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前々項では、自民党の支持率低下について、こう述べた。
それは経済状況だ。
具体的に言えば、低すぎる賃上げだ。賃上げ率があまりにも低いので、物価上昇に追いつかない。つまり実質賃金低下だ。これでは生活が苦しくなる。特に、一般物価は3%ぐらいの上昇だとしても、食料品物価は 15%もアップしている。生鮮食品は 20%もアップしている。
( → 衆院選の情勢(2024): Open ブログ )
これについて典拠はあちこちにあるのだが、まとめて示すには、AIに質問するといいだろう。
そこで質問してみたのだが、Gemini はまともに答えてくれない。Felo、Perplexity は、2023年の話をしている。ただし、ChatGPT と Genspark は、ちゃんと答えてくれた。以下に引用しよう。
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質問:食品物価は、どのくらい上がったか?
ChatGPT の回答:
2024年の食品物価は、過去数年間にわたる物価上昇の影響を強く受けています。2022年以降、特に輸入原材料費の高騰やエネルギーコストの上昇が主因となり、企業は価格を転嫁せざるを得ない状況が続いています。その結果、2023年から2024年にかけて、食品価格は例年にないペースで上昇しました。
2023年の半ばからピークを迎え、8月以降は特に顕著な上昇が見られ、物価上昇率は歴史的に高い水準に達しました。消費者物価指数によると、食品全体で年間5%を超える値上がりが見られた一方、個別の食料品によってはそれ以上の上昇が報告されています。
Genspark の回答:
日本における食品物価は、2024年に入ってからも大幅に上昇しています。特に、10月には約2900品目の食品が値上げされる見込みで、これは今年に入って最も多い数字です。具体的には、コシヒカリを除く「うるち米」が42%上昇し、輸入牛肉は14.7%、トマトは12.7%の値上がりが報告されています。
この値上げの背景には、異常気象による農作物の不作や原材料費の高騰、円安の影響が挙げられます。特に、猛暑や大雨などの影響で野菜や果物の価格が急騰しており、これが消費者物価指数にも反映されています。
また、帝国データバンクによると、2024年11月までに予定されている飲食料品の値上げ品目数は1万086品目に達する見込みで、平均的な値上げ率は17%とされています。
このような物価上昇は特に低所得者層に大きな影響を与えており、生活必需品である食料やエネルギーの価格高騰が家計を圧迫しています。消費者は価格上昇を受けて買い控えをする傾向が見られ、一部のメーカーでは価格据え置きや内容量減少による「実質値上げ」を選択する動きもあります。
今後も物価上昇は続くと予想されており、特に秋以降にはさらなる値上げラッシュが見込まれています。政府による支援策やエネルギー価格の変動も影響を与える可能性がありますが、全体としては高止まりする傾向が続くでしょう。
上の Genspark の回答は半月前のものだが、本日では次のような回答となった。
2024年10月における食品物価の上昇は、非常に顕著なものとなっています。特に、10月には2911品目の食品が値上げされる見込みで、これは2024年で最も多い数です。
食品カテゴリ別の値上げ: 10月には、飲料水やお茶などを含む「酒類・飲料」が1362品目で最も多く値上げされます。また、加工食品や菓子類も673品目および237品目で値上げされる見込みです。


というわけで、10月からの値上げは大変である。家庭を直撃する。(私の身近なところでも、マヨネーズの値上げが判明している。)
こうなると、人々の不満は高まる。ならば、自民党の支持率が下がるのもむべなるかな。(わざわざ嵐の中で選挙をする馬鹿。石頭なんだろう。)
※ おまけに石破首相は裏金議員に 2000万円を拠出することを(嘘で)正当化している。国民のヒンシュクを買うとも気づかずに。
→ 石破首相「報道に憤り覚える」 非公認候補側2000万円支給:時事ドットコム
[ 付記1 ]
ただし一方で、10月から児童手当はアップする。特に3人目はそうだ。高校生や、高所得世帯も、有利になる。詳細は制度を調べるとわかる。
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いちいち調べなくても、支給される額が自動的に増えるので、大丈夫だろう……と思ったが、違った。制度は不親切な設計なので、申請しないと、手当をもらえない。
ふざけている。馬鹿にしている。何のためにマイナンバーがあるんだ。政府自身が、頭が悪すぎて、マイナンバーを使えずにいる。そのせいで国民は、もらえるはずの金をもらえなくなることもある。
こんなにも馬鹿な政府をどうしてくれよう。選挙でたたきつぶすしかないね。……と思ったけど、立憲や国民党はもっと馬鹿かもしれないぞ。(都知事候補の誰かさんはともかく。)
[ 付記2 ]
値上げの理由は? 日銀の低金利政策のせいだ。
低金利 → 大幅円安 → 輸入物価上昇(原料も) → 国内物価上昇
という経緯になる。現状の大幅値上げは、自然現象によるものではなく、人為的に引き起こされたものだ。(温暖化もいくらかは影響しているが。)