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勝者と敗者
今回の知事選については、「マスコミが敗者だ」という見解がいくつかある。
→ 斎藤氏の再選はマスコミの敗北、SNSの勝利か 兵庫県知事選 米トランプ氏報道と符合も - 産経
→ まさかの斎藤氏再選でテレビは“お通夜”状態…それでもマスコミが「偏向報道」をやめられない“オトナの事情”とは
→ 宮根誠司「大手メディアの敗北」兵庫知事選めぐり異例の言及「テレビの方がフェイク」の指摘も : 日刊スポーツ
マスコミが敗者だとして、勝者は何か? ネットか? SNSか? 1番目の記事では「 SNSの勝利」というふうに記している。だが、今回の選挙では、マスコミと SNS が勝敗を争って試合をしたわけではない。
・ マスコミは公正に伝えようとした
・ ネットは斎藤支持だった
このようなアンバランスな状況下で、最終的な結果は「斎藤当選」となった。このとき、「マスコミは真実を伝えていない」と批判していたネットの側が、斎藤当選という結果を得たことで、「ネットの勝利」と謳い上げた。それを見て勘違いした人が、「マスコミの敗北」というふうに錯覚したわけだ。
正しくは? ネットは斎藤支持だったが、マスコミは稲村支持だったわけではない。したがって、当選結果を見て、「ネットの勝利、マスコミの敗北」と見なすのは、勘違いだ。そもそも、マスコミとネットが対抗していたわけではなく、ネットの一部が一方的にマスコミを敵視していただけだ。
では、ネットの一部とは、何か? それは、ネットの全体ではなく、宣伝活動をした一部の人々である。具体的には、次の二層からなる。
・ 最初の起爆剤となった立花
・ 立花から波及的に生じた多数の賛同者
この二層によって、爆発的なネット視聴が発生した。YouTube は 1500万 PV を達成し、SNS も Twitter や TikTok で莫大な PV が生じた。
このような爆発的な視聴の達成は、すべては立花がもたらしたものだったのだ。
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実を言うと、選挙情勢は、次のように遷移した。
春の時点では、斎藤不支持の人が圧倒的だった。斎藤支持をした維新は関西で票を激減させて、議席を大幅に失った。維新は顔色を変えた。
兵庫県以外の全国各地でも、斎藤不支持が圧倒的に多かった。兵庫県でも、斎藤支持の方がずっと多かった。
なのに、選挙開始後に、急激に情勢が変化した。斎藤不支持から斎藤支持へと、世論が一変した。
ではなぜ、世論が一変したのか? その理由は何か? それについては、すでに示した。立花がその急激な変化をもたらしたのだ。
たったの 17日間において、当初は大幅に非勢だった状況から、状況をどんどん変化させて、終盤には優勢に転じて、選挙日当日には大幅に優勢になった。これほどにも急激な変化があった。それは、「斎藤知事が正しいから・有能だから」というような理屈では説明されない。それでは 17日間における急激な変化を説明しない。この急激な変化をもたらしたのは、立花だったのである。
なぜ支持率が大幅に変化したか? 世界の状況が変化したからか? 違う。立花が人々の意識を一挙に塗り替えたからだ。どうやって? その手法がネットだったのである。
《 加筆 》
新聞やテレビなどのマスコミは、戦いで敗北したわけではない。なぜなら、斎藤支持に転じた人の大部分は、「マスコミは真実を伝えていない」と感じていたからだ。なぜなら、新聞やテレビ見ていないからだ。彼らはもともと新聞やテレビ見ていない。そこへネット情報が流れ込んだ。すると、それは干天の慈雨のようになり、渇いた心に水のように染みこんだ。……ネットの情報は、マスコミを凌駕したのではなく、情報の欠落した砂漠状態に染みこんだだけだったのだ。そこを誤解した人々が「マスコミは(戦って)敗北した」と感じるわけだ。
