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立憲の野田代表は、共産党との選挙協力を否定して、維新と選挙協力をしたい、という方針を示した。
→ 立憲民主党の野田佳彦代表、野党協力に壁 共産党が衆院選の擁立加速 - 日本経済新聞
これに対して共産党は、「わかった。それじゃ選挙協力をしない」という方針を打ち出した。つまり、「独自候補を立てる」という方針だ。それを最大数の選挙区で実施するそうだ。
田村智子委員長は「小選挙区にも最大限候補者を立て、勝利のために奮闘する」と表明。
田村氏は立民の野田佳彦代表が集団的自衛権行使を認めた安全保障関連法の即時廃止に慎重なことに言及。
( → 共産、衆院選で最大限擁立 立民との協力見直し:時事ドットコム )
「集団的自衛権行使を認めた」というのは、歴代の自民党政権でも、安倍政権が初めてやったことだ。以後の自民党内閣は、集団的自衛権には特に言及しなかったし、実施もしなかった。だから、「集団的自衛権行使を認めた」という野田佳彦は、自民党のなかに置いても最右派のタカ派に属する。
そもそも集団的自衛権は、従来の内閣法制局の解釈では「憲法違反」だ。だから、憲法違反になる集団的自衛権を是認するのは、違憲となる独裁政権を認めるということになる。
つまり野田は、保守派のなかでもウルトラ・タカ派だ。こんなのを共産党が認めるわけがない。
共産党としては、野田・立憲と手を結ぶぐらいなら、進次郎・自民と手を結ぶ方がマシだろう。つまり、「共産党が自民党と協力する」ことはあっても、「共産党が(野田の)立憲と協力する」ことは絶対にありえない。もはや選挙協力は瓦解する。
となると、どうなるか? 共産党の票が減るのだから、立憲の小選挙区議員は大半が落選する。たとえば、枝野がそうだ。
埼玉5区:衆院選2021
枝野 幸男 113,615 票
牧原 秀樹 107,532 票
共産党の票がなければ、明らかに落選する。
他の選挙区も、多くの立憲・議員が落選するだろう。
立憲は、党消滅の危機を迎えることになる。
困った。どうする?
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そこで、困ったときの Openブログ。うまい案を出そう。こうだ。
「立憲は、党を分裂させればいい。
・ 共産党と選挙協力を結ぶ、左派
・ 共産党と選挙協力を拒む、右派
この二つに分裂して、生き残りを賭けて戦えばいい」
その結果は? 前者は、ほぼ現有議席のままだろう。後者は、一部の議員を除いて、ほぼ壊滅だろう。
こうして、立憲の右派はほぼ壊滅する。一方、半分ぐらいは左派となって、生き残る。立憲の勢力はかなり減るが、半減ぐらいで済みそうだ。党消滅の危機を避けることができる。
野田佳彦はかつて、消費税増税によって、民主党政権を崩壊させた。そういう前歴がある人物を、立憲はふたたび代表に据えた。彼らは、政権を崩壊させるだけでは済まずに、党そのものを消滅させたがっているようだ。
立憲はレミングである。ひたすら滅びるために、群れて進むしかないのだ。愚かなネズミの知恵というのは、そういうものだ。

レミングの集団自殺(想像図)
※ ただし、滅亡を避ける方法はある。ひたすら滅亡をめざす群れを離れて、生き残るために、独自の道を進むことだ。それが「分裂」という方針だ。
[ 補足 ]
具体的には、次の手順で。
・ 立憲の左派議員が集団離党して、「第2立憲」を結成。
・ 第2立憲は共産党と共闘して、小選挙区で生き残る。比例区も。
・ 元の立憲は、総選挙で壊滅的に減る。
・ 選挙後、第2立憲が立憲に合流する。
・ 第2立憲の議員が多数派となり、立憲を乗っ取る。
・ 保守系議員が減ったので、野田代表を追放する。
・ 新たにリベラル系の代表を選ぶ。
・ 野田は、前原 と組んで、維新へ合流。
> 各地で野党候補が競合する状況に、「このままでは票が割れ、野党候補は軒並み落選する。得をするのは自民だけ」(立憲中堅)との悲鳴があがる。
https://digital.asahi.com/articles/ASSB23F4PSB2UTFK00JM.html
絶滅コースを取っているとわかっているのに、絶滅コースから離れようとしないまま、あえて絶滅に向かうコースを取り続ける。
愚かとしか言いようがない。それが ネズミ脳だ。
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立憲はせめて、大阪の維新の選挙区で、対抗馬を立てて、維新の候補を絶滅させるべきだ。(共倒れを狙う。)
なのに、そうしない。維新に攻撃されるだけで、自分からは攻撃しない。専守防衛という愚かな方針。
このままでは野党第一党は維新となり、立憲は壊滅状態だな。野田はひたすら維新と自民のために奉仕する。これほど優秀な工作員(スパイ)はいないね。一人で立憲を崩壊させる、最優秀の工作員だ。
かつては民主党政権を崩壊させ、今度は立憲民主党を壊滅させる。史上最強のリベラルキラー。シリアルキラー(連続殺人犯)だね。