日産とホンダの統合について、私は夏ごろ事前予想したことがある。
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日産とホンダの統合については、寝耳に水の人が多かっただろうが、私は「事前に予想したことがあるぞ」という気がしていた。
過去記事を見ても、そんな記述はなかったが、このたび「下書きメモ」のファイルを漁っていたら、記述が見つかった。8月ごろに、日産とホンダの提携という報道を聞いて、メモしたことがあるのだ。
日立アステモという会社がある。この会社はどういうふうにできたか? もともとは日産自動車厚木工場があった。それが紆余曲折のすえに、日立に買収されて、ホンダ系の部品メーカーと合併して、日立アステモになった。そして今では電動アクスルをつくるようになっている。
この話題を扱ったあとで、こう結論した。
ホンダはこのあとどうするべきか? 現状では規模が小さすぎるので、規模の問題から、現状維持は無理だ。ゆえに、次の二者択一となる。
・ トヨタ系になるが、トヨタの軍門にくだる。
・ 日産と対等の形でくっつく。
このいずれかしかない。とはいえ、前者はまず無理だ。となると、後者しかあるまい。ホンダに残された道は日産とくっつくことしかない。それ以外には生き残る道はない。……これが、その当時、結論したことだった。
ただし、それは下書きメモの形で残すだけで、記事にはしなかった。今初めて、ここで記事にした。……ただし、記事にしたときには、すでに「証文の出し遅れ」である。事実が予想に先行してしまった。まるで有馬記念の結果が出たあとで、予想を出すようなものだ。出し遅れ。
とはいえ、予想がおおむね当たっていたことだけは、ちょっとは胸を張れそうだ。
現実には、「日産の業績が予想以上に悪化する」という事実のせいで、日産がホンダに泣きつく形になった。株式が暴落したせいで、対等どころか、日産が買収されて、(実質的に)子会社になる形になった。
この点はちょっと意外だったね。日産の業績悪化のひどさは、私の予想を超えていたと言える。
日産の株価は、9カ月ほどの間に、642円から 338円まで下がった。ほぼ半減である。これほどにも暴落するのなら、株の売買で儲けた人もいるだろう。うまく予想した人は、大儲けできたはずだ。(私はそこまで正確には予想できなかった。もともと株式売買はしないけどね。)
2024年12月25日
過去ログ
それで、今日思い出したのですが、ソニー・ホンダモビリティは今後どうなるのか、開発中のEVは市販されるのかについても、予想をお願いできればと思います。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/1625328.html
私がホンダの社長なら、経営統合を1年早めて、EV部門を両社で統合するが、ホンダはその気はなさそうだし。
ソニーと共同開発する車も、元の EV の出来が悪すぎるので、どうしようもないね。経営統合を急がないと、ホンダそのものの EV 基盤が揺らぐ。
社長は、次期の両社の社長に匹敵するも同然だ。それほどの指導力を発揮するのは、容易なことではない。人材はほとんどいない。
関潤を招くしかなさそうだ。それ以外では、たぶん失敗する。
この統合の可能性をどう読みますか?
延期理由が日産側は工場を閉鎖しない甘いリストラによるものとあったり、ここにきてメキシコ製に関税がかかることでもう詰んでるように見えます
二つ前のコメントで予想したとおり。
「関潤を招くしかなさそうだ。それ以外では、たぶん失敗する。」
ホンダの主導で日産の経営陣を交代する必要があるのに、日産の経営陣がそのまま経営しているのでは、統合の効果が皆無だ。
さっさと統合して、日産の経営陣を取り替えるしかない。高額の退職金を払って、さっさと自主退陣してもらうしかない。あるいは、株主の意向という形で、統合後に解雇・解任してしまえ。
ホンダが愚図すぎる。人情のせいで、遅れている。その間に、BYD で両社をぶちのめす。