立花の YouTube
立花のYouTube とは、どのようなものか? それを以下で示そう。
ここでは、立花がいかに巧妙な技法で人々をたぶらかしているか……を明かそうとしたのだが、動画を見て、唖然とした。あまりにも稚拙である。下手くそな動画だ。こんなものを見て、引っかかる人がいるとは、思えない。
と感じたのだが、YouTube のページに付いたコメントには、立花を絶賛するコメントが大量に付いている。エサにあっさり引っかかった魚がいっぱいいたようだ。呆れた話だが。
要するに、だまされやすい人は、こんな低レベルな動画をもあっさり信じるようになるのだ。なぜか? たぶん、動画というだけで、信じてしまうのだろう。おそらく、普段からテレビや新聞に接していないせいで、初めて知った情報をそのまま鵜呑みにしてしまうのだろう。ちょうど、1歳児が初めて見たものを素直に信じるように。
※ ローレンスの「刷り込み(imprinting)」と同様だ。
なお、このことからわかるのは、「選挙では動画を大量にばらまいた方が強い」ということだ。それも、真面目に政策を紹介するような動画ではなくて、「あいつは嘘をついている」「あいつは不倫をしている」というような、下品な動画こそが効果的なのだ。下品な動画ほど、選挙では有効な手段となる。(立花はそのことを経験的に知っていた。だから徹底的に下品な動画を並べて、1500万 PV を稼いだ。その動画のタイトルを列挙したページがあったはずなのだが、ちょっと見つからない。ごめん。)(なお、下品な話の内容は、「自殺した人は、不倫をしていた」というエロの話題。)
SNS は違法・買収で
実を言うと、選挙期間中の急激な変化をもたらしたのは、立花の動画だけではない。もう一つある。それは SNS だ。
SNS はいかに影響したか? それは冒頭で列挙した「マスコミの敗北」という記事でも、いろいろと言及されている。ただし、そこでは、SNS は自発的なものだと想定されており、特定の誰かが画策したものだとは見なされていない。
ところが意外な事実が判明した。SNS の大量の投稿は、斎藤陣営が意図的に作り上げたものだったのである。そのことを、斎藤本人に依頼された、ネット宣伝の広告会社が告白している。「当社が受注しました」というふうに。
→ 【魚拓】兵庫県知事選挙における戦略的広報:「#さいとう元知事がんばれ」を「#さいとう元彦知事がんばれ」に|折田 楓
ところが、ネットの広報活動に金を払うことは、公選法で禁止されている。
そこで、上記の会社は、あわてて文章を改編して、「金はもらっていません」「無償でした」と示唆するように書き直した。( 修正の差分を取るとわかる。)
この件については、さらに詳しく指弾する文書も出た。
→ 兵庫県知事選挙における株式会社merchuの問題についての感想|ブースカちゃん
なお、のちに斎藤陣営の人は「金を払った」を述べているので、言い逃れはできそうにない。
22日午前、斎藤陣営の1人に、関西テレビが取材すると、「広告会社に金銭の支払いはある」と話しました。
( → 【速報】斎藤知事のSNS選挙「広告会社に金銭支払い」と陣営「法に抵触する事実はない」と斎藤知事代理人|FNN )
その後、「金は払ったが、ポスター代だから、SNS の代金ではない」というふうに、弁解した。
→ 斎藤知事側、選挙で企業に金銭「認められたもの」 SNS上で指摘 [兵庫県]:朝日新聞
しかしこれは、いかにも苦しい言い逃れだ。ポスター制作をしたのは別の会社だということはすぐにバレるはずだ。
となると、結局、「買収」と見なされて、違法と認定されて、当選は取り消しとなりそうだ。
で、結局、何がわかるか?
