ホンダは埼玉企業なのだから、本社を埼玉に移転させればいい。
──
※ 本項は冗談半分なので、面白半分でお読みください。
ホンダの本社は港区にある。これを埼玉県の和光市に移転するといい。ホンダは埼玉の企業なのだから、都心よりも埼玉に居を構えるべきだ。
なぜそうするべきか? ホンダはどんくさい企業なので都心のセレブな生活は似合わないからだ……と思う人もいるだろう。

だが、そういう趣旨で言っているのではない。もっと合理的な趣旨だ。
「本社と技術開発部門はなるべく一体化して連携するべきだ。そのためには両者はなるべく近距離にあるべきだ」
このことは当り前であって、トヨタ・日産は実現している。
・ トヨタは本社の近くに、工場や研究所がある。(ともに豊田市)
・ 日産は本社(横浜)の近くに、工場や研究所がある。(追浜など)
ところがホンダだけは違う。本社は港区にあり、研究所は和光市にあり、工場と開発部門は(片田舎の)寄居にある。この三つがあまりにも遠く隔たっている。これではたがいに連携を取ることも難しい。ゆえに、本社は埼玉に移転するべきなのだ。和光や寄居に近い位置に。
その具体的な場所はどこか? ちょっと考えると、「池袋がいい」と思えそうだ。ここなら都内だし、東武東上線の起点だ。(和光や寄居につながる。)
しかし、この案はダメだ。なぜなら、池袋と和光は距離がありすぎて、連携するには不便だからだ。(今よりは少しはマシだ、という程度だ。)
では、どうすればいい? 私が推奨するのは、和光市だ。
──
和光市のどこか? 現在のホンダの研究所のある場所か? そう思う人が多いだろうが、違う。ここはちょっと適地ではない。駅から徒歩 15分の距離なので、駅からやや遠いのだ。もともと郊外にあるくせに、駅からも遠いのでは、二重苦である。あまり適地ではない。(本社としては。)
では、どこがいいか? 実は、駅から徒歩5分の場所に、ホンダの所有する広大な土地がある。
ここは和光市駅から徒歩5分の場所であり、しかもかなり広い土地である。ここに超高層ビルを建てて、本社を置けばいいのだ。
ここは駅のそばだ。とはいえ、超高層ビルを建てることは許されそうにない。建ぺい率や容積率の制限があるからだ。
では、どうすればいいか? こうだ。
「このあたり一帯を再開発する。西側にあるホンダ所有地と、東側にあるホンダ研究所と、その中間にある雑居状態の混雑地域を、全部ひっくるめて再開発するといい。そこに、ホンダの超高層ビルを含めて、いくつもの超高層ビルを建てるといい。同時に、広大な公園を設置して、都市環境を改善するといい」
広大な公園を設置する再開発というのは、大阪の成功例がある。梅田駅の北側だ。下記に紹介記事がある。
→ 大阪に爆誕「うめきた公園」があまりに凄かった件 グラングリーン大阪は再開発の転換点になるかも
このように超高層ビルをいくつも建てることができたのは、大阪の梅田という都心部だからだ。とはいえ、もうちょっと小規模なら、和光市でも可能だろう。特に、少なくともホンダ本社だけなら、成立できるだろう。
さらに言えば、ここには超高層のマンションを建設することも可能だ。駅のすぐそばならば、郊外であっても、超高層のマンションも成立するからだ。その例は、東横線の新綱島に見られる。ここは都心でもないのに、33階のタワマンができた。駅ビルみたいな場所にあるからだ。(地下直結で駅から徒歩1分)
その点、駅から徒歩5分の場所ならば、和光市でも十分に超高層のタワマンを建設できるだろう。かくて、区画整理による再開発は可能だろう。こうして容積率が緩和されるので、和光市にホンダの本社の超高層ビルを建設することができる。
──
