補足的な話をいくつか。落ち穂拾いふうの話。
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公明党の新代表
公明党の新代表は、若手の 中野洋昌 になる見込み、と記した。
→ 連立政権の行方 .5: Open ブログ
しかしその後、情勢が変化して、高齢の 斉藤鉄夫(72)を新代表に選任した。
→ 公明の斉藤鉄夫新代表 …「清新な温かい党の構築を目指す」 : 読売新聞

これでどうなったか? この人が「首相の持ち回り」で首相の座に着くことは、あり得るか? それは、何とも言えない。国土交通相の経歴があるので、首相の仕事ができないとは言えない。しかし、72歳という年齢はネックだ。首相の激務に耐えられるかどうか。たぶん、辞退しそうだ。
ただ、そうなったとしても、これまでの話の趣旨は変わらない。もともと「公明党は辞退するだろう」と予想していたからだ。また、辞退しようが辞退しまいが、どっちでも構わない。それは公明党の都合だ。どっちでも好きにしたらいい。
( ※ 大事なのは、公明党が四党連立に参加するということだけだ。参加しさえすれば、あとは、首相が誰になろうと、関係ない。なぜなら、もともと三人〜四人の副首相の合意で政権を運営するので、頭となる首相が誰であるかは、あまり大きな問題とならないからだ。)
自民
これまで四党連立という案を示してきた。仮にこれが実現したら、自民党は永続的に政権から排除されてしまう。それはまずい。困った。どうする?
そこで、困ったときの Openブログ。自民党のために、うまい案を出そう。こうだ。
「国民党と合体する。現在の国民党議員の全員を、自民党に迎え入れる。次期選挙では自民党議員として公認して、自民党の旗で選挙運動をする。これで当選確実となる」
これを聞いた国民党の議員は狂喜乱舞する。
「おれたちはもともと自民党に入りたかったのに、入れなかったクチだ。なのに、正式に自民党議員になれるのなら、念願の夢が叶ったことになる。大歓迎!」
こう言って、喜んで自民党に入るだろう。かくて、国民党議員がこぞって自民党籍に転じるので、自民党の過半数維持が成立する。自民党の安定政権ができる。自民党が選挙で敗北したという結果は、藻屑と消える。

だが、こうなると、裏切られた国民はいきり立つだろう。
「国民党にだまされた! 詐欺師め!」
でもね。国民党というは、もともと第二自民なんだよ。自民の二軍なんだ。一軍に入れなかったから、とりあえず二軍に入っているんだ。その後、一軍が戦力不足になったら、二軍から引き上げる。そうなるのは当然だろう。
だから、だまされる一般国民が愚かすぎたんだ。自民党を批判したつもりで、国民党に投票しても、しょせんは何にもならない。国民党は自民党の予備選力だからだ。国民党なんかを信じる方が馬鹿だ、と言える。
というわけで、自民党としては、国民党を四党連立に取り込む前に、国民党を呑み込んでしまえばいいのだ。自らの養分とするために。……それが私の推奨だ。
( ※ そうなる前に、野田が四党連立を構築すれば、それを阻止できる。だが、野田は馬鹿すぎるので、タナボタを夢見て待つ以外には、何もできないでいる。)
※ シリーズはこれで おしまいです。 THE END.

バ〜イ