斎藤を当選させたのは、立花の動画と、広告会社の SNS 戦略である。後者は公選法違反の買収(運動員に金を払うこと)である。というわけで、斎藤が当選できた理由は、公選法違反の違法行為が原因だったのだ。
犯罪者である立花の動画と、斎藤本人による公選法違反の犯罪。この二つの犯罪的なことによって、斎藤は当選できた。今回の選挙の勝者は、犯罪者と犯罪だったのである。
※ 「斎藤が勝ったのは、斎藤が正義だったからだ」と主張する人もいるが、その理屈なら、「犯罪者が勝ったのは、犯罪が正義だったからだ」ということになって、論理が破綻する。本当は、勝敗と善悪は関係ないのだ。「勝ったから正義だ」というようなことは成立しないのだ。世の中には、悪が勝つこともあるのだ。……トランプやネタニヤフのように。プーチンや習近平や金正日のように。
※ 博打では、イカサマをして勝つことがある。ここでは、「勝ったのは、俺はいつも運がいいからだ」というようなことは成立しない。単に悪が悪ゆえに、不正に勝利しただけだ。今回の勝敗もまた同じ。仮に正義が発動すれば、公選法違反により、斎藤知事の当選は取り消される。「正義の勝利」などと威張っていた人々は、すべて失墜する。
【 追記 】
斎藤知事は近く、自発的に辞任する可能性がある。どうせ公選法違反で有罪になるのなら、自発的に辞任する方が、罪が軽くなるからだ。
ちなみに、前例では、柿沢未途 議員が、公選法違反で有罪になった。
インターネットに木村弥生前江東区長への投票を呼びかける有料広告を掲載させたとして、公職選挙法違反の買収などの罪で、今月14日、懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡されました。
( → 柿沢未途元衆議院議員 懲役2年執行猶予5年の有罪判決が確定 5年間公民権停止に | NHK | 事件 )
このときは、発覚後、辞任しないでいたら、逮捕された。その後に、拘置所から保釈されて、直後に辞職した。
12月28日、東京地検特捜部は、公職選挙法違反(買収)などの疑いで柿沢と政策秘書、公設第一秘書および私設秘書2名の計5名を逮捕した。
2024年1月18日、東京地方裁判所は弁護人によって出されていた柿沢の保釈申請を認める決定を出した。保釈保証金600万円は即日納付され、東京拘置所から保釈された。
同年2月1日、衆議院に議員辞職願を提出した。
( → 柿沢未途 - Wikipedia )
辞任しないでいたら、逮捕・収監されて、三週間も臭い飯を食うハメになった。それを繰り返すのか? それよりは、もうちょっとまともな判断をするのか?
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斎藤知事は、弁護士を立てて、釈明した。
→ 斎藤知事の代理人弁護士、知事選の広報「公選法に抵触していない」 ネット記事を巡りコメント|社会|神戸新聞NEXT
だが、続報で、受注会社側の新たな証言が出た。
→ 知事選SNS戦略提案とPR会社 記事で「斎藤氏に広報任された」 | 共同通信
→ 広告会社の社長の証言 | Streamable
斎藤知事は、もはや、あとがない状況だ。徳俵に足がかかっている。いくら踏ん張っても、土俵を割るのは時間の問題だろう。
選挙直前までは、違和感など持たなかったし、県民の大多数は斎藤を批判していた。
情勢が急転換したのは、立花の工作が始まったあとの2週間のことだ。
あなたの論理は、それを説明しない。
マスコミが敗北したわけではない、という話の解説。
理由はテレビで百条委員会で連日の様に責め立てられる様が映されいじめられているように見えた。このブログでも述べられているように映像というのは大きい。そんな中、知事選に出てきたことで悪いことしてないから出てくるんだなと感じ尼崎にいる知り合いに市長時代の稲村さんの事を聞き不評だったので斎藤氏にしたとのこと。
ネットに触れてない人でもこのように投票した人がいるので参考までに。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7ef14f73514c88e1674105531b266107acb1c8b0
>終盤には優勢に転じて、選挙日当日には大幅に優勢になった。これほどにも急激な変化があった。
>それは、「斎藤知事が正しいから・有能だから」というような理屈では説明されない。
>実を言うと、選挙期間中の急激な変化をもたらしたのは、立花の動画だけではない。もう一つある。それは SNS だ。
実を言うと言う割にソースなしw
しかも
>終盤には優勢に転じて、選挙日当日には大幅に優勢になった
はデマです。
そんな報道は存在しない。
1週間前の調査では、稲村ややリードでそれ以降、情勢に言及した報道機関はない。
当然、終盤に斉藤優勢などと報じた報道機関は有りません。
管理人さん、SNSのデマに騙されてるんじゃないの?