現状では、和光市の駅前は小さな商店ビルが多い。大きな店はイトーヨーカドーがある。だが、ヨーカドーは郊外の店舗を閉鎖して退去する例が多い。この店も近く閉店して退去しそうだ。ここに超高層ビルを建てれば、駅から徒歩2分のタワマンを作れる。
駅前には変な斜めの道もある。これも都市環境には悪いので、斜めの道を撤去して、碁盤の目状に作り直すといい。
──
「和光市なんて、埼玉の田舎だろ。そんな遠いところに勤務するのは嫌だ」
と思う人も多いかもしれない。しかし、和光市は埼玉の田舎ではない。鉄道の所要時間はかなり短い。
・ 和光市駅から池袋駅まで、準急で 14分
・ 和光市駅から東京駅まで、乗り換え1回で 38分
単純な直線距離で言っても、東京駅からの距離は、川崎市と和光市がほぼ同等だ。つまり和光市は横浜よりもずっと東京に近い。中央線で言えば吉祥寺と同じぐらいだ。あまり遠くないのだ。
また、通勤の便でいうと、和光市駅は副都心線直通なので、東横線から乗り換えなしで和光市まで届く。
また、和光市駅は東京メトロの有楽町線と副都心線の始発駅だ。始発は坐りやすいので、夜の帰宅時には坐って帰れる。

さらに大きなメリットがある。職場が郊外にあると、たいていの通勤客とは逆方向の路線に乗る。だから朝夕のラッシュ時には、(電車の本数が多いせいで)ガラガラになりがちだ。実際、次の回答がある。
Feloの回答
東武東上線において、通勤客とは逆の方向に向かう電車は比較的空いていることが多いです。特に、朝のラッシュ時においては、通勤客が都心に向かうため、逆方向の電車はガラガラであることが一般的です。
こりゃ、極楽だね。
だが、何よりもいいのは、郊外なので職住近接にしやすい、ということだ。ここのタワマンに住めば、建物の出口から徒歩 30秒で職場に達する、ということも、まんざら不可能ではあるまい。
それほどではなくとも、自転車で5分の距離の住宅地に、一戸建ての住居を構える、ということも不可能ではあるまい。このあたりは住宅地はいっぱいあるし、物件もいっぱいあるのだから、一戸建ての住居を購入することもたやすい。そうすれば、職住近接で、極楽の生活を送れるだろう。
そうだ。職住近接。これこそが、本社を和光市に移転することの、最大の効果なのだ。これによって優秀な人材をたくさん招くことができる。
ちなみに、すぐそばには理研の研究所があるが、ここに勤務する人は、近隣に住む人が多いそうだ。
Feloの回答
理研の勤務者は、和光市内や近隣の市町村に居住していることが多く、通勤の利便性が高いことが一因とされています。和光市には、理研の研究施設が集中しており、研究者や技術者が多く住んでいることが地域経済にも寄与しています。
したがって、和光市の理研の勤務者は、近くの地域に住んでいる人が多いと考えられます。これは、通勤の利便性や地域の住環境の良さが影響しているためです。
ホンダも理研を真似ればいいのだ。なのに、文系社員が青山なんかでイキがっているから、会社全体がどんどん落ちぶれるのである。
※ 冒頭にも述べたように、本項は冗談半分である。つまり、実現性は考えていない。実現性は皆無である。
※ ホンダが和光に移転することは、絶対にありえない。なぜか? ホンダは理研とは違うからだ。理研は日本最優秀の科学者を集める場だから、和光にある。ホンダの研究所はどうかというと、もともとは日本最優秀の技術者を集めるために和光に設置したが、今では寄居に設置されるようになった。そこではもはや最優秀の技術者は必要とされていないのだ。
※ ホンダが必要とするビルは、文系のなまくら社員がホンダの利益を食いつぶして、セレブな生活を送るための、社交の場である。それは青山にある。だから本社は決して和光に移転することはないのだ。(ホンダでは優秀な技術者などは必要とされていないのだ。必要なのは、低コストな薄給の技術者だけである。それがホンダの経営者の判断だ。)
