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東の慶尚道と、西の全羅道は、区別される。
・ 慶尚道 …… 現与党支持(右派)・やや親日
・ 全羅道 …… 現野党支持(左派)・強い反日
このようなことは、しばしば言われる。たとえば、次の解説がある。
私が驚いたのは、韓国にこんなにも左派支持派が多いということである。
韓国で左派といえば北従思想のことを指し、また左派を革新派と呼ぶ。
今回の大統領選でも革新派の李在明の票をみると、全羅道(チョルラド),仁川(インチョン)と済州島は異常である。
李在明の全羅道の票獲得率が84%と驚異的な強さであり、仁川、済州島も似た感じであった。
( → 「在日3世」の私が驚いた「日本大嫌い、北朝鮮大好きな韓国人」への“強烈な違和感”(豊 璋) | マネー現代 | 講談社 )
出典:FRaU
このような東西対立について、概説を得るために、AIに質問して、回答を得た。
Perplexity の回答 1
慶尚道と全羅道の政治傾向には、長年にわたる地域対立を反映した明確な違いが見られます:
慶尚道の政治傾向
- 保守系政党の強い支持基盤
- 朴正煕政権以降、与党や保守系政党の候補者が強い支持を得る傾向
- 民主自由党およびその後継政党の候補者が大統領選挙で優位
- 進歩系・改革系政党の強い支持基盤
- 金大中の平和民主党およびその後継政党の候補者を強く支持
- 与党や保守系政党に対する反発が強い
近年の変化
- 2017年大統領選挙では、慶尚南道出身の文在寅(共に民主党)が釜山市、蔚山市で初めて1位となり、地域対立の弱まりを示す
- 慶尚南道(慶南)は慶尚北道(慶北)よりも全羅道勢力に対して包容的な傾向がある
- 文在寅と安哲秀の慶南勢力が全羅道勢力と連携し、全国的な支持を得ようとする動きがある
政治的影響
- 大統領就任後の人事に地域性が強く反映される傾向(例:金大中大統領による全羅道出身者の重用)
- 地域対立が選挙結果に大きな影響を与え、政策議論よりも地域感情が優先されることがある
Perplexity の回答 2
現代政治における対立の激化
1960年代以降、特に朴正煕政権下で対立が顕著になりました:
- 1963年の大統領選挙では、朴正煕が全羅道で多くの票を獲得
- しかし、朴政権は慶尚道出身地域を優遇し、全羅道を冷遇
- 1980年の光州事件が決定的な転換点となり、対立が深刻化
近年の変化
2000年代以降、地域対立の解消が政治的課題として認識されるようになりました:
- 2002年の大統領選挙で、慶尚南道出身の盧武鉉が全羅道勢力と連携
- 地域を超えた政治連携の試み
- 一部の選挙結果に地域対立の弱まりが見られる傾向
Gemini の回答 2
- 歴史認識:
- 慶尚道: 比較的歴史的な対立が激しくなく、日本との交流も盛んだった地域のため、日本に対して比較的客観的な見方をする傾向があると言われています。
- 全羅道: 日韓併合期に日本による抑圧が激しかった地域であり、その歴史的記憶が根強く残っているため、日本に対して批判的な見方をする傾向が強いと言われています。
以上を踏まえて、私の見解を示そう。(私見を含む。)
東の慶尚道と、西の全羅道は、区別される。
・ 慶尚道 …… 現与党支持(右派)・やや親日
・ 全羅道 …… 現野党支持(左派)・強い反日
このことは、事実としてある。問題は、その背景だ。それは、次のことだろう。
「韓国の朴大統領の時代に、日本の超巨額の賠償金を得て、韓国経済は大いに発展した。特に、ポスコ(浦港製鉄所)は代表的だ。
ここまでは日本でも広く知られている。問題は、その場所だ。
浦港製鉄所は慶尚道にある。日本の超巨額の賠償金で経済発展したというが、その経済発展という果実を得たのは、(朴大統領の地元である)慶尚道だけだった。全羅道は経済発展から取り残された。
従って、日本がいくら「巨額賠償金で韓国の経済発展に貢献したぞ」と言い張っても、その言葉は全羅道の人々には届かないのである。
「巨額の賠償金? それは慶尚道でストップしており、こっちには回ってこないんだよ。つまり、巨額の賠償金は、おれたちの手元には届いてこない。とすれば、日本は何も払っていないのと同様だ。だから今から日本は改めて金を払え。慰安婦や徴用工の賠償金を改めて払え」
これに対して日本政府は「すでに一括して巨額賠償金を支払い済みだ」という立場だ。しかしその金は、全羅道には届いていないのだ。だから、問題は解決しない。
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ここから得られる結論は、こうだ。
「日本の金を独り占めしたのは、慶尚道だ。だから、慶尚道が、かつて独り占めした金から、相当部分を全羅道に払えばいい。韓国の国内問題として、慶尚道から全羅道に富の移転をすればいい。とはいえ、放置していては、そうはならない。だから、日本政府が率先して提唱して、このような富の移転を促せばいい」
このようにすれば、全羅道の人々は、富の移転を得て、大きく利益を得られる。慰安婦や徴用工どころか、その何万倍もの金を得られる。しかも、そういうふうになるのは、日本政府が口添えするからなのだ。日本政府の口添えのおかげで、全羅道は豊かになれるのだ。
こういう形で、全羅道と慶尚道と日本政府が、仲良く協議できる場を、設置するといいだろう。このことで、三つの領域がたがいに仲良くすることで、民族の敵対問題も解消していくだろう。「仲良くすればするほど、多額の金が入る」と理解すれば、全羅道の人々も自然に反日感情が薄らいでいくだろう。
こうして「平和と友好で、全員が得する」という win-win-win の関係を構築できる。
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全羅道の人々には、積年の恨みがある。ちょうど、長州のように。それを晴らそうとして、戊辰戦争が起こった。すると、大量の死者が出た。(日本の内戦では歴史上最大級の死者数とも言われる。関ヶ原の戦いの死者数にほぼ匹敵する。)
このような大量の死者を出す恨みというのは、愚かしいことだ。そうならないように、全羅道の恨みを解消するべきだ。そもそも、日本人は、全羅道の恨みがあるということすら気づいていないのだ。こういう日本人の無知がある限り、日本と韓国の友好は成立しがたい。
そして、この問題を解決するためのキーワードが、「韓国における東西の対立」なのだ。
【 追記 】
人口は下記。(出典:ChatGPT)
慶尚道
- 慶尚北道: 約2,660,000人(2023年)
- 慶尚南道: 約3,340,000人(2023年)
- 全羅北道: 約1,790,000人(2023年)
- 全羅南道: 約1,820,000人(2023年)
慶尚道の合計人口は約6,000,000人、全羅道の合計人口は約3,600,000人になります。
なお、(ソウルがある)京畿道の人口は 1341万人 (2020年)。韓国の総人口は 5163万人(2020年)。
ちなみに、東京+横浜 の都市圏人口は 3,790万人で世界1位。