>終盤には優勢に転じて、選挙日当日には大幅に優勢になった。これほどにも急激な変化があった。
>それは、「斎藤知事が正しいから・有能だから」というような理屈では説明されない。
私は管理人さんと同じ見解だが、
「斎藤知事が正しいから・有能だから」という理由でも説明できます。
何故かというと、選挙序盤に、大きくリードを許していた候補が終盤に追いついて逆転した例などたくさんある。
https://i.imgur.com/AGDgfju.png
↑こないだの総選挙の三ツ林(の落選)。
他にもあるが、例えば2009年、民主党が大勝したときの、福井1区自民党の稲田朋美も終盤追い上げて差し切った。
したがって、SNS関係なくても、序盤苦戦から終盤追い上げて、当日にひっくり返した例はあるので、
立花以外の影響を指摘する声に「それはありえない」などと切って捨てる行為は、乱暴。
自分は相手の情報を独自見解と切って捨てるくせに、自分の情報はソースなし正当だと逆に相手の見解を切り捨てる。
傲慢ですね
> そんな報道は存在しない。
> 終盤に斉藤優勢などと報じた報道機関は有りません。
中盤では「斎藤が猛追」という報道がたくさん出ています。結果では「斎藤が大勝」で、接戦にすらならなかった。このあと事後的に「終盤に票を伸ばした」と報道された。たとえば、これ。
→ https://www.yomiuri.co.jp/national/20241117-OYT1T50023/
終盤に優勢になったのは、事後的に判明したんです。
> 当日にひっくり返した例はあるので、立花以外の影響を指摘する声に「それはありえない」などと切って捨てる
あなた、日本語読めますか? 私はそんなことは言っていないでしょ。
>> それは、「斎藤知事が正しいから・有能だから」というような理屈では説明されない。
と言っているんです。別の話をしないでね。
※ 有無を論じているのではなく、論拠の妥当性の話をしている。間違えないように。
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202410/0018236437.shtml
11/18 投票で重視ししたこと 公約や政策 39%
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202411/0018352487.shtml
仁田山さんの発言は十分妥当性がありますね。
(多分ソースがなかったので 仁田山さんが砂漠で吠えてるにすぎず、
仁田山さんが書き込んだ段階では妥当性がないというのは妥当という人がいる思います。誰かはしらんけどw)
現地の報告は下記にある。
→ https://anond.hatelabo.jp/20241116184931
これがずっと信頼できる。これひとつでなく、他にも同種の報告がとてもたくさんあるからだ。
こうして女社長の自白を得るので、斎藤は言い逃れができず、有罪になる。
そんな馬鹿な国民は無視してもらって結構ですね。そもそもそんな多くないでしょ
それは斎藤を支援した自民・維新のことだ。斎藤自身が既得権益層なんだ。
斎藤 v.s. 既得権益層
という構図を作り出したのは、立花だけだ。斎藤自身は、自分が既得権益層に属するのを知っているので、そんな構図を作り出していない。公約を見ても、そんな対立の構図は示していない。
→ https://saito-motohiko.jp/wp-content/themes/saito_motohiko_v3/img/saito-motohiko_20241023.pdf
人々は斎藤を「既得権益層への対抗者」だと思い込んでいるが、それは立花にだまされているんだ。
私はそんなことは言っていませんよ。それを決めるのは検察の権限だし。将来の推測を言っているだけです。
一般的には、司法取引という概念があります。その是非は、ここでは論じない。
❌ローコンテクスト
無駄にレス増やしてごめんなさい。
>> そんな報道は存在しない。
>> 終盤に斉藤優勢などと報じた報道機関は有りません。
> 中盤では「斎藤が猛追」という報道がたくさん出ています。
