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自民党の支持率は超低迷なのだから、自民党の議席数は大幅減になってもよさそうなのに、結果はその逆だ。どうしてこうなった?
謎があれば、謎を解明したくなるのが、Openブログ。そこでさっそく調べてみると……
→ 沖縄県議会議員選挙、宜野湾市選挙区の新議員決まる : 読売新聞
この選挙区では、1位が与党で、2、3位が自民。しかし4、5位は与党で、その合計票数は2位よりも多い。つまり、共倒れをしている。議席数が3のところに、与党議員が3人も乱立したから、共倒れで、議席を減らしてしまったわけだ。「欲張りはかえって損する」という見本か。
どうせ同様のことが他の選挙区でも起こっているのだろう……と推測して、 Twitter で「沖縄 共倒れ」を検索してみたら、やはり、「共倒れ」を指摘する声が多い。あちこちで同様の結果があったらしい。
結論。
与党の敗因は、乱立による共倒れ。選挙調整ができなかったことによる。特に、立民は、得票率もあまり高くないので、与党系の他の候補者の足を引っ張るだけだった。
簡単に言えば、立民が他の与党系候補者の票を奪ったから、その票が減って、かわりに自民党の候補者が当選したわけだ。立民による妨害工作が、自民党勝利の理由だったことになる。
単純に言えば、泉健太が馬鹿すぎるので、沖縄では与党が負けた。票では多くても、議席では少なくなった。「おれが、おれが」と立民が威張ったせいで、自民が大幅に勝つ結果になった。
自民 「相手の党首が馬鹿だと、選挙は楽だぜ。相手が勝手に こけてくれる。うひひ」
読んで最初混乱してすぐに理解したのですが、沖縄県議会では、従来は立憲民主党が与党(多数会派)だったのですね。冒頭にそこを書いておかれたほうが親切だったかもしれません(人によっては、国政の与党かと思って混乱してしまう)。
それと、蛇足ながら、「与党」の定義みたいなものは、行政府を与(あずか)る、あるいは行政府に与(くみ)する政党の意味として、政権を担当している政党≠ニいうらしいです。地方議会は、国会とは違って議員内閣制ではないので、この「与党」という言葉を「多数会派」とか「第一会派」みたいな意味で使うのは、ふさわしくないかもしれません。
地方自治体ではあくまでも、
・行政を与(あずか)っているのは「首長」。
・行政の執行機関(行政府的なもの)は、各都道府県や各市区町村という「組織全体」(国でいえば官庁)。
・議会は、首長をトップとする自治体の行政に対して、助言をしたり監視を行う役割はあるが、条例や政策を定めるという立法機関の役割が本来(国でいえば国会)。
となりましょうか。いってみれば、地方自治体は、形式上は、日本の国とは違って「三権分立の理想により近い」ということになるかもしれません(行政のトップたる首長を有権者が直接選べるという点でも)。
それと、これは単なる勘違いですが、選挙以前の県政与党は、平和ネット、共産、南風、立憲おきなわ、社会大衆党の連合なんですね。立憲系が第一党ではないようで、こちらも重ねて失礼しました。
> (革新系の知事を支持する)与党
というカッコ説明を加筆しました。