと、我慢の子になるべきだ。
竈門炭治郎も言っている。「俺は長男だから我慢できた」。つまり、長男だという自覚があるがゆえに、何事も我慢してきたのだ。おのれの欲望を抑えて、弟妹の全体を守ることを最優先にしてきたのだ。
竈門炭治郎は家族全体を守ることを最優先にして、おのれの願望を抑えてきた。イヴァン・エスピノーサは日産全体を守ることなど念頭にはなく、おのれの願望を叶えることを最優先にしそうだ。おのれの利益を最優先にしたゴーンと、おのれの願望を最優先にするイヴァン・エスピノーサ。どちらがマシだろうか? (どっちにしても倒産しそうだが。)
日産の新CEO イヴァン・エスピノーサ、新型シルビアを作るのが夢だと語っていた
— 自動車情報寄せ集め (@car_column) March 13, 2025
新型スポーツカーにリソースを割り当てる前に経営難のメーカーを黒字に戻すことに注力する必要がある
シルビア復活は今のところ夢物語だが彼が同社を率いる今少なくとも検討対象には入っているhttps://t.co/a4o5UWGmb7
なぜ新社長に選任されたのか?
その理由が「日産愛がある!」とか新卒採用レベルで決めた指名委員会が終わってる