選挙の報道において、「猛追」とは5〜9%の差が開いていることを意味します。いくら「斎藤が猛追」という報道がたくさんあろうが、それはカエルさんの意見を否定したことにはなりません。
本当にこの選挙に関する管理人さん、見苦しいです。
この件に関してはバカらしくて放置していたのですが説明します。
報道機関による情勢報道では
2週間前 稲村優位(10P以上)
1週間前 稲村ややリード(斎藤猛追)(5〜9Pリード)
当日の出口調査 斎藤僅差リード(2P程度)
選挙結果 斎藤ややリード(大幅に優勢という管理人さんの表現は間違い。開票結果では、斎藤稲村は6Pしか離れていない)
管理人さんは読売の選挙後のリンクを引っ張ってきて、
選挙週中に斎藤が優勢になり当日に大幅にリードしたと言ってるんですね。
どの調査を見ても、斎藤が優勢(5P以上のリード)を保った瞬間は有りません。
これはNHKが斎藤の当選確実を出したのが、午後11時近くだったことからもわかる。
NHKの当選確実を出す基準は、出口調査と大票田の開票状況です。
例えば、出口調査では、斎藤が勝ってそうだが、統計学的に99%とまでは言えない。
そういう時、稲村が強いと見られる大票田の開票状況をみて、斎藤が善戦してることを確認し、
全域で斉藤優勢とみて当確を出します。
事実、NHKが当確を出したのは、神戸市の開票が始まって数十分後でした。
こういう経過を知らない人は、無駄な情報をいっぱい探して、人格攻撃と共に自分の正しさを主張してくるんですね。
そもそもこの選挙はずっと稲村優勢だったんですよ。
自民党が稲村を推してるんだから。
選挙中の稲村の記事を見ればわかるが自民党の国会議員までも応援に入ってる。
こういう自明の理すら確認しない。
そして「ヒトラーとゲッペルスみたいに大衆を騙して圧勝したんだ〜」
「既得権益の自民党と維新をジェンヌダルク稲村がやっつけるんだ〜」という世界で悦に入っちゃう。
今回も全部そうです。
公益通報者保護法という中学生でも読める内容の法律を読まないから、最初からデマに騙されて、
それにもどづく立論をして、見当違いのソースを引っ張ってきて、間違った結論を出すんですね
なのに本項では、いまだに斎藤支持を続けている人がいるようだ。立花も斎藤も犯罪者だと判明しているのに、犯罪者を支持するわけだ。
彼らが過去の自分を反省のは、いつになるのだろう? それとも永遠に犯罪者を支持し続けるのだろうか?
> 兵庫県知事選挙で再選を果たした斎藤元彦知事。111万票を獲得した圧勝の勝因として、「SNS」で有権者を味方につけたことが指摘されている。
https://news.ntv.co.jp/n/ytv/category/society/yt59564a0d06ad45129e68e9944418317f
ここでも「圧勝」と表現されている。他にも「圧勝」と表現する記事は多い。
→ https://x.gd/704jY
斎藤知事は犯罪者ではありません
前例の柿沢未途に倣えば、懲役2年執行猶予4年になるでしょう。
(1) 街頭演説に異常なほど多数の群衆が集まった。
https://budou-chan.jp/topic20241115/
https://www.instagram.com/shiroiwakazuya/p/DCMK92LvNXg/
(2) 地元の県民情勢では選挙の話題が異常に過熱しており、「SNS で真実を知ったので斎藤支持になった」という人が多いという地元情報が出た。
https://anond.hatelabo.jp/20241117192147
この手の情報が多く流れてきたので、終盤に斎藤の支持率が高まってきたことはわかっていたし、最終的に斎藤が逆転勝利することも十分に(可能性として)予想の範囲内にあった。ただ、勝つとしても接戦だろうと思っていたので、こんなに大差で勝利するというのは意外だった。
犯罪の嫌疑がネット上で話題になっていますが、犯罪者ではありません。
弁護士のライブでは次の様な発言があります
(1)斎藤知事がポスター代を依頼、そのあと自主的にOさんがボランティア活動をした場合は問題なし
