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ChatGPT で翻訳
ChatGPT で翻訳するには、次のように入力する。
次の英文を日本語に翻訳してください。>
このあとは > のあとに、適当に例文を貼りつければいい。あとは回答が出るのを待つだけだ。
注意点は、字数だ。字数の制限があるので、あまり長い文章は使えない。入力文と回答文の合計で字数が決まるが、使うサービスごとに字数が異なるので注意。また、無料プランと有料プランとでも、字数が異なる。
どのサービスがいいか?
1カ月ぐらい前なら、Microsoft の Copilot が高精度で好ましかったが、無料プランだと字数がちょっと足りないというのが難点だった。本家の ChatGPT は、使いやすさでは上だったが、無料版は ver 3.5 で精度が低いのが駄目だった。
最近では、本家 ChatGPT の無料版が ver 4o になって最高精度となっている。精度の点でも、字数の点でも、Copilot をかなり上回っている。ゆえに、ChatGPT-4o がお薦めだ。
他に、Gemini や Perplexity もあるのだが、ChatGPT-4o に負けるようだ。(ただしこの点は検証が不十分であり、断定はしない。)
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文体の指定もできる。最初に次のように設定するといい。
あなたは***の専門家です。次の英文を日本語に翻訳してください。>
ここで、翻訳者(AI)の能力を規定する。たとえば、次のように。
・ コンピュータの専門家
・ 物理学の専門家
・ 中世歴史の専門家
・ アニメの専門家
・ 洗練された文章を書く文芸家
・ ありふれたジャーナリスト
このように執筆者の能力を規定することで、最終的な出力となる文体を規定できる。
特に、ジャーナリスティックな文章でなく、学術的な文章をほしい場合には、そうなるように翻訳者の能力を規定するといいだろう。
ChatGPT で校正
ChatGPT で校正するには、次のように入力する。
次の文章を校正してください。>
このあとは > のあとに、適当に例文を貼りつければいい。あとは回答が出るのを待つだけだ。
注意点は、字数だ。字数の制限があるので、あまり長い文章は使えない。入力文と回答文の合計で字数が決まるが、使うサービスごとに字数が異なるので注意。また、無料プランと有料プランとでも、字数が異なる。
どのサービスがいいか? どれでも大差なさそうに見えるが、試してみたら、大差が付いた。
性能は ChatGPT 4o が圧倒的に優れている。これのみが、実用に十分に足りる出来映えだ。
これ以外のAIは、実用レベルに足りない。Copilot も Gemini も、レベルがかなり落ちる。これらの校正機能を使うくらいなら、MS-Word や 一太郎の校正機能の方が役立ちそうだ。
一方、ChatGPT 4o の校正機能はレベルがとても高い。ちょっと試したところでは、MS-Word や 一太郎の校正機能よりも、ずっと上のレベルに思える。
実際には、それぞれの得意・不得意がありそうなので、ダブル・チェックみたいに、すべての校正サービスを併用すればいいのかもしれない。
しかし、どれか一つで済ませるのなら、 ChatGPT 4o の校正機能だけを使うのでも足りるだろう。
私がお薦めするのは、マスコミ(ネット記事を書くネットサイトや新聞社や雑誌社など)が、ChatGPT 4o の校正機能を使うことだ。なぜなら、現状では、校正ミスの誤変換がときどき目に付くからだ。校正ができていないんですね。恥ずかしい。
そういうときには、ChatGPT 4o の校正機能を使って、チェックしてもらうといいだろう。
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なお、私が試しに使った事例は、次の例文だ
・ ◯◯の元、
・ ◯◯の下、
ここで、◯◯ というのは何らかの漢字だったが、忘れた。そのあとに来るのが「元」というのが、誤変換。正しくは「下」。読みはどちらも「もと」。
これは誤変換(誤字)である。だから、これを校正してほしい。そこで、各種のAIでチェックしてみたが、正しく指摘したのは ChatGPT 4o だけだった。他のAIは全滅だった。それどころか、間違っていない文章を間違いだと指摘するAIもあった。
[ 付記 ]
制限字数がどれだけかは、そのAIに質問すれば教えてくれる。そういうことは、私に質問しないで、AIに質問しよう。それがコツだよ。
[ 余談 ]
ChatGPT とフランス人に向かって言うと、怒られるらしい。chat は、英語では おしゃべりのことだが、フランス語では猫のことだ。cat ですね。