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太陽光給湯
太陽光給湯というのは、エコキュートのこと。太陽光発電で作り出した電力で、給湯する。ただの給湯ではなく、エアコンと同じヒートポンプ方式なので、使ったエネルギーの何倍もの熱利用ができる。うまい方式だ。
また、太陽光発電と組み合わせることができるので、汎用性が高い。近年では人気が高いそうだ。なるほどね。
→ 太陽光は「売る」より「使う」がお得 自家消費のカギは昼間の給湯機 :朝日新聞
私が思ったことは、こうだ。
「ヒートポンプ式ということであれば、エアコンと組み合わせるといいのでは? 室内を冷やして、給湯器の水を温める。これなら、室内を冷やすのと、給湯器で湯をつくるのとが、一石二鳥となる。便利だ」
こうすれば、効率的になると思えるが、手間がかかるのが難かもしれない。どうでしょうね。省エネのために、一肌脱ぐ企業は現れないか?
太陽熱温水器
太陽熱温水器もある。これはエネルギーの利用効率が高いので、お薦めだ、と記したことがある。
→ 屋根に太陽光パネルを載せるな: Open ブログ
しかし現実には、太陽熱温水器は、普及率が高まるどころか、どんどん下がっているそうだ。それはどうしてかというと、給湯しか使えない太陽熱温水器よりも、発電も給湯もできるエコキュートが人気なので、太陽熱温水器はシェアを食われてしまったらしい。
→ 【藤本健のソーラーリポート】ガス代が月1,800円! メリットが多くても「太陽熱温水器」が普及しないワケ - 家電 Watch
これは、「屋根の奪い合いで負けた」とも言えそうだ。ただ、この記事では、太陽熱温水器にエールを送っている。むざむざ衰退するのも好ましくない、という思いがあるようだ。
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一方、私は前に、次の話もした。
太陽光発電と太陽熱温水器を合体して、ハイブリッド型にするといい。太陽光エネルギーを有効利用できる。
具体的には、こうする。
「真っ黒な太陽光パネルを設置するが、太陽光パネルの裏側には、水のパイプを張り巡らす。このことで、太陽光パネルの冷却水とする。この冷却水は、パネルを冷却すると同時に、自分自身は温まる。その温まった水を、温水として利用すればいい」
( → 太陽光 + 太陽熱 で効率向上: Open ブログ )
これは1年前のアイデアだ。実現してもよさそうなものだが。
太陽熱温水器を屋上に設置するのはやめた方が良いと思います。庭ならOKです。能登地震で重い瓦屋根の家がくしゃくしゃにつぶれています。これからの住宅は地震でつぶれず200年持つように、設計、施工、維持するべきです。