──
SNS 闇バイト強盗犯が続出している。普通のバイトのフリをして募集したあと、免許証で身元を確認してから、「強盗をやれ。やらなければ実家の家族を皆殺しにするぞ」と脅迫する。……こうして素人が強盗を無理強いさせられる。
→ 【闇バイト】普通のバイトだと思って応募して集合場所に行き、身分証とスマホを見せいざ仕事が始まったら強盗だった - Togetter
そのあげく、殺人に手を染める人まで出てくる。
→ 「SNSのバイトに応募」 横浜強盗殺人逮捕の男が供述 札幌の事件も「闇バイト応募」 - 産経
警察も黙って手をこまぬいているわけではなく、「通報して」と PR している。
自分自身や家族への脅迫が理由であっても #強盗 は凶悪な #犯罪 です。
— 警察庁 (@NPA_KOHO) October 18, 2024
犯罪に関わってはいけません。勇気を持って抜け出し、すぐに警察に #相談 してください。
警察は相談を受けたあなたやあなたの家族を確実に保護します。
安心して、そして勇気を持って、今すぐ引き返してください。#警察 pic.twitter.com/NrS2kHk85x
「家族を確実に保護します」というが、どこまで守ってくれるかは、心許ない。24時間完全警備というわけにも行かないだろうから。
──
では、どうすればいいのか? 何とかして首謀者を逮捕すればいいのだが、現実には、首謀者にはたどり着かないのが普通だ。なぜなら、首謀者は telegram または signal という匿名暗号アプリを使っているからだ。これは秘匿性を目的として開発されただけあって、とても発信者にたどり着けそうにない。
困った。どうする?
そこで、困ったときの Openブログ。うまい案というほどではないが、かろうじて対策となる案を出そう。こうだ。
「 telegram または signal という匿名暗号アプリの使用を禁止する。これらのアプリを(日本国内では)ダウンロードできないようにする」
これはユーザーの利便性を損なうので、「やりすぎ」と思う人も多そうだ。しかし、このくらいのことをやらないと、犯罪の続発は防げそうにない。犯罪に利用する道具は使用を制限するのが当然だ。ちなみに、次のものも制限されている。
・ マネーロンダリングの手口
・ 殺傷兵器である銃器の保持。刃物の携帯
これらは犯罪に利用されることがあるから、かなり厳しく制限されている。そのせいで一般市民の利便性がいくらか損なわれることもあるが、だとしても甘受せざるを得ない。社会を犯罪から守るためには仕方ない。
この立場の上で、 telegram または signal については使用を禁止にするべきだろう。
※ 事情は Winny に似ている。(開発者を処罰する必要はないが、使用を禁止するのはやむを得ない。)
──
《 注記 》
本項の話で大事なのは、次のことだ。
「この犯罪は社会の問題だと思われているが、実は情報技術の問題である。そう理解した上で、情報技術の面で解決するべきだ。アプリの頒布禁止という措置がその一例だ」
「一般人を対象とした啓蒙や法制度は特に必要ない。特定の企業を対象として、頒布禁止の措置を取るだけでいい」
【 関連サイト 】
→ 強盗団の件、犯罪エアプの人達は平和ボケしすぎ
→ 【独自】一連の強盗事件 通信アプリ「シグナル」で 警視庁 | TBS