2025年03月13日

◆ ドローン攻撃への対処

 現代はドローン戦の時代だ。ウクライナでもドローンが主役だ。では、敵のドローン攻撃に、どう対処するべきか? 

 ──

 最も考えられるのは、中国が日本にドローン攻撃を仕掛けるというシナリオだ。これは現実にありそうだが、日本の自衛隊はまったく対処ができていないようだ。そこで私が敵軍のシナリオを考える。

 (1) 南西諸島への攻撃

 石垣島や宮古島を攻撃して、日本を驚かす。日本は「沖縄が攻撃されたら大変だ」と思って、自衛隊の戦力を大規模に派遣する。オスプレイやヘリ空母などを大量に派遣する。





 (2) 離島攻撃

 しかしそれはすべて陽動作戦だった。自衛隊が南西諸島に出たあとで、本土が空っぽになったのを見計らって、中国は本土への攻撃を仕掛ける。
  ・ まずは韓国の済州島を占拠する。( → 別項
  ・ そこから日本の離島を攻撃する。(対馬・隠岐・五島列島・種子島)
  ・ 日本はそれらの各地に自衛隊を派遣して防衛する。


 (3) 本土攻撃

 しかし、その攻撃もまた陽動作戦であった。
  ・ 自衛隊がおびき出されたあとで、九州本土の1箇所を攻撃する。
  ・ 1箇所への集中攻撃を受けて、自衛隊は撃破される。九州上陸。
  ・ 中国はそこを橋頭堡とする。(ノルマンディー上陸と同様)
  ・ そこから日本本土の各地に展開して、ドローン百万機で攻撃する。


 (4) 壊滅

  ・ 百万機のドローンには対抗できないので、本土の自衛隊は壊滅する。
  ・ 南西諸島に向かった自衛隊だけは、無事に残る。
   (日本の本土全体を犠牲にして、離島の自衛隊だけは残る。)


 ※ 以上の作戦を「頭隠して尻隠さず」という。あるいは「ヘボ将棋 王より飛車をかわいがり」という。日本全体を犠牲にして、離島の自衛隊だけは生き残るからだ。
 ※ 大量のオスプレイは、石垣島でアホウドリのように羽ばたく。F-35 は出撃したあとで、戻るべき本土の基地を奪われたので、基地に戻れないまま、海上で燃料切れとなって墜落する。

 ──

 まあ、こうなりますね。壊滅したら、その後に、弁解する。
 「ミサイル防衛網を用意していましたが、見込み違いでした」
 「ドローン迎撃システムを用意していましたが、局所領域でしか使えませんでした。東京と大阪には配備しましたが、九州には配備していませんでした」
 「自衛隊でもドローン攻撃をしようと思いましたが、ドローン配備の予算がないので、機数が足りませんでした」
 「実は金だけなら数兆円がありましたが、ミサイル防衛網のために使い果たしたので、ドローン用の金がなくなりました。数兆円の金は無駄に消えました」

 結局、ドローンの時代には、ドローンを多く所有する方が勝つ。だから中国が勝ってしまうのだ。中国のドローンに対して、日本は対抗する手段が何もないので、あっさり負けるしかない。
 時代の流れを理解しないのだから、こうなるのも仕方ない。

 ※ 石破首相は C17 というポンコツの中古品にばかりこだわっている。戦争の現実よりも、武器オタクのノスタルジアを満たす。それが日本の防衛政策だ。
 ※ 石破首相は C17 というノスタルジアにこだわるが、日本の防衛省は(レーガン時代の)ミサイル防衛網というノスタルジアにこだわる。石破首相より、もっと古いかもね。(調べたら、C17 は 1980年。ミサイル防衛網は 1983年。どちらも約 40年前で、同じぐらい古い構想だ。)(米国は C17 をすでに生産中止にしたが、日本はこれから数兆円をかけてミサイル防衛網を配備する。配備する前から時代遅れなのだが。防衛省のノスタルジアだね。)

posted by 管理人 at 22:41 | Comment(3) | 一般(雑学)6 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
軍事用ドローンについて基本的なことがわかりません。それらは自己完結的、つまり攻撃者との通信なしで動いているのでしょうか?多分違うと思います。もしとローンからの画像などをみて攻撃の判断をするのなら一度に100万個のドローンは不可能です。せいぜい千個くらいではないでしょうか。また妨害電波を出せば通信はできないように思います。
Posted by ひまなので at 2025年03月14日 10:08
> 一度に100万個

 そんなわけないでしょ。1年以上に分散します。

> せいぜい千個

 そんなわけないでしょ。ちなみにノルマンディー上陸作戦の人数は 16万人。この手の作戦は 万人単位で行う。
Posted by 管理人 at 2025年03月14日 10:48
我がボロ家のお隣さん 台湾の方なのですよ ど田舎ですけどね  すでに土地だけやなくて実際に生活しておるんですから なんだかこの地を併合するのに武力なんか必要無いのかもと  お隣さんはゆくゆくは子息の働く米国に移住するつもりとかですが  なし崩しでこの列島に移り住むなんて遥か昔 半島から弥生人の祖先がやって来て縄文人と交雑したのとおんなじかな  自民政治家の中にも金に目が眩んでしまいこの状況を許容する輩も多いのですかね
Posted by k at 2025年03月14日 19:03
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

過去ログ