(2)noteを見るとOさんの会社が活動していたのは間違いなく(選挙期間中に支持を劇的に増やすという主旨)
そこに斎藤知事の依頼があったか、業務の請負契約があったかが問題になる
(3)斎藤知事は「ポスター代を依頼しただけ」と言い切っているのでOさんが正しいか、表現の違いだけなのか問題がある
(4)斎藤知事は、前局長処分やその発言についてもそうだが、法的リテラシーが不足している
(5)公職選挙法における選挙運動は明確な定義がない。
したがって、斎藤知事の依頼、Oさんの業務、裁量がどちらにどの程度にあるか、主体がどちらにいえるか、
総合的に判断することになる。その場合、公選法221条違反、買収罪になる恐れがある。
(6)したがって、専門家でも、確実に白とも言えないし黒とも言えない
(7)勘違いしている人が多いが木村弥生氏、柿沢未途氏と今回は全く違う。
判例・実務では公職選挙法で立件される場合、選挙運動は狭義に適用される。
それは直接投票をお願いすること。
木村弥生氏、柿沢未途氏は、インターネット広告で、思い切り「投票お願いします」とやってしまった。
そんな苦し紛れの嘘を信じるなんて、どこまで斎藤信者なんだか。普通の人はそんな嘘を信じていませんよ。
カエルさんはもはや、常識的な判断力をなくしているね。犯罪者の苦し紛れの嘘を真に受けるようになったら、人間、おしめえよ。
> 自主的にOさんがボランティア活動をした
ボランティアではなくて会社の正規の業務として請け負いました、と女社長が証言している。その文書がネットで公開されている。
※ 調べればすぐにわかる。
> 「投票お願いします」
その言葉があるかどうかは関係ない。どんな言葉であっても、選挙運動のための活動に金を払うだけで、買収が成立する。たとえば、選挙事務所で活動する人に多額の給料を払うだけで、買収が成立する。言葉は買収成立の要因とはならない。
>カエルさんはもはや、常識的な判断力をなくしているね。
誤読です。私の見解は示していません。弁護士の見解です。
しかも(1)は今回の件に関する、斎藤知事の発言であり、それに対する評価ではありません。
>ボランティアではなくて会社の正規の業務として請け負いました、と女社長が証言している。
繰り返しますが、弁護士の見解です。
事情聴取でO氏が「調子ぶっこいて、大きく発言しました」と弁明する可能性があり
それを当局がどう捉えるかはわかりません
>その言葉(注:「投票お願いします」)があるかどうかは関係ない。どんな言葉であっても、選挙運動のための活動に金を払うだけで、買収が成立する。
>たとえば、選挙事務所で活動する人に多額の給料を払うだけで、買収が成立する。言葉は買収成立の要因とはならない。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240614/K10014480771_2406141213_0614121325_02_04.jpg
木村弥生氏は、区議に100万円を支払った(これが買収)、ネットに有料広告(公選法142条https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC1000000100でこれが「投票お願いします」という行為)で
有罪になりました。
今回、斎藤知事とO氏に嫌疑がかけられているのは、管理人さんの仰るとおり、選挙運動のための活動に金を払うことが公選法の買収罪です。
今回の件(買収罪)と柿沢未途氏、木村弥生氏(直接運動報酬を支払ったことの買収罪と、公選法142条インターネット広告違反)とはまったくケースが違います
>カエルさんはもはや、常識的な判断力をなくしているね。犯罪者の苦し紛れの嘘を真に受けるようになったら、人間、おしめえよ。
今回の議論において、斎藤知事を支持するような発言をしたことは1度もありません。
読者の方はよくわかっておられると思います。
(私の「政治権力闘争に斎藤が勝っただけ」「季節外れのお祭り」
「稲村氏は自分の政策をPRすればよかった」「稲村さんは地元尼崎市では圧勝したように彼女の市政は評価されていたはず」発言などから明らか)
女社長が嘘をついたということ? まさか。ありえないでしょう。詐欺師じゃあるまいし。
