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衝突時の動画がある。
ほぼ同じ高さで、民間機とヘリが衝突している。民間機の方にヘリが近づいて、衝突する。
どうしてこういうことが起こったか? そのことは、滑走路を見るとわかる。

AIに質問した回答によると、民間機は北向きの主滑走路を進んでいた。ヘリは(やや)南向きの副滑走路を進んでいた。
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以上から判定できることは、こうだ。
「主滑走路と副滑走路が交差していて、二つの滑走路を併用している。これでは交差点で事故が起こりやすいのは、当然だ」
一般に、A滑走路とB滑走路が交差していることはあるが、どちらか一方だけを使うのが原則だ。通常はA滑走路を使うが、風が横風になるときには、A滑走路を閉鎖して、横向きのB滑走路を使う。こういうふうに片方だけの運用ならば、危険は少ない。
一方、空港の混雑などが理由で、交差する二つの滑走路を両方とも使うことがある。「うまく機械で制御すれば、衝突を避けられる」という理屈だ。しかし現実には、エラーが起こるので、衝突しやすくなる。具体的な例としては、シカゴ・ミッドウェイ空港がある。
Feloの回答
シカゴ・ミッドウェイ空港では、交差する滑走路が同時に使用されることがあります。特に、滑走路がX型に配置されているため、航空機が異なる滑走路から同時に離陸または着陸を試みることが可能です。しかし、この運用は非常に危険であり、過去には実際に事故寸前の事例も発生しています。
2015年のニアミス:
2015年6月、ミッドウェイ空港で2機の旅客機がほぼ同時に離陸態勢に入り、側面衝突寸前の状況が発生しました。管制官はデルタ航空の機体に対して「Stop!」と叫び、両機は交差地点の約610メートル手前で停止しました。この事件は、滑走路の交差がもたらすリスクを示す重要な例です。
交差する滑走路を使う限り、衝突する可能性は高いのだ。つまり、今回の衝突事故は、起こるべくして起こったと言える。
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ただ、話の根源としては、もっと重大なことがある。
「ここはワシントン D.C. という首都の一部であり、日本で言えば羽田のような位置にある。こんな人口密集地に米軍基地を置いて、民間航空機に混じって軍事訓練をする、というのが、根本的に間違っている」
軍用飛行をするのならば、首都なんかではなく、田舎でやればいいのだ。わざわざ人口密集地の航空機密集地でヘリの飛行訓練をするなんて、馬鹿というしかない。あるいはテロかな。呆れるしかない。
ただし、日本も他国のことを笑えない。
「羽田でも、海保機の事故があった。これも、羽田の過密状態のなかで、あえて海保機を飛ばすという、わざわざ危険な行動を取った」
これもまた馬鹿丸出しである。(前出)
「東京都内に横田基地という米軍基地を置いて、東京都内で軍事訓練をしている」
これもまた馬鹿げている。立川基地は廃止されたが、厚木基地は残っているので、そこで訓練すれば十分だ。横田基地は返還させるべきだ。
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米国の衝突事故は、米国の空港の愚かさを示しているが、日本もまた似た事情にあるわけだ。目くそ鼻くそ。人のフリ見て わがフリ直せ。
【 関連項目 】
羽田空港も過密が続いているので、(イレギュラーに挿入される)海保との共用で、事故が起こりやすい、という話。
→ 羽田で航空機炎上: Open ブログ
→ 羽田の事故の報告書: Open ブログ
→ 羽田の過密状態は続く: Open ブログ
自爆との噂も。300kの速度で当てに行って当たるものなのか?
ヘリコプターから見ると、旅客機は静止していなくて、横に高速移動しているから、ぶつけようとしても、タイミング的に無理。
前者の「静止」は錯覚だね。
「旅客機を目視できる距離を保て」と言われても、もともと目視できていないのだから、何のことかさっぱりわからない。
視野には「盲点」というものがあるから、そこにすっぽり入っていたのかも。片目では盲点に入り、もう片目では何らかの阻害物(窓枠など)があって見えなかった。
→ https://x.gd/uxfPh
似た事例は本サイトでも扱った。
→ http://openblog.seesaa.net/article/495997323.html
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250131-OYT1T50056/?dicbo=v2-ypRrrcH
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管制官
「CRJ(アメリカン航空機)が見えるか? CRJの後ろを通過して」
ヘリパイロット
「航空機が見えています」
ヘリのパイロットが“航空機が見えている”と答えていたように聞こえるのです。だとするとなぜ、ヘリと旅客機は衝突したのか。専門家は…。
航空評論家 青木謙知氏
「おそらくヘリコプターのパイロットは機外照明、飛行機についてる明かり、これが見えたということを言っている。旅客機いるのはわかっているよ、『見えてます』と言ったと思います。夜だと(旅客機自体の)形が見えないですから」
暗い中では、ベテランパイロットでも飛行機の大きさや幅などを確認するのが難しいと指摘します。
https://news.ntv.co.jp/category/international/bf8d703db8164bd685bd348496100a92
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別の光点を見て、それを飛行機だと誤認したのかもしれない。そのせいで本体の飛行機を見失った。
角度で言うと、接近した時点では、飛行機は視野よりも大幅にズレている。ほとんど真横にいる。非常に見えにくい。だからかわりに、正面に近い別の光点を、飛行機だと勘違いしたのだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=CFMDVQ3prFU
しかし、下記情報ですとヘリのパイロットは暗視ゴーグルを装着していた様ですね。
https://ameblo.jp/imaga114/entry-12884597514.html
となると白黒としか見えないので、見違えたと考えるのも
正しいですね。