《 加筆 》
※ 青山の本社ビルは築 40年。和光の研究所は築 65年。本社の文系社員のためにはビル改築の費用を湯水のごとく使うが、和光の技術者のためには1円も使いたくない。オンボロビルのままにする。再開発もしない。ホンダにとって技術者は下級労働者にすぎない。
※ 訂正。和光の研究所は築 65年だが、現在、解体中である。さすがに古すぎるので、解体するそうだ。ただしその後の青写真は公開されていない。何も発表がない。本社ビルの場合とは違う。……ということは、たぶん、予定が何もない。この場所は更地にされて売却される可能性が高い。(だから解体予定だけが発表された。)……あとには草も生えまい。現在の和光の研究所にいる技術者は、地方に飛ばされるのだろう。
【 追記 】
書き落としたことがあったので、追記しておく。
【 和光市駅前 再開発プラン 】
・ 和光市駅に西口を設置する。
・ 西口から西方向に地下街を設置する。
・ その先のホンダの施設の場所に、タワマンを作る。
・ タワマンは駅(西口)から徒歩3分。地下街で雨天もOK。
・ タワマンの低層階は商店街となる。
・ 駅前の商店街を、タワマンの低層階に移転させる。
・ 駅前の商店街が空地(更地)になる。
・ 駅前も、再開発する。タワマンをいくつも作り、低層階は商店街。
・ 駅前にビルが増えたかわりに、ホンダ研究所の跡地を公園にする。
・ 駅前の再開発と、離れた場所の公園設置が、ともに実現する。
※ ホンダ研究所の跡地の先には、理研の研究施設があるが、築 49年で建て直しの時期が迫っている。そこで、ホンダ研究所の跡地に、理研を移転するといいだろう。かわりに、理研の跡地を公園にすればいい。ここも一体的に再開発するといいのだ。(理研はそろそろ手狭になっているので。)
《 加筆 》
さらに別案を考えた。
・ ホンダの跡地に高層ビルを作る。
・ そこに理研の北半分の組織が移転する。
・ 理研の北半分の場所を更地にしてから、そこに高層ビルを作る。
・ その高層ビルに理研の南半分の組織が移転する。
・ 理研の南半分の跡地は、更地にして、公園にする。
・ 理研の南側には、理研がビルを建てる計画があるが、中止する。
(電波のそばに人がいるな。)
なお、理研の南東には、米軍の電波塔施設があって、広大な土地を無駄に食っている。これには別途、次の対処をする。
・ 駅前の超高層ビルのてっぺんに、アンテナを移設する。
位置が高いと、電波が遠くに飛ぶ。だから、アンテナの出力を大幅に下げることが可能だ。ビルのてっぺんには、人が近づくこともない。建物の鉄骨によって電磁波を遮ることもできる。
こうしてアンテナを空中に移設したら、現状の土地が余る。その跡地を国が取得してから、巨大公園にするといい。
※ なお、和光の再開発については、情報を得た。昔の大地主が駅前一帯の土地を持っていたが、相続で揉めているせいで、売却が進まないせいらしい。
※ とはいえ、Perplexity に質問したら、否定的な回答を得た。南口にはすでに再開発の計画があるそうだ。
和光市駅南口地区には約8.6ヘクタールの地区計画が既に存在し、土地区画整理事業によって道路、公園等の公共施設及び宅地の整備が完了しています。
とのことだ。
一方、北口では、大規模な再開発計画が実行済みで、すでに再開発が始まっているらしい。
現在、和光市駅北口の再開発プロジェクトは順調に進行しており、2024年3月には都市計画決定が告示されています。工事は2026年度着工予定で、2029年度に完成予定です。
和光市駅前の再開発プラン。
理研の再開発案。