請け負ったと証言しているんだから、ちゃんと経理に計上されているはずです。選挙運動に携わった従業員の給料明細を見るだけで、買収は証明されます。
証拠はあちこちにたっぷりと残っている。普通の企業活動をする限り、証拠を隠滅するはずがない。証拠を湮滅したら、所得隠しで、税務署の査察が入るぞ。
>女社長が嘘をついたということ? まさか。ありえないでしょう。詐欺師じゃあるまいし。
>請け負ったと証言しているんだから、ちゃんと経理に計上されているはずです。選挙運動に携わった従業員の給料明細を見るだけで、買収は証明されます。
>証拠はあちこちにたっぷりと残っている。普通の企業活動をする限り、証拠を隠滅するはずがない。証拠を湮滅したら、所得隠しで、税務署の査察が入るぞ。
十分ありえます。
斎藤知事が支払ったポスター代は、のちに公開されますから、当局がその額とO氏の会社の額を突き合わせればすぐにわかります。
もし管理人さんが言う通り、ポスター代<報酬額 だったらアウト。
問題は「=」だった時でこの時
・ポスター代だけであとはボランティアでやった
・ポスター代だけもらっていたが、選挙後報酬をもらう予定でやった(「=」の状態なのでまだお金をもらってない)
の2つが考えられる。
この時「うれしかったのと、宣伝したかったから話をもった」と言えば、起訴されません(公判維持できない)
だから、「犯罪者」とは言い切れないということです。
柿沢未途と木村弥生はインターネット広告で「投票お願いします」とはっきりやってしまったから明快な証拠になったのです
ネットに出ているので、調べればすぐにわかる。
公選法違反をしたこと自体か? いや、そのこと自体は、知事としての能力には関係しない。不公正なことをした悪人ではあっても、知事としては優秀かもしれない。だから、法律違反の犯罪者であること自体は、根本的ではない。根本的に悪い点は、別にある。
第1に、法律に無知であることだ。何が公選法違反になるかについて、法的に無知でありすぎた。部下に調査させる知恵さえもなかった。無知で無能でありすぎた。知事としての能力が足りなかった。(法学部出身ではないせいかもね。専門知識の欠落。)
第2に、法律を守ろうとする遵法精神がなかった。だから、公益通報の件でも法律を守ろうとしなかったし、公選法の件でも法律を守ろうとしなかった。法律を守る気がないから、あっさりと違法行為をした。……要するに、遵法精神がないのであり、その根源は、人としての倫理観がないことだ。これこそが、本件の本質だったと言えるだろう。
むしろ、今回のこの場での議論では終始稲村寄りの立ち位置です。
彼女は兵庫県議会や兵庫県政の問題とは離れた第三者の立ち位置で、
自民党、立憲民主党などから応援してもらい立候補しました。
彼女はその応援と、尼崎市での12年の市政が評価され、終始リードしていた。
しかし討論会への参加に積極的ではなかった結果、
立花らが生み出した熱風とも言えるブームに巻き込まれ、
彼女の政策、人柄などがPRされることなく、選挙は「斎藤か否か」が争点になり敗北しました。
ただその差は約6P差。
尼崎市では勝利し、多くの郡部でも稲村氏の得票が多いところもあった。
これらは私が主張してきたことです。
「斎藤信者」「犯罪者の苦し紛れの嘘を真に受けるようになったら、人間、おしめえよ。」と断罪されたのは
やや心残りです。
それと、管理人さんの「斎藤は犯罪者」という発言は、議論した結果、
あまりに公平性を欠いていると思います。
以上は私の感想でありレスはいりません。
他の読者の方にそのご判断をお任せしたいと思います。
しかし、次の記述がある。
> 労働時間中であるにもかかわらず従業員に選挙運動を手伝わせ、当該手伝いの業務中も賃金を支給した場合、買収罪の可能性が生じること(公職選挙法第221条第1項第1号)
https://media.ys-law.jp/compliance/post-824/
> 第二百二十一条 次の各号に掲げる行為をした者は、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。
