2024年12月10日

◆ オスプレイがまた故障

 オスプレイがまた故障して、運用停止。

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 オスプレイがまた故障した。それにともなって、運用停止。
 AP通信によると、11月20日に西部ニューメキシコ州の空軍基地で墜落につながりかねない事故があり、昨年11月の鹿児島県・屋久島沖での墜落事故との類似点が見つかったという。
 海兵隊と海軍、空軍が提言に応じて運用を停止した。
( → 米軍、オスプレイ運用を一時停止 - 琉球新報デジタル

 日本も運用停止。
 米軍が輸送機オスプレイの飛行を一時停止したことを受け、陸上自衛隊は10日、保有する「V22オスプレイ」も当面の間、飛行を見合わせると発表した。
 陸自オスプレイは10月に沖縄・与那国島で操縦ミスにより事故を起こし、11月15日に運用を再開したばかりだった。
( → 陸自もオスプレイ飛行見合わせ 米軍停止受け、安全確認まで:時事ドットコム

 11月15日に運用を再開して、12月10日に運用停止。まともに運用できる期間がろくにない。

 10月の事故の理由は、こうだ。
陸自の調査結果によると、オスプレイは離陸時、エンジン出力やブレード(羽根)の回転数を上げる「インテリム・パワー・スイッチ」をオンにするが、事故当時は正副操縦士が押し忘れていた。このため上昇に必要な揚力を得られず、ホバリング(空中停止)状態から前進する際に「予期せぬ高度の低下」が起きた。操縦士は離陸を中止して接地を試みたものの、エンジン出力を下げるなど適切な操縦方法を焦って取れず、機体が再び浮上。姿勢を制御できずに傾き、左翼下部が地面に接触した。
 スイッチの押し忘れについて操縦士は、離陸直前に搭乗者が1人増えたことや飛行計画からの遅れに「気を取られた」などと釈明したという。
( → 陸自オスプレイ事故、操縦士のミスが原因 揚力得るスイッチ押し忘れ | 毎日新聞

 スイッチ押し忘れが原因だというが、そもそもスイッチを押す必要があるというのが馬鹿げている。そんな必要があるのなら、自動でスイッチを入れるようにするべきだ。
 というか、こんな機構が存在すること自体が、根本的におかしい、と言える。

 ──

 オスプレイがやたらと事故続きなのは、なぜか? その理由ははっきりとしている。こうだ。
 「やたらと重量が重いので、大きさの不足するローターをやたらと高速回転させる必要があるが、そこに無理が生じるので、故障しやすい」

 これは当初から懸念されていたことだ。そして、その懸念されたことが、あれこれと問題を発生させている。まるで満身創痍のように、次から次へとトラブルが発生する。
 比喩的に言えば、肥満体で心臓に故障がある、メタボのデブである。そういう基本構造そのものが、根源的にダメなのだ、と言える。要するに、オスプレイは失敗作なのだ。
 同じようにティルト・ローターのヘリコプターにするにしても、こんな大型のデブでなくて、小型の軽量のヘリコプターにしておけば、無理が生じないので、トラブルもなかったはずだ。小型機を大量生産することで、コストも安くなったかもしれない。

 現実には、少量生産のオスプレイを日本は購入した。1機あたりの価格は F-35 と同程度。オスプレイを購入した分、F-35 の購入機数が大幅に減ってしまった。そのせいで、防衛力は大幅に低下することになった。愚の骨頂。

 性能が低くて、価格が高くて、やたらと故障ばかりするオスプレイ。こんなものを買うのは、頭の悪い馬鹿だけだろう……と思ったが、安倍首相が米国におもねって、購入を決めてしまった。
 それを見て喜んだのが、日本の軍事オタクだ。ブロガーの JSF など。それに感化されたのが、はてなーにいる素人マニアだ。「オスプレイは素敵」と大喜び。そのあげく、故障ばかりする欠陥品をつかまされる。こんな欠陥品を購入したのは、世界でも日本だけであり、肝心の米国空軍でさえ購入していないのだが。(米国海兵隊が購入しただけだ。)
 
 金のある無能はカモになる、ということかな。

posted by 管理人 at 22:19 | Comment(0) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
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