一 当選を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて選挙人又は選挙運動者に対し金銭、物品その他の財産上の利益若しくは公私の職務の供与、その供与の申込み若しくは約束をし又は供応接待、その申込み若しくは約束をしたとき。
https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC1000000100#Mp-Ch_14
つまり、会社側が無償で労務を提供した場合には、会社側が買収したことになる。会社は、買収される側から、買収する側になる。
この場合、女社長は「買収になると知らないで業務を請け負った」という弁解は成立しないので、女社長は思い刑罰を免れない。懲役2年、執行猶予4年が妥当だろう。
さらには、会社の本業で真っ向から違法行為をしていたことに成るので、会社の信用は著しく毀損される。会社の倒産は免れないだろう。破綻により、莫大な損失を負う。数千万円の損失となる。
一方で、斎藤の側は、買収する側から買収される側に転じるので、懲役1年、執行猶予2年ぐらいに減刑される。しかしながら、たとえ減刑されても有罪だから、知事の資格を失うことには変わりはない。
結局、この道を取った場合、斎藤はやはり知事の資格を失う。一方で、女社長の側は莫大な損失を負う。嘘をついて大幅に損するわけだ。そんなことをうするはずがない。
ゆえに、この道を取ることはない。つまり女社長は、正直に語るはずだ。「買収したのではなく、買収されました」と語るはずだ。「無償で請け負ったのではなく、会社の正当な業務として請け負いました」と。
その場合、女社長は起訴猶予となり罰されない。一方で、斎藤の側は重い罰を受ける。こうして正義は果たされることになる。
以上が、将来の見通しだ。
これは失礼しました。上記の発言は、取り消します。
カエルさんが、「それは誤読だ」と指摘したので、それで話は済んだと思っていて、返信しませんでした。たしかに誤読でした。発言者は、カエルさんでなくて、斎藤側の弁護士でしたね。発言者を取り違えていました。間違いをお詫びします。
わかりました。
私の方も失礼な発言が多かったことをこの場にて
謝罪いたします。申し訳ありませんでした。
今後ともよろしくです。
>一方で、斎藤の側は重い罰を受ける。こうして正義は果たされることになる。
>以上が、将来の見通しだ。
先ほど、BSフジに若狭弁護士が出演しており、主旨として
「斎藤知事の記者会見の内容は苦しい。70万円とは別にお金が動いていた場合、買収罪になる恐れがある。
またお金の動きがなくても、事前収賄罪の可能性がある。
ただ、刑事告発から仮に起訴されるまで、半年以上かかるのが通例で、最高裁判決までは4年以上かかる可能性が高いだろう」
とのことです。
2019年10月、買収が報じられる。
2020年3月、秘書が逮捕される。
2020年6月、秘書に有罪判決。翌日、河井夫妻が逮捕される。
2021年3月、保釈が認められる。会見して、無罪主張を取り下げて、有罪を認める方針に転じた。議員も辞職。その後、政界引退を表明。
2021年6月、実刑判決。懲役三年。保釈が取り消されて、収監される。
2021年10月、控訴を取り下げて、実刑が確定。
その後、満期の半年前に仮釈放となる。
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以上からすると、まずは女社長が逮捕される。その時期は、半年後かもしれないが、早ければ3カ月後だ。逮捕の3カ月後に判決が下る。
その翌日に斎藤知事も逮捕される。それから9カ月後に保釈されるが、さらに3カ月後に実刑判決が下る。そのまま収監されて、臭い飯を食う。
控訴しても、保釈は認められないことが多いそうだ。政界引退を約束すれば、情状酌量を受けて、保釈が認められる可能性もある。
知事が逮捕されると、通常、不信任案が決議されて、知事は失職する。その後に知事選が行われる。
私の予想では、斎藤知事の逮捕は3〜6カ月後。知事の不信任は、そのあとで。
ただし、次の議会で紛糾して、早めに不信任が再決